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伝統芸能を学ぶ子どもに笑顔を! 
宮崎康平さん作詞「島原七万石踊り」の着物を増やしたい

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【写真】島原市のイベントで踊りを披露する「島原七万石を踊る会」

 

 

 

「島原七万石踊り」は世代を超えて広がりつつあります

 

こんにちは。

長崎県・島原半島の市民団体「島原七万石(しちまんごく)を踊る会」(本部・島原市)の会長を務めている山口節子です。

 

 

【写真】「島原七万石(しちまんごく)を踊る会」全体写真

 

 

私たちは城下町の島原市に60年以上前から伝わり、郷土作家の宮崎康平さんが作詞した伝統芸能「島原七万石踊り」の継承に取り組んでいます。活動の一環で、地元の園児たちに踊りを教えているのですが、子どもたちが踊りの発表会で着るための着物が足りません。踊る会は非営利団体のため、着物の制作費が十分ではないからです。

 

 

 

【写真】春陽保育園児は「島原七万石踊り」が大好きです

 

 

 現在、踊りを教えているのは島原市の春陽(しゅんよう)保育園です。伝統の踊りを末永く継承してほしいと願って指導を始めました。踊りは武士の節度ある姿を意識し、凜とした優美な動きが特徴です。踊る会の会員と、踊りを勉強した保育園の先生たちが手取り足取り教えていて、みんな全身を動かして楽しそうにけいこをしてくれています。けいこでは緊張感もあり、子どもたちが落ち着きや協調性を身につけるいい機会にもなっています。子どもたちが踊りを学べば、保護者や家族、親せきに踊りの存在が広まっていくという効果にも期待しています。

 

【写真】青い着物に脇差しを差した園児です。かわいいでしょう?

 

 

 

 

資金が足りず、子どもに着物が行き渡りません

 

【動画】2017年1月21日島原鉄道島原駅前で踊りを披露した春陽保育園児たち

 

そんなかわいい園児のために、なんとか資金を集め、私たちは発表会で着る着物を15着作りました。踊る会がイベントで着ている青い着物と同じデザインで、島原藩主松平家の家紋「重ね扇」を入れています。着物を着る機会がほぼない時代ですから、袖を通した子どもたちはとてもうれしそうにしてくれます。

 ただ、春陽保育園は1クラスで30人ほどおり、着物の数が足りません。着物を着られない園児が着ている園児をうらやましそうに見詰める姿は、大人として涙が出る思いです。これからは他の保育園にも指導の場を広げようと考えていて、着物の必要性は高まります。着物は踊る会の所有にしています。このクラウドファンディングで資金が集まり、着物を増やすことができれば、春陽保育園だけでなく、さらに大人数の保育園で教えることになっても全員に着てもらえるようになります。

 

 

【写真】「島原七万石踊り」は60年以上前から市民に親しまれてきました

 

 

 

 

踊りの継承は、島原の文化や歴史を語り継ぐことになります

 

 ここで、「島原七万石踊り」と会の歩みを紹介させてください。

 

   さかのぼれば戦後間もない時期、地域の復興・振興のため、当時の観光団体が郷土作家の宮崎康平さんに作詞を依頼しました。宮崎さんは小説「まぼろしの邪馬台国」や「島原の子守唄」の作者として広く知られています。曲がつき、レコードも発売されたほどです。

 

  ただ、時間と共に衰退の危機に直面したため、私たちが2007年、「島原七万石を踊る会」を結成したのです。会員は島原半島の約120人で、平均年齢は70歳です。今でも県内のイベントがあれば、地域を代表する芸能の一つとして出演しています。

 

 

【写真】作詞した宮崎康平さんは歌詞の中で島原城主松平家をたたえています

 

 

 島原半島は江戸時代、文治政治を掲げた藩主松平家の治世で栄えました。踊りの作詞をした宮崎康平さんは、松平家への尊敬の念や町のシンボルである島原城に思いを寄せています。歌詞を紹介します。

 

 

一.ここは筑紫の不知火もゆる 松の島原七万石は 重ね扇の それ紋どころ 今日のよき日を寿(ことほ)ぎまつる

 

二.目出た目出たやお城の松は 松がゆかりの松平様 水もたたえて濠さえ碧く 仰ぐ森岳 はや春霞

 

三.頃は元和(げんな)の始めにとかや 松倉豊後の 重政殿が 城を築きて 森岳城と 名づけてここに町ひらけたり

 

四.春はつつじの御花園に 秋は紅葉の綾なす錦 雅ぞ今に袖ひきとめて 水の都と謡われにけり

 

五.出船千艘(せんぞう) 入船千艘 沖のかもめに 潮待つ船は あれぞ八反帆(はったんぼ)の 大阪通い 乗せて進じよう そなたの夢を

 

 

歌詞に出てくる「森岳城」とは島原城のことです。雲仙の火山にはぐくまれた豊かな湧き水も歌われています。この歌と踊りを通して、子どもたちには島原の歴史を知ってもらい、地元への愛着を持ってもらいたいと切に願っています。

 

どうぞご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

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西日本新聞島原支局長もこのプロジェクトを後押ししています!

 

こんにちは。西日本新聞島原支局長の小川俊一です。

私は島原市に拠点を置き、島原半島全域を取材している記者です。
今回、島原七万石を踊る会の資金集めに全力で協力させていただいています。
LINKSTARTのプロジェクトで、現地の記者が活動に全面的に関わるのは初めてのことです。
なぜ協力するのか。それは、これまでの会の取材を通じ、島原七万石踊りが地域になくてはならない存在だと感じたからです。
少子高齢化の時代にあって、伝統芸能の継承が課題になっている地域は島原に限らないと思います。
このプロジェクトが成功し、クラウドファンディングが地域文化を後世に残すための新たな手段になれるよう、皆さまのご協力をお願いいたします。

  西日本新聞島原支局長 小川俊一

 

※2017年1月22日日曜日付 西日本新聞(長崎県版)26ページに本プロジェクトの記事が掲載されました。

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【目 標】

325,000円(15着分)

※支援が増えれば増えるほど、多くの着物を作れます

 

【リターン】

¥1,000

・お礼の手紙

¥3,000

・お礼の手紙、
・着物完成の記事と支援者の名前(希望者のみ)を載せたラミネート

(ラミネート画像はイメージです)

¥5,000

・お礼の手紙、
・着物完成の記事と支援者の名前(希望者のみ)を載せたラミネート

(ラミネート画像はイメージです)

 

¥10,000

・お礼の手紙
・着物完成の記事と支援者の名前(希望者のみ)を載せたラミネート
・島原藩御用達菓子所「松屋」の焼き菓子「島原小町」

※包装は変わることがあります

¥30,000

・お礼の手紙
・着物完成の記事と支援者の名前(希望者のみ)を載せたラミネー
・島原藩御用達菓子所「松屋」の焼き菓子「島原小町」、「長崎かすていら」の詰め合わせ

※包装は変わることがあります

¥50,000

・お礼の手紙
・着物完成の記事と支援者の名前(希望者のみ)を載せたラミネート
・島原藩御用達菓子所「松屋」の焼き菓子「島原小町」、「長崎かすていら」、水饅頭「湧水のしずく」の詰め合わせ

 

※包装は変わることがあります

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