「森を見る力」(2014年 晶文社)から6年。橘川幸夫の新刊発行のためのクラウドファンディングを行います。「ロッキング・オン」「ポンプ」などの参加型雑誌創刊から、インターネットの時代を迎え、現在は「未来フェス」という参加型トークライブフェスを各地で展開しています。本書は、そうした活動の現場で考えた論考です。
「企画書」(1981年 JICC出版局)「メディアが何をしたか?」(1984年 ロッキングオン社)から、遠く離れて2020年。これまで、たくさんの書籍を出してきました。ただ、僕の場合は、新刊も、常に最初の本のバージョンアップという認識でいました。あるいはバリエーション展開だと。つまり、人生で一冊だけ本を出したのです。今回の本も、その最新バージョンということになります。この6年間で、見たこと感じたこと考えてきたことを凝縮します。もう戦後の出版流通による書籍発行は、僕のような者には限界に来ています。今回は既存の出版社に頼らないので、皆様のご協力をお願いします。
●仕様案
四六版変形。300頁前後。
定価・2300円
タイトル 参加型社会宣言
サブタイトル 22世紀のためのコンセプトノート
インターネットの登場により、土地資本制の社会構造が根本的な変化を促しています。本書は、来たるべき本格的な情報化社会において、どういう社会的シクミやサービスが可能なのかをプランニングした本です。
読んでくれた人と一緒に具体的に未来を創造する作業に入れたり、私の発想を勝手に具体化してくれる人が現れることを夢見て、原稿執筆を行っています。
本書は、1981年に発行した「企画書」(1999年のためのコンセプトノート JICC出版局)を、2020年にバージョンアップしたものです。
まえがき
第一編 企画趣旨
第一章 若者たちに見えているもの
第二章 流れゆくもの
第三章 メディアとは何か
第四章 参加型社会についての個人的体験
第五章 インターネットの意味
第六章 よはとつ図形2020
第七章 コロナ渦以後の社会に向けて
第八章 人類の道
第二編 企画提案書
第一章 ネット
記憶の骨董屋
心眼眼鏡(フォト・コミケ)
Facebookダ・カーポ
炎上しない掲示板
ソーシャル通販
第二章 出版
レコメンド・ブックコンテスト
RADAR(レーダー)
学ぶ出版サービス
電子出版バンド
コンテンツお仕立券
共同クラウドファンディング出版
第三章 金融
JASRACインキュベーション・プログラム
君の力(Kimino-Chikara)
未来税金
Kitcoin
未来フェス・クラウドファンディング
第四章 施設
音の図書館
未来図書・創造会議
小さな図書館
教育美術館
公私融合空間店舗「まざりや」
コインランドリー・コミュニティ
第五章 国際
アジア交流図書館
アジア子ども未来研究所
P2P国際観光協会
第六章 教育
無限教師
「みんなで育てる学びの場」共同機構
リフーラス型コミュニティ・スクール
非常勤講師養成講座
コンセプトバンク(Mastodon型・講師バンク)
ODECO
第七章 未来フェス
未来フェス
記憶の未来フェス
Heart party
大喜利シンポジウム
会社学校
社会実装ハウス
第八章 コロナ渦の企画書
予約購入による災害者支援
客が支える飲食店支援
おしゃべり放送大学(次世代ラジオ)
オンライン音楽フェス(次世代MTV)
ドレミング・シティ
チューブ・シティ
アフターコロナ総研
第九章 参加型社会宣言
あとがき
時代のテーマと次世代の動きを素早く吸収し、常に進化を続けるロックンローラースタイルの我らが橘川幸夫。 地ベタを這いずり回る行動力と、未来を見つめる鳥瞰的なまなざしと、そこから紡ぎ出される名言の数々は見逃せない。
今から30年近く前にオリジナル版「企画書」を初めて読んだ時、「私がやりたいこと、やるべきことが、ここに書かれている」と衝撃を受けたことを思い出しました。そこから私の人生が急展開を始めたのです。
私が新しい大学で起業家教育に挑戦する時に出る橘川さんの新しい「企画書」。これから10年で私が成し遂げなければならないTO DO LISTを提示されているようです。
橘川さん、いつも先を走ってくれてありがとう。
オリンピックイヤーである2020年に橘川さんの6年ぶりの新作を読めることに今からワクワクしています。しかもテーマは教育というので、これはザワザワします。教育といえば、橘川さんが『インターネットは儲からない』の中でネットのコンテンツで教育こそが最キラーコンテンツであるという名言を残されていますが、この本が2001年の6月発刊と約19年も前のことという。まさに慧眼。先を見通す眼力に唸ってしまいます。
20年代に入り、社会はさらに進歩していく様相です。まず世界は5G接続が普通になり、テスラが自動運転を実装し、ついでに火星行きのロケットも開発がはじまり、MRが導入され、量子コンピュータの夜明けも見えます。バイオ3DプリンターにiPS細胞、医療ロボットもさらなる進化をしています。僕らの寿命も10年単位で伸びていくかもしれません。そして、そんな未来を見通す必読の一冊となると感じています。
みなさまのご支援とともに、ぜひともクラウドファウンディングを成功させて橘川さんの出版を早期に実現していきましょう。
僕もいっぱい支援します!
