【NEWS】
──「描く」がある人生に半歩踏み出して、こころ躍るアートのある生活を──
大人が自由に描く豊かさを取り戻すために、私たちの培ってきた技術を活かす。
「アートクレヨン・プロジェクト」には、ものづくりの会社であるぺんてるのそんな決意が込められています。
長年、学童用画材をつくってきたぺんてるが、大人のための画材をつくることを意外に思われたでしょうか。
そこには、子どもの頃は夢中になって絵を描いていた人も、大人になると、なかなか描こうとはしなくなる──描く自由を失っている、この現状を変えたいという強い想いがありました。
そして、クレヨン=子どもが使うものという前提でものづくりをしてきた私たち自身も、変わりたいと思ったのです。
描くこと、表現することは、本来、一人ひとりが持つ自分らしさの象徴であり、豊かに生きるために、誰にとっても大切なことです。
私たちには、そんな唯一無二の一人ひとりを支える使命がある。
大人のための、新しい画材をつくろう。誰もが一度は手にして、自由に描いたことのある、あのクレヨンで。
そう決意したのです。
ぺんてるがクレヨンの製造を始めて77年。その知見の全てを結集し、画家・
苦労の末に、辿り着いたのが、クレヨンの手軽さで本格的に描ける画期的な画材。
初めて手にしたあのクレヨンのように、 自在に線を描けるのはもちろん、納得がいくまで鮮やかなまま色を何度も重ねられる。大きなキャンバスに大胆に色を塗り伸ばすこともできる。こころ躍る色鮮やかさと、描き心地の革新的なアートマテリアル。
それが、アートクレヨンです。
アートクレヨンを通じて、こころ躍るアートのある豊かな生活を送ってほしい。
それこそが、ものづくりの先にある、私たちの願いです。
私たちも「描く」ことを手に入れ、変わっていこうと思います。
あなたもアートクレヨンを手に入れて、「描く」がある人生に、私たちと一緒に半歩踏み出しませんか?
なじみのあるクレヨンの形。でも、紙に描いた瞬間、きっと驚くことでしょう。
初めての描き味で、これまでにないアートを描ける。子どもの頃に手にして以来、描くことから離れてしまった人も、もう一度描きたくなる。そして、一度手にすれば、何度でも描きたくなる。
アートクレヨンは、特別な準備も用具も必要なく、手に入れた瞬間から誰もがアートを愉しめる、そんなクレヨンです。
YouTubeで人気の画家・柴崎春通さんと、老舗画材メーカー・ぺんてるがつくるアートクレヨンは、大人にこそ使ってほしい新しいアートマテリアル。
誰もが一度は手にしたことのあるクレヨンの手軽さで、油絵のようなタッチの本格的な絵を描くことができます。
さまざまなモチーフを描く上で最小単位である8色のセットで、混色をしても色鮮やか。多彩な表現を愉しめます。
パッケージのアートワークは、柴崎春通さんが実際にアートクレヨン8色セットを使って描き下ろした作品です。絵画作品のように飾って、日常にアートを取り入れられます。
蓋を開けた瞬間からこころ躍る、扇形に並んだ色軸。色の並び順は、あえてグラデーションではなく、それぞれの色が際立つようにと柴崎さんが考案した順番で並んでいます。
調整を重ね、色ごとに異なる最適なテクスチャに仕上げました。伸びが良く、広い面もスムーズに塗ることができ、混色やぼかしを美しく表現できます。
通常、色同士を混ぜ合わせる「混色」と、下地の色を塗った上にさらに色を重ねる「重色」とでは、相反する配合が要求されます。混色が得意な画材は重色が苦手であり、重色が得意な画材は混色が苦手ということになります。
アートクレヨンは、混色のしやすさを追求し、かつ重色をコントロールできる性能を実現しました。重色の中でも特に難しいとされる、暗い色の上に明るい色を重ねる場合でも、きれいに発色します。これにより、油絵のような重厚な表現を可能にしました。
クレヨンの原料のひとつで、色の素となる顔料は、細かな粒の形をしており、他の原料と均一に混ぜ合わせるには高度な技術が求められます。
長年画材をつくり続けてきたぺんてるには、顔料を均一に分散させる独自の技術が蓄積されています。
アートクレヨンは、その分散技術の応用により、明るい色も暗い色も鮮やかな発色を実現しました。
学童用のクレヨンが硬めのタッチ感なのに対して、アートクレヨンは柔らかめのタッチ感で、筆圧の加減によって細い線も太い線も思いのままに描くことができます。
線を描くのも面を塗るのも心地良く、これまでにない、なめらかでしっとりとした描き心地を追求しました。
クレヨンで描いているとき、紙に乗りきらなかった余分なクレヨンはカスとなって周りに散らばります。ぺんてるは、このカス出を少なくするための品質向上に取り組んできました。
アートクレヨンは、紙に色が乗りやすく定着性に優れるため、カスの出が少なく、周りを汚す心配なく描くことができます。
さまざまなモチーフを描くのに適した8色を、柴崎春通さんが選定しました。
混色をしても鮮やかに仕上がるため、少ない色数で多彩な表現が可能なセットです。
ユーザーレビューの詳しいご紹介:
■アートクレヨンユーザーレビュー!一足先にお試しいただいたみなさんのお声を集めました!
