森を再生しようと思って入っていったら、
必要なのは僕らの再生だと気づいた。
近代社会の方法論の行き詰まりが明白になってきた背後で、次の社会のことを考えて実践してきた人たちが存在感を大きくしています。
ふじいもんは、高校2年生のときに、今の社会には未来がないことを予感し、それ以来、次の社会のために学び、実践してきた人です。
このような未来社会の実践者が、その経験を踏まえて「次の社会の教科書」を書いていく出版プロジェクトをやっていきたいと思います。
ふじいもんの書籍は、その第一弾です。
未来社会を共に考えるみなさんのご支援をお願いいたします。
出版プロジェクト発起人 田原真人
田原真人さんの呼びかけにより、今回の出版プロジェクトが発足しました。
田原さんは、 「新しい出版は、マーケットを見て売れそうな内容を書くのではなく、自分自身を掘り下げて、 自分の経験を統合して生きた証を書くものになるだろう」と言われました。
今回の本は、まったくその通りで、マーケット的にはまったく売れそうにない内容で、どこに需要があるのかわからず、 ただ自分自身を掘り下げ、僕がこれまで生きてきた経験を統合し、生きた証を記すような内容になりました。
僕が森に出会うまでの変遷と、森と出会ってからの人生観や世界観や社会観の変化と実践について、 そしてそこから見えているこれからの社会の姿について、書きました。
この本を読んだ方がどんな感想を抱くのか、どのような変化が起こるのか、起こらないのか、それはまったく未知数ですが、 新たなチェレンジと出会いにワクワクしています。
いつの日か、この本を読んだ方と、これからの社会についていろいろ語り合うことが出来たら素敵だなと思っています。
そんな夢を現実にするために、この度クラウドファンディングを立ち上げました。
よろしければご支援やシェアなどしていただけたらありがたいです。
そして、一緒に、森と世界と社会と経済と文化を、再生していけたら嬉しいです。
『森の再生は僕らの再生』
<目次>
はじめに
第1章 2つの世界
1ー1 滅びゆく世界と生まれくる世界
ヒストリー1 石の心を撮る
1ー2 民主主義の未来、多数決と合意形成
ヒストリー2 路上でコーヒーを売る
1ー3 TWO LOOPSの橋を逆向きに渡る
ヒストリー3 韓国を一周歩く
第2章 森が人類を救う
2-1 森との出会い ヒ
ストリー4 市議会議員に立候補する
2-2 資本主義から森本主義へ
2-3 民主主義から森主主義へ
2-4 下流意識から上流意識へ
2-5 森の思想が人類を救う
第3章 1000年後の世界のために
第4章 私たちはどう生きるか
おわりに
北村嘉代子さんが、表紙のデザインをしてくれています。
この本の1章には、僕のこれまでの人生の歩みについて書いています。
高校の2年の時に、この世界の終焉を直感し、既存のレールに乗らないことを決め、そこから試行錯誤・暗中模索で生きてきた歴史を4つのパートに分けて書いています。
ヒストリー1 石の心を撮る
ヒストリー2 路上でコーヒーを売る
ヒストリー3 韓国を一周歩く
ヒストリー4 市議会議員に立候補する
それは決してサクセスストーリーではなく、そうとしか生きてこれなかった、ただその時の直観に従ったらこうなった、という感じで、読んだ人の参考になるかどうかも、共感を得るかどうかもわかりませんが、
こうとしか生きていけない、こう生きていかなきゃいけないと思っている人には、こういう生き方もあるんだな、と、肩の荷が下りるような効果はあるかもしれません。
人生はまるで旅のような巡礼のようなもので、何が起こるかわからないし、目的地もなく、その日その時に起こることがすべてで、
その人生の中で、僕が出会ってきたものと、そこから感じたことを、読んでくださった方にお届けできたらと思って書きました。
この本を読んでくださった方が本を通して僕と出会っていただけたらありがたいですし、その方とまたどこかでお会いし、そこからまた何かが起こっていくことが無上の喜びです。
ぜひクラファンを通じてご予約いただき、お読みいただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
僕は高校2年の時に、このままいけばこの社会は滅びるという直観を得て、
そこから様々な模索をしてきたことを1章に書いていると前回の投稿でお伝えしました。
そして、2001年9月11日のニューヨーク同時多発テロをきっかけに、資本主義の問題に気づき、
環境問題も、戦争も、格差も、生きづらさも、資本主義が生み出しているんだと思い、
行き過ぎた資本主義を止められるのは民主主義だと、市民活動をしたり、自分自身が議員になって政治参加をしたりもしてきました。
議員になってみて、特に日本ではまだ発揮されていない民主主義の可能性がることに気づき、そこはこれからも広げていきたいと思っていますが、
しかし重要なのは、資本主義や民主主義といった制度やシステムではなく、それを使う私たち人間の側の意識や認識だという結論に至りました。
それが今回の本の根本のところです。
どのような認識かというのを、一言で言うと、「私たちは森である」という認識です。
私たちは、森の恵みである空気を吸い、水を飲み、食べ物を食べ、菌と共生しています。
私たちは100%森に依存している存在です。
森が滅びれば私たちも滅びます。
高校の時に直観したこの世界の滅びの原因は、資本主義ではなく、この認識の欠如だということに気づいたのです。
そして、私たちが森であることを認識して、森全体のために運営する経済や社会を、
「森本主義」、「森主主義」と名付け、それぞれについて、事例なども踏まえながら本の中に書いています。
ぜひいろんな方に読んでいただき、そこから様々な対話をしながら、これからの社会について考え行動していけたらと思っています。