21世紀の企画書の著者を講師として勉強会に招聘してはや45年、思えば随分と長い付き合いになったものだ。新しい企画書の刊行の暁には、今度はアキバテクノクラブでの講演をお願いします。
ご無沙汰してます。お元気そうで何よりです。ぼくはぼくで、いろんなことをやってます。新コロナの影響でてんやわんやしたものの、なんとか世界最貧国ハイチにまでは、行けそうですが、無事に帰れるかどうか。
師匠の橘川幸夫さんは書くことのプロで、これまで様々な本や雑誌を書いて出版してきたが、今回何を思ったのかクラウドファンディングで本を出版することにしたらしい。 師匠はここ数年、なんだか少し気弱であるように見えた。「人生の最後にこれをやる」といった発言が多くて少し心配していたのだが(それでも何もやらないよりはずっと元気だけど。)、次に出す本のタイトルを見る限り、また元気を取り戻したように見える。そのタイトルはずばり「企画書ver2020」。あの1980年に出版された「企画書」の進化版である。 旧バージョンは多旧バージョンは多くの人に影響を与え、この本を読んだことで自分の人生が変わったとか、今この道を歩んでいるのはあの本に出会ったからだ、と言って憚らない人が多数存在する。
その新作書き下ろしがまた出てくるとはね。
企画っていうのは実現しないと存在しないのと同じ。企画書を書くということは、また仲間と一緒にそれらを全部実現するぞ!という師匠の強い決意の表れだと、不詳弟子1号の私は感じるのである。なので、なんだかうれしいと同時に、お前ちゃんとやるんだろうな?受信するばかりでなく、同じくらい皆が発信する新しいネット社会を作るためにちゃんと考えてるんだろうな?という無言のプレッシャーを感じるのだ。
本人からは何も聞いてないし、(まだ)何も頼まれてないけど、まだ出してもいない新刊のタイトルだけで、これだけ僕にプレッシャーを与える師匠はやはり大したものだ。(笑)
クラウドファンディングへの参加は以下。きっと素晴らしい本になると思うので、参加よろしくお願いします。
P.S. 橘川幸夫さんは、熱中小学校の先生もやっていて、今年8月に熱中小学校江丹別分校で授業もしてくださいます。そちらも参加をぜひ!
<人には「よりそう段階」「はじける段階」「とどまる段階」があり、はじけた地点で群れることなくとどまった者同士が、次の「つながる段階」に進める>――
1980年発行の『企画書』の中に描かれた「よはとつ図形」は、人と人との関係にこそ未来があることを鮮やかに見せてくれました。「さぁ!行け」と背中を押された私は、崖からだったか、舞台からだったか、とにかくえいやっ!と飛び降り、時に立ち止まりながらも走り続けています。
自分探ししなんかしている暇はありません。メディアのロックンローラー橘川さんの言葉を胸に、走り出すなら今!
橘川さんの人生の終結に向けた号砲になるのではないかと期待しています。
令和という時代が持つ意味、大きな変革の時が来ていることを橘川流に語ってくれると思います。
かねてより橘川さんの本を読んでいるが、全てが予言書のよう。さてさて、今度はいかなる予言が飛び出すか楽しみです。
お会いした日から、未来を生きる人、教育、若い頃に出逢った人生の師、参加型メディア、そして出版への溢れる愛を感じました。
何年経ってもそれは変わらず、どこまでもフラットな橘川さんの対応で膨れ上がった人脈と、深い思考の上に湧き出す嬉々とした好奇心で、とめどなく拡張を続けているように見えます。
どこかで形になることはあるんだろうかと見ていましたが、2013年誕生に立ち合わせてもらった参加型リアルメディア「未来フェス」が、各地で芽吹き始めましたね。
そして、愛する出版を参加型でやると決めた橘川さんの次の本『企画書ver2020』が、未来に遺すものは大きいことこの上ないだろうと、今から期待をしています。
ライブ感と関係性を常に大切にしている橘川さん。変わることを恐れず、しかし、変わらないものを大切にしている。ロックな人生を歩んできた橘川さんが、何を企てて、どんな未来を予見しているのか。橘川さんの新刊は、ラブレターであり、現代版寺子屋の教科書でもある。今を生きるみんなで手にとって、学び合う教材になることを期待したい。
2020年に出る新刊のタイトルが『企画書ver2020』だそうだ。バージョンというのは改訂版なので普通は骨子は元のままで部分的な変更を加えた本を指す。そうか、『企画書』(1981年,JICC出版局)から40年だから年50回、つまりほぼ毎週改訂版を出し続けた・・・って、んなわけないな(笑)。常識人なら「改訂第二版」が正しいと考えるところだ。しかし、よく見たらホームページに「新刊の書き下ろし」って書いてある。つまり『企画書』というタイトルは同じでも中身は初版とはまったく別な新著なのだ。「新刊は常に最初の本のバージョンアップ」のつもりで書くと言う著者は「人生で一冊だけ本を出した」ことになると述べている。名言だ。タイトル中の「ver2020」にはそんな深い意味が込められていたとはね。買うしかないな。個人の感想です。m(Θ‥Θ)m
橘川幸夫さんの『企画書』は大切な本です。JICC出版局から出た最初の版を発売直後に読み、当時19歳のぼくは多大な刺激を貰いました。約10年後、『クイックジャパン』というサブカルチャーの雑誌を飛鳥新社で創刊したのですが、そのとき参考にしたというか、心の支えになったのが、同書所収の文章(「ジャーナリストは誰だ!」「フィクションの死滅」「モノの見方の数」)だったりしたことを思い出します。いま手元にある『企画書』はメタ・ブレーンから再刊された復刻版ですが、思考が行き詰まったり迷いのあるときなど、見返すとヒントをもらえたりするので、ありがたいですね。いつでも手の届く場所に置いてある”座右の書”だったりします。
「2020年版」刊行のニュースにワクワクしています!
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