こんにちは!発起人のシオンです。
『五月の鷹』復刊企画の開始から、約3週間が経ちました。多くの方に背中を押していただき、エールを受ける中で早くも復刊が決まり、感謝を胸に情報発信に勤しむ毎日です。
皆様からの多大なお力添えに、改めて、感謝申し上げます。
さて、今回は、プレミアム小冊子の内容について、ご紹介したいと思います!
既にお知らせしていた部分もありますが、初出しの情報もかなりあるので、是非、お読みいただけましたら幸いです…!
(※小冊子の内容についてはまだ企画段階で仮のところもあるため、内容が一部変更となる可能性がございます)
☆プレミアム小冊子内容紹介☆
○漫画家・山田南平先生による書き下ろしショートコミック
山田先生の漫画『金色のマビノギオン』のキャラクター(ガウェイン・オークニー一族・ケイ)が『五月の鷹』の名シーンを演じる14ページのショートコミックで、他では公開されない完全限定作品です!
初めてこの漫画のサンプルを見せていただいた時は、大好きな先生の美しい絵で大好きな物語が描かれていることに、本当に心が震えました。
五月の鷹×山田南平先生って、それはもう間違いなく鬼に金棒です。しかも、山田先生が『五月の鷹』の大ファンであることも同時に知り、嬉しさのあまり泣き出しそうになりました。
ペン入れ等を終えた冒頭部分がサンプルとして上がっていますが、実はこの部分は『五月の鷹』の冒頭の場面とリンクしています(クラウドファンディング期間中に、冒頭部分の試訳が公開されると思いますので、良かったら見比べてみてください)。発起人は、文章で読んでも大好きだったこのシーンが、ますます大好きになりました。
『五月の鷹』ファンにとっても、大好きな小説が美麗な漫画になっている夢のようなショートコミックですし、『金色のマビノギオン』のファンとしても思わずによによとしてしまうようなやり取りがあり、何重にも美味しい漫画だと思います!
○スペシャルゲスト!!山田攻先生の寄稿(内容は未定)
山田攻先生は、企画ページでもご紹介した通り、私が『五月の鷹』と出会う切っ掛けとなった先生です。
『いかアサ』(岡本広毅・小宮真樹子編『いかにしてアーサー王は日本で受容されサブカルチャー界に君臨したか』みずき書林、2019)をお読みになった方には、あの「エキスカバリー※」の先生と書けば通じるかもしれません。
(※山田攻先生が、アーサー王の剣の表記がエクスカリバーではなくエキスカバリーとなっている作品を紹介されていたことから。語感が面白くて耳に残ります)。
先生は、こちらの本に「明治・大正アーサー王浪漫――挿絵に見る騎士イメージの完成過程」という題で寄稿されていました。
最初にそのタイトルを見た時は「難しそうだなあ」と身構えたのですが、いざ読み始めてみると、一風変わった姿のアーサー王や円卓の騎士の挿絵に抱腹絶倒、先生からの的確な突っ込み(指摘)と文献紹介に導かれて、かつての挿絵画家たちの苦労も偲びつつ、軽妙な語り口にすらすらと読み終えたことをよく覚えています。
そしてまた、私が『五月の鷹』の存在を知ったのは、『いかアサ』の執筆者紹介で山田攻先生がこの作品を紹介してくださったからでした(この経緯については、企画ページでも書いています)。
『いかアサ』と山田攻先生は、本文は勿論のこと執筆者紹介でも、アーサー王の世界に足を踏み入れるためのヒントを与えてくださった、恩人のような存在です。
この企画が始まる最初の切っ掛けを与えてくださった山田攻先生に、『五月の鷹』復刊記念のご寄稿をお願いできることを、心から嬉しく思います。
先生の素敵な文章に再び出会えることを、発起人も、今からとても楽しみにしています。
○『五月の鷹辞典』(仮)
実を言うと、『五月の鷹』の作中に散りばめられたアーサー王の世界等にまつわるモチーフなどを、辞典的に纏めたようなコンテンツを企画しています!!
『五月の鷹』は、アーサー王の世界の前知識がなくとも十二分に楽しい作品なのですが、何気ない描写にはこんな意味があるのかも…と深堀して楽しむのも面白い作品です。
映画のDVD等の副音声についてくるオーディオコメンタリー(音声での解説)のような感覚で、隠れた裏話を気軽に楽しんでいただけるような内容を目指したいなと思っています。
なお、この辞典コンテンツの執筆は『いかアサ』のコラム「沈め! アーサー王物語の沼」を担当された椿侘助さんにお願いしています。
椿さんは、『金色のマビノギオン』のおまけ漫画などでもお名前が挙がっているので、読者の方の中でご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
アーサー王物語の作品は邦訳になっていない作品もかなり多いのですが、椿さんはそうした未邦訳の作品も色々と読み込まれていて、ご自身のブログでも様々なエピソードを紹介されています。そして『五月の鷹』の大ファンであり、魅力的な文章を書かれる方なので、私自身も椿さんの書かれる項目をとても楽しみにしています。
また、この辞典コンテンツには助っ人としてシオンも微力ながらお力添えをさせていただきます。
個人的には、騎士(椿さん)と従者(シオン)の気持ちで臨みたいと思っています。気分は、探索に出かける騎士一行。
物語の旅から戻ったら、椿さんとともに皆様に素敵な報告ができるよう、準備を進めて参りたいと思います!
※補足 「書籍のコースにしていたんだけど小冊子付きのコースの方に変えたい」という場合は、(https://greenfunding.jp/thousandsofbooks/projects/4207)の右上の顔アイコンからマイページにログインをすると、アップグレードができます。
☆サインコースやプレミアム小冊子コース等の各コースと、着せ替えのオリジナルカバーの特典は、クラウドファンディング期間中のみの受付です。
『五月の鷹』復刊企画について、今後とも、情報拡散や周知にお力添えをいただけますと幸いです…!☆
『五月の鷹』応援団 シオン