異次元の高齢社会の到来は、現在の高齢者の問題だけではありません。それは世代を超えた社会全体のテーマです。そして100年人生をどのように生きるかという問いは21世紀の日本、そして世界の課題です。 人類はじめての人生100年時代は、広い世界認識、深い時代認識に支えられた「人生観」、つまり「知の再武装」で乗り切るほかはありません。日本が先頭を走る超高齢社会では、高齢者はコストサイドに甘んじることなく、自立と自律の精神を携えた社会変革の主体としての意識を持つ必要があります。 現在、社会課題を解決するさまざまの活動が展開されています。シニアのさまざまな形での社会参加、さらに社会参画を通じて、生きがいと社会貢献を両立していくしくみを設計することが、急速な人口減少社会を迎える21世紀の日本にとって重要なカギとなります。その道をさぐることこそが日本の希望となります。そういったムーブメントを起こし、支援する目的で雑誌「アクティブ・シニア革命」を刊行します。
NPO法人知的生産の技術研究会 久恒啓一
異次元の高齢社会の到来は、現在の高齢者の問題だけではありません。それは世代を超えた社会全体のテーマです。そして100年人生をどのように生きるかという問いは21世紀の日本、そして世界の課題です。
人類はじめての人生100年時代は、広い世界認識、深い時代認識に支えられた「人生観」、つまり「知の再武装」で乗り切るほかはありません。日本が先頭を走る超高齢社会では、高齢者はコストサイドに甘んじることなく、自立と自律の精神を携えた社会変革の主体としての意識を持つ必要があります。
現在、社会課題を解決するさまざまの活動が展開されています。シニアのさまざまな形での社会参加、さらに社会参画を通じて、生きがいと社会貢献を両立していくしくみを設計することが、急速な人口減少社会を迎える21世紀の日本にとって重要なカギとなります。その道をさぐることこそが日本の希望となります。そういったムーブメントを起こし、支援する目的で雑誌「アクティブ・シニア革命」を刊行します。
私たち日本人は、人口に膾炙している「孔子の人生訓」に影響を受けてきました。このマガジンでは、人生100年時代にふさわしい「新・孔子の人生訓」を提言します。2500年前の中国の孔子は、志学(15歳)、而立(30歳)、不惑(40歳)、知命(50歳)、耳順(60歳)、従心(70歳)との人生訓を遺しました。21世紀の今日、わたしたちは人生100年時代を迎えようとしています。そこで人生50年時代の孔子の人生訓を1.6倍にすることを提案したいと思います。50歳までを「青年期」、65歳までを「壮年期」、80歳までを「実年期」、95歳までを「熟年期」、110歳までを「大人期」、そして霞を食って生きる120歳までを「仙人期」と名付けたいと思います。
50歳までの青年期を終えて、65歳までの壮年期、80歳までの実年期、95歳までの熟年期以降を、をアクティブに生きることが期待されます。彼らをアクティブ・シニアと呼び、この新・孔子の人生訓で人生100年時代を上機嫌で乗り切っていこうではありませんか。