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円卓の騎士ガウェインが、謎に満ちた探求の旅へ―
アーサリアンポップの傑作が今、蘇る
『五月の鷹(The Hawk of May)』を復刊したい!

発起人 「五月の鷹応援団」シオンよりお礼のメッセージ

 このたびは、アン・ローレンス『五月の鷹』のクラウドファンディングにご支援やご協力をいただき、ありがとうございました。心より、感謝申し上げます。

 昨年の10月15日から始まったこのクラファンは、開始直後から大きな盛り上がりを見せ、僅か13日目にして支援率100%を達成しました。また、その後に設定されたセカンドゴールの150%、そしてサードゴールの200%をすべて期間内に達成した後、最終日にもその勢いは衰えず、多くの方に見守られながら、1月13日に幕を閉じました。
 最終的な達成率は236%、支援者数は878人、支援総額は5,446,740円となりました(いずれも、サウザンブックスのプロジェクトでは最高記録だったそうです)。

 約90日間続いたクラファンのなかでは、原書の挿絵の完全収録や小冊子の詳細についての追加の発表があったり、「セカンドゴール・初版がハードカバー仕様に」の決定や、そして「サードゴール・音食紀行(アサめし)×『五月の鷹』コラボによる五月の鷹レシピ動画を制作」の決定などもあり、復刊が決まった後も色々と楽しみの増すクラファンになったのではないかと思います。

 また、期間中、『五月の鷹』の企画ページには、実に347人の方からコメントをお寄せいただきました。
 「ずっと読んでみたいと思っていた」「子供の頃に読んで大好きだった」「絶版で諦めていた」「金マビから興味を持った」「初めてのアーサー王の本に」「クラファンページを見て興味を持って」――。
 支援者の方々がそれぞれの切っ掛けでこの企画を知り、様々な思いを胸に参加してくださったことが感じられて、何度読み返しても幸せな気持ちになるページです。クラファン期間中は、その一言一言に背中を押され、大きな力をいただいて参りました。
 私がこのクラファンの中で、この本の復刊と同じくらい嬉しかったのは、『五月の鷹』の復刊に歓呼の声を上げ、喜びを分かち合ってくださる方の存在を確かに感じたことでした。

 この企画を心から応援し励ましてくださる方、復刊を楽しみにしてくださっている方がいたからこそ、『五月の鷹』企画は、ここまで走り続けることができました。
 この作品の復刊は、これまでこの企画に参加され、関わられた全ての方々の力が合わさったからこそ、実現できたのだと心から思います。

「五月の鷹を、だれにでも手に取れる形で、色々な方のもとに届けたい」

 あの日。緊張と期待に震える手で、サウザンブックスに最初のメールを送ったのは、今からおよそ一年ほど前のことでした。
 あれから本当に色々なことがありましたが(新型コロナウイルスのことも含めて)、その向こうには、あの日の私には想像もできなかったほど素晴らしい未来が広がっていました。
 多くの方の思いを受け、このたび復刊することが決まった『五月の鷹』を、最高の形で皆様のもとへお届けできるよう、心機一転、発起人として一層励んで参りたいと思います。

 『五月の鷹』の刊行は、今秋以降を予定しています。
 ガウェインが愛馬グウィンガレッドにまたがり、愛犬ゲラートを連れて、皆様のもとへと辿り着くまでの新たな旅路を、温かく見守っていただけましたら幸いです。


2021年1月18日
『五月の鷹』応援団 シオン

 

 

2021/01/18 15:09