みなさん、はじめまして。私は、このプロジェクトを担当するぺんてる社員のTと申します。
なぜ、学童用画材でおなじみの当社が今、「大人のためのクレヨン」をつくるのか?
なぜ、初のクラウドファンディングに挑戦するのか?
そこに込められた私たちの想いを、お話しさせてください。
『戦後の子どもたちに必要なのは、美術教育だ』という創業者の想いから、1946年にクレヨンの国内製造を始めたのが、当社の創業のストーリーです。
以来、77年間、小学校を中心に教育用の画材の普及を担い、子どもたちに描くことのよろこびを広げてきました。
そんな歴史を持ったぺんてるが出会ったのは、描くことの魅力をYouTubeで発信し続ける柴崎春通さん。
きっかけは、柴崎さんが子ども向けのクレヨンを使って驚くほど重厚な絵を制作する、1本の動画でした。
アトリエに伺った私たちに、柴崎さんが投げかけたのは「ぺんてるは、何故大人のためのクレヨンをつくらないのか?」という哲学的な問いでした。
その後、実際にクレヨンを製造しているぺんてる茨城工場へお越しいただき、開発担当社員をはじめとする多くの現場の社員にも直接語りかけていただきました。
大人の…といえば、パブロ・ピカソは「全ての子どもたちはアーティストである。問題なのは、どうすれば大人になってもアーティストのままでいられるかだ。」と言っています。
子どもたちは、アーティストでない私たち大人と何がちがうのでしょうか?
末永幸歩さんの著書「13歳からのアート思考」によると「自分だけのものの見方で世界をみつめ、自分なりの答えをみつけ、新たな問いを生み出す」のが本当のアーティストだといいます。
ぺんてるの社内でも、折に触れて社員が描く機会を設けていますが、「久しぶりに画筆をもった」、「クレヨンを握ったのは小学生以来」といった声が上がります。
画材をつくる私たち自身が、描くこと(=アート)は一部の芸術家のものだと思ってしまっているのです。
私自身も、子どもの頃には描くことが大好きだったのに、中学生のときのある出来事(先生に「もっと男らしい絵を描いた方が良いよ」と言われたこと…)をきっかけに、人の目を気にするようになり、描くことをやめてしまっていました。
周囲に聞いてみても、そうした苦手意識を植え付けられた経験から、描くことをやめてしまったという大人は多いようです。
子どものための画材をつくってきたぺんてる。
しかし、そんな私たち自身が、大人になってからも、想像のままに描き、自分だけのものの見方・考え方、自分なりの視点をもって、同調圧力から解き放たれ、自分らしくいること、という自由を失っている。
私たちは、とても大切なものを失いかけている…。
そう気付かされたのです。
昨今のAIの進化は目覚ましく、人間らしさとは何かが問われる中で、加工された情報ではないオリジナルな創造性こそ、人の人たる所以といわれる時代です。その重要性は、ますます高まっていくことでしょう。
自分らしく描くこと、自分らしくいられる自由、それが、今を生きる大人には必要なのではないでしょうか。
「何故、大人のためのクレヨンをつくらないのか?」
柴崎春通さんの投じた一石は、私たちの中に確かな波を起こしました。
こうして完成したのが、初めて手にしたあのクレヨンのように、 自在に線を描けるのはもちろん、納得がいくまで鮮やかなまま色を何度も重ねられる。大きなキャンバスに大胆に色を塗り伸ばすこともできる。こころ躍る色鮮やかさと、描き心地の革新的なアートマテリアル「アートクレヨン」なのです。
たくさんの方が、アートクレヨンを通して自由を取り戻し、私たちと共に、「描く」のある人生へと踏み出してくれることを願っています。
アートクレヨン・プロジェクトの歩み
2021年
12月 「ぺんてるクレヨンをプロの画家が使い倒すとどうなるか?!」が柴崎春通さんのYouTubeチャンネルにアップされる。
2022年
3月 ぺんてる社員が柴崎春通さんのアトリエでインタビューを行う。「大人のためのクレヨン」というフレーズが共有される。
