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治療の証を“勇気”に変える! 〜より多くの子どもたちにアート介在療法「ふりかえりビーズ」をつなぐ機会を!〜

「ふりかえりビーズ」参加ご家族の声

今年のShare Christmasもいよいよ明日で最終日を迎えます。開始から130人近い多くの皆様にご支援をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

今年の4月に皆様のご支援で開催させていただきました、キャンプカレッジ2022において初めて「ビーズ・オブ・カレッジ」を使った「ふりかえりビーズ」に参加されたこうきくん(10歳)とご両親からコメントをいただきましたのでご紹介いたします。

 



こうきくんの感想


ふりかえりビーズのことをシャイン・オン・キッズの活動に参加させてもらう中で知ってから、僕もやってみたいなという気持ちだったので、今回やらせてもらえてとても嬉しかったです。


<自分の名前を通したこうきくん>

作り始めると、自分で想像したよりもすごく長く繋がっていくビーズをみて、僕はあまり治療のことを覚えていなかったので、こんなに頑張って辛い治療を乗り越えてきたんだとすごくびっくりしたし、頑張った自分に自信も持てました。そして、とてもたくさんの人に支えてもらって、たくさん優しくしてもらい、たくさんの愛情をもらったからこそ乗り越えられたのだと改めて気づくことができました。
ふりかえりビーズで作ったビーズは、今でもたまに見て、勇気と優しさをもらっています。
きっとこれからもこのビーズは心の支えになっていくと思います。そして僕もこれから、たくさんの人に優しくしていきたいと思いました。


<幼い頃の治療だったため、付き添われたお父様と治療をふりかえりながら繋いだ自分の「ふりかえりビーズ」とこうきくん(10歳)>


ご両親の感想


こうきは2歳半で急性骨髄性白血病を発症しました。第2子が生まれるタイミングで発症したため、父親が8ヶ月休職をし付き添いで病院に入院看護致しました。

入院治療をしていた病院ではビーズ・オブ・カレッジは実施されておりませんでしたので、
このプログラムを使ったふりかえりビーズの存在を知ってから息子も私達もやってみたいなと思っておりました。

息子は2歳半での入院でしたので、辛い治療を長い間頑張ったのですが、あまりその治療の記憶が残っておりませんでした。
この度退院してから7年ぶりにふりかえりビーズをする機会を与えて頂いたことで、改めて自分の病気や治療の経験を見つめ直す機会となりました。ひとつひとつのビーズに意味があることに息子は興味津々でした。

<入院中のこうきくんに付き添われたお父様と治療のビーズを探すこうきくん。治療の内容やどのビーズをつなぐのかなど、その時の様子などをZoomで繋がったビーズ大使や側に寄り添うビーズ大使とお話ししながら進めます。>

自分のしてきた治療の大変さやこれだけ自分は頑張ってきたのだということを知ることができ、経験と自信をビーズを通して感じることができました。
また、先生や看護師さんをはじめ、保育士さんやお掃除をしてくださる方、ご飯を作ってくださる方、病院を訪問して入院している子どもたちを楽しめませてくださるボランティアの方など、多くの方のたくさん支えがあったことを息子と話しながらひとつひとつビーズに思いを込めて繋げていきました。
出来上がった長く繋がったビーズをみると、いつでもみなさんの優しさと愛情と自分の頑張りを感じることができるねと息子も喜んでおりました。また家族みんなもそれをみて、あらためて家族の絆の強さを感じることができました。この様な素晴らしい機会を与えて頂き、とても感謝の気持ちでいっぱいです!本当にありがとうございました。

 


 

アート介在療法である「ビーズ・オブ・カレッジ」プログラムをより多くの小児がんを経験した子どもたち届けるため、残り1日、ご支援をよろしくお願いいたします。

CSR/イベント担当 加藤郷子

 

2022/12/24 18:23