6月3日にスイスの科学誌 Fronties in Neuroscienceに掲載された、国立環境研究所の前川氏、佐野氏らの論文によれば、胎内及び授乳期のネオニコチノイド系殺虫剤アセタミプリド曝露により、オスのマウスに、成長後不安行動異常などの各種行動異常を示すことが明らかにされました。
http://home.e06.itscom.net/chemiweb/ladybugs/indexinf.htm
世話人らは、記憶障害、指の震え、心電図異常、頭痛などの症状が同時に起きて受診した子供を含めた日本人数十人の尿から、アセタミプリドの代謝物を高率に検出したことを昨年11月に論文発表しました。アセタミプリドは果物や茶飲料などの食品から摂取されたと推定されています。
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0142172
また、同じ症状の患者さんから、同じくネオニコチノイド系殺虫剤であるチアメトキサムが検出されています。チアメトキサムはシロアリ駆除材として現在最もポピュラーなものです。