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 橘川幸夫の新刊「参加型社会宣言」(仮)プロジェクト

原稿執筆状況報告0227

原稿執筆状況報告0227


なかなか、苦労しています。
これまで、noteなどで、その都度、時事ネタをたくさん書いてきたので、
それらをまとめればすぐに本になるな、と気軽に考えていたのですが、「企画書」の最新バージョンというコンセブトで行こうと思ったら、そうはいかない。もういちど「企画書」を書いた、1980年に戻って考えている。

70年代に、ずっと、ロッキング・オンで一人だけ音楽にこだわらずに社会的な出来事を論評してきた。それをまとめて本にしようと思ったのだが、まとめはじめたら、そうした原稿を、つなぐ「筋」のようなものが見えてきて、それを書き下ろした。それが「よはとつ図形」などの原稿になった。

今回も、その「筋」を見つけなければならない。「よはとつ図形」の最新版をまとめなければならない。いくつか、漠然と「筋の筋」は見えてきたので、いけると思う。川田十夢が「橘川は、本質という言葉を使わないで本質を語る」と評してくれたが、他にも、いくつか「使わないで語りたい言葉」がある。楽しいけど、エネルギーのいる作業だ(笑)

川田十夢の10年前の解説

デメ研の事務所が引っ越しすることになり、片付けをしていると、いろんな想い出が出てくる。ノスタルジーで後ろ向きになってしまうと、前向きな原稿が書けなくなる。原稿を書くというのは、いたしかたなく戦闘なのだと思う。戦闘態勢に入るしかない。

デメ研、引っ越すってよ。

しかし、クラウドファンディング出版は、いろいろ発見が多い。
これまでも原稿を書く時は、見えない人たち(読者)に向けてのラブレターだと思って書いてきたが、単行本になると、それ以前に、発行してくれる出版社の思惑を忖度しながら書いていたことが分かる。忖度なしで、売れようが売れまいが関係ねぇ、と言い切れるところで書く原稿は、どうなるんだろうか(笑)自分でも楽しみ。


 

2020/02/27 10:08