5月 柴崎春通さんがぺんてる茨城工場を見学。技術者との意見交換会も実施する。
8月 柴崎春通さんへのヒアリングを重ね、1色のプロトタイプ(試作品)を作成。高評価をいただく。
2023年
1月 新しいものづくりのプロジェクトとしてクラウドファンディング実施の企画として動き始める。
3月 8色の構成を決定
8月 詳細仕様が固まる
柴崎春通さんから直接クレヨン画のレクチャーを受けられる「柴崎先生のアートクレヨン教室」とのセットプランや、誰かと一緒にアートクレヨンを始められるお得な複数個セットプランをご用意しています。
また、ご支援いただいた方全員へ、お礼として特製ポストカードをお送りします。
柴崎春通さんがアートクレヨンで描いた作品のジクレー版画(アーカイバル®️)1点と、アートクレヨン1個、柴崎先生のハウツー動画のセットプランです。下記より、ご希望の作品をお選びください。(各30点限定)
『ハーモニー』
『まなざし』
作品サイズ:F4(333×242mm)
※額装してお届けします。アートクレヨンとは別送となる可能性があります。
ジクレー版画の詳しいご紹介:
■【リターン追加】「柴崎先生のジクレー版画」その魅力を制作現場からお届け!
会場(京都・東京)で柴崎春通さんから直接クレヨン画のレクチャーを受けながら、いち早くアートクレヨンを体験できる「柴崎先生のアートクレヨン教室」へのご参加と、アートクレヨン1個、柴崎先生のハウツー動画のセットプランです。アートクレヨン教室の当日お使いになったアートクレヨン(試作品)は、リターンとは別に、お土産としてお持ち帰りいただけます。
下記の開催スケジュールより、ご希望の回をお選びください。
【開催スケジュール】
京都 蔦屋書店 6F SHARE LOUNGE(アクセス)
代官山 T-SITE GARDEN GALLERY(アクセス)
恵比寿ガーデンプレイス センタープラザ2F PLUS DESIGN CROSS SALON(アクセス)
東京 ぺんてる本社(アクセス)
アートクレヨンと、柴崎先生のハウツー動画がセットになった早割プランです。複数個セットプランでさらにお得になります。
アートクレヨンの通常プランです。複数個セットプランでお得になります。
2023年
11月9日(木) プロジェクト開始
11月9日(木)〜24日(金) 実物展示(代官山 蔦屋書店)
12月2日(土)~30日(土) 実物展示(京都 蔦屋書店)
12月9日(土)・10日(日) 柴崎先生のアートクレヨン教室(京都 蔦屋書店)
2024年
1月27日(土)・28日(日) 柴崎先生のアートクレヨン教室(代官山 蔦屋書店)
2月15日(木)→2月29日(木) プロジェクト終了
3月 リターン発送
4月20日(土) アートクレヨン支援者の集い(仮)
秋以降 アートクレヨン一般発売(検討中)
水彩画家、絵画講師、美術系YouTuber。 "おじいちゃん先生"の愛称で親しまれる。2017年からYouTubeにて『Watercolor by Shibasaki』を開始。チャンネル登録者174万人(2023年10月現在)。うち1割が海外からの視聴者である。
Watercolor by Shibasaki:https://www.youtube.com/c/WatercolorbyShibasaki
ぺんてるは1946年、終戦の翌年に創業した文具メーカー。
戦後の日本の子どもたちには質の良い画材が必要との創業者の想いがあり、クレヨンの国内生産を始めた。1955年、現在まで広く使われている「ぺんてるくれよん」を発売。子どもの頃には誰でも一度は手にしたことのある、幼保・学童用画材を製造する。
その一方で、米国ジョンソン大統領が使用したのをきっかけに世界的ヒット商品となった水性ペン「サインペン」(1963年発売)をはじめ、今日ではゲルインキボールペン「エナージェル」やシャープペンシル「オレンズ」、筆ペン「ぺんてる筆」など、総合文具メーカーとして幅広い分野の筆記具を世に送り出している。
コーポレートサイト:https://www.pentel.co.jp/