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メディアが何をしたか? Part2

新刊通信(7)近況報告

 私は70年代に「ロッキング・オン」「ポンプ」という読者参加型の雑誌をやっていたことが人生を決定させた。特に「ポンプ」はプロのライターに原稿依頼するのではなく、普通の人たちの投稿を集めるので、さまざまな仕掛けや、お題を出していった。例えば。●月●日の●時に、見えてる写真と思ったことを投稿してくれ、という「イマココ」企画をやった。今では、当たり前の感覚だろうが、1979年ぐらいに「イマココ」という言葉はどこにもなかった。そういうことを考えるのが旧来型とは違う、ネットワーク編集者だと思っていた。

そういう修行を経てきているので、今のインターネット環境を見ると、すべての人が投稿者のように見える(笑)。どういうネタや仕掛けを用意すれば、人が集まるのかということを日々、考えている。普通ではつまらんだろう。

「しらすし会」(よく知らない人と寿司を食う会)もそんな発想の一つ。2月4日は私の誕生日だが、しらすし会の、よく知らない人が集まって祝ってくれる予定。

さて、本書の執筆ですが、やること多くて、なかなか進まない(笑)書く内容は、頭でどんどんわいてくる。2月18日に蜃気楼大学と出版パーティを同時に行います。蜃気楼大学はすごいイベントだよ。時間ある人は、ぜひ、参加してください。

「蜃気楼大学」(講義フェス)受講券

本の方は、出版パーティの時に、どこまで渡せるか分かりませんが、完成した本は後日、郵送します。現在、40人の方に支援してただき、18万円なんですが、50万あると一般書籍の印刷代くらいになります。きちんとデザインして一般書店で販売するには100万円は必要になります。50万以下でしたらオンデマンド印刷で必要部数を印刷してみなさんに送る予定です。

ご友人の方に、「橘川の新しい本、おもしろそうだよ」と口コミよろしくおねがいします。

楽しいこと、たくさんやりましょう。

2023/01/27 10:23