歴史ある矢来能楽堂を、現代人の体格に合わせ、
もっと多くの方々に見ていただくために大規模改修したい!

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こんにちは、観世九皐会(かんぜきゅうこうかい)です。


前列左:観世喜之 前列右:観世喜正  
後列左より、鈴木啓吾、奥川恒治、駒瀬直也、遠藤喜久


観世九皐会は、観世喜之を当主とする能楽・観世流の一団体です。
矢来能楽堂を所有し、毎月主催の能楽公演をおこなっています。
矢来能楽堂は昭和27年の再建より60年以上を経て、平成23年に国の登録有形文化財(使いながら守ってゆく文化財の制度)となりました。
主催公演のほか、能狂言の専用貸し舞台として、流派を問わず公演やお稽古の発表会に使われています。

矢来能楽堂の歴史

観世九皐会は、明治期に観世清之(かんぜきよし)が起こした能楽団体です。
能楽は室町期から続く「伝統芸能(古典演劇)」ではありますが、現代人が演じ、鑑賞する現代に生きている芸能です。

そして矢来能楽堂は、観世九皐会(現当主は4代目で三世観世喜之)が本拠地としている舞台です。
毎月第二日曜日に観世九皐会の定例公演が行われているほか、能・狂言の公演の貸舞台、稽古舞台として年間を通して使用されています。
初世である観世清之が明治44年に今の西神田に舞台を建設しますが、大正12年の関東大震災で焼失。昭和5年 当時の牛込区矢来町(現位置)に新築しましたが、昭和20年5月24日 空襲により焼失。
昭和27年9月 同場所に現在の舞台を再建し、平成14年には再建50周年を迎えました。
平成23年に国の有形登録文化財として認められ、登録されました。

現代人の体格に合わなくなってしまった客席

しかし、現在の矢来能楽堂の客席椅子は30年以上前のもので、現代人の体格には合わず、2時間近い演劇を見ていただくには厳しい環境にあります。
未来に生き続ける芸能の発信拠点として、今後も末永く、この能舞台を使い続け、より多くの方に能を見て頂きたいという思いから、客席改修という大規模改修を行うことになりました。

「客席が狭い」「長い時間座っているのがつらい」という声

「客席が狭い」「長い時間座っているのがつらい」といった理由で、能をご覧にならなくなったお客様がいらっしゃいます。
大名がスポンサーだった江戸時代とは異なり、現代の能楽は、特に国からの保護を受けているというわけではなく、家(当会の場合は私営の一法人)で運営を行っています。
椅子の入替のような大規模な改修費用は、自己資金のみで賄うのはとても難しいことで、限界があります。
チケットを買ってお越しいただくお客様には恐縮なことですが、よりよい環境で鑑賞して頂くために「受益者負担」という観念からも、お客様やこの趣旨に賛同して頂ける方からのご寄附を募ることにしました。

今まで能楽に縁遠かった方にも能楽堂の存在を知っていただきたい

能楽愛好者や常連のお客様からのみ寄付を募るのではなく、この機会にインターネットという媒体を通じて、今まで能楽に縁遠かった方にも能楽堂の存在を知っていただきたい、また、能楽の振興という趣旨に賛同していただける方からのご寄付を募りたいと思い、クラウドファンディングという方法をとり入れることにしました。総客席改修工事費用は2000万円が必要です、能楽堂へ直接ご寄付頂いている方々もいらっしゃり、大変有り難いことですが、まだ足りておりません。

目標金額は50万円としていますが、このクラウドファンディングの最終目標は総費用の1割である200万円です。ご覧の皆様の善意で応援頂けないでしょうか、どうぞよろしくお願い申し上げます。


↑完成予想図

リターン

▼1,000円
・お礼のメッセージ

▼10,000円
・お礼のメッセージ
・11月1日に開催される「はじめての矢来能楽堂」公演(ワークショップ)にご招待
能に興味はあるけれど、ハードルが高いと思われている方に、能楽堂や能についてのレクチャー、謡や、普通では上ることのできない能舞台へ上がっていただき、すり足の体験、そして、「土蜘蛛」という演目の一部分を体験していただきます。
「土蜘蛛」の体験では、能や歌舞伎でも有名な”蜘蛛の糸”を撒く体験も!

▼30,000円 限定30個
・お礼のメッセージ
・観世九皐会所属能楽師(観世喜正、鈴木啓吾、小島英明各師の著作)のサイン本いずれか1冊

▼30,000円 限定10個
・お礼のメッセージ
・観世喜正謡CD

▼50,000円
・お礼のメッセージ
・観世九皐会主催公演ご招待

▼100,000円 限定10個
・お礼のメッセージ
・新しい椅子に、一覧より選んで頂いた能の詞章プレート取り付け

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