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イノベーション・プロジェクトでよくある躓きを乗り越え
成功に導く実践的なガイドブック
『The Innovation Maze』を翻訳出版したい!

THE INNOVATION MAZE One Day workshop 開催レポート

2019年12月1日に、THE INNOVATION MAZE One Day workshopを開催しました。
集まってくれたクルーは7名。BMIAの会員になって、いろいろな気づきを得て、起業された方、新たなキャリアのために退職をされた方、少しでも今いる会社を良くしようと、自らがファシリテーターを買って出てイノベーションに取り組んでいる方、コンサルタントとして依頼元の企業のイノベーションを促す方など、イノベーションをうまく進めるためにはどうしたらいいのか?という問いをいつも抱えているメンバです。

 早速、イノベーションを遮る14の要因から一つをドット投票で選びます。選ばれたのは「内部のサポートがない」です。次は、この問題の解決策をストラクチャード・ブレインストーミングで創出していきます。わずか数分のうちに何十ものアイディアが出現します。みんなの総意で選ばれたのは「社長のサポートを得る」でした。Gijs Van Wulfenも「経営幹部がYesと言わない状況では絶対にイノベーションはやるな」と言っています。この手法はみんなが感じている問題を共有し、その中で最も重要な問題をあぶり出し、チームの知恵を絞り出してその解決策を民主的に選んでいくというチームビルディングでも使える手法です。そして「THE INNOVATION MAZE」の内容です。イノベーションは10のやることがあり、4つの起点①アイディア、②顧客の課題、③技術、④ビジネス創出で、やることの順番が違うのです。その中の一つのタスクでは、私自身が経営改革のために全社へのSalesforceの導入例を共有しました。タイミング、リーダー、チーム、ルートどれが一つ欠けていてもうまく行かない。事例があると、その深さや難しさにリアリティが生まれます。単なる手法の伝授ではなく、実体験に絡めたことでイノベーションの難しさ、それ故に意味と価値があることを実感いだだけた一日だったと思います。

プロジェクト発起人 三宅泰世



 

2020/01/20 13:57