山で捕獲された鹿。その多くは、肉も皮も使われないまま廃棄されているのが現実です。
もし、あなたの身近な山で捕獲された命のほとんどが、使われずに捨てられているとしたら――。
私たちは、この「殺しっぱなし」の現状を変えたいと考えています。
信州・諏訪の猟師が捕獲したニホンジカの革を、長野県内の職人技で“日常に寄り添う革製品”へ。
命を無駄にせず、山と人の共存を未来につなぐ――そんな想いから、このプロジェクトは生まれました。
<由来について>
ブランド名「ENDEAR(エンディア)」は
「Endear(親しまれる、愛される)」と「Deer(鹿)」を掛け合わせた造語です 。
信州の豊かな自然が育んだ「命の証(シカ革)」を 使い込むほどに手になじみ
皆様の日常で永く愛される存在になってほしいという願いを込めています。
<素材>
信州・諏訪地域の猟師が捕獲したニホンジカ革。
「殺しっぱなし」を終わらせ、命を活かすという想いを込めた素材です。
<加工>
鹿革は柔らかく傷がつきやすい素材です。
ニホンジカは山の中を駆け回っているため、皮のあちこちに傷があります。
そこで独自の「クラック加工」を施し、傷やムラを“味わい”として昇華させています。
一つとして同じ表情のない、世界に一つの革製品です。
ポシェット
ウォレット
日本の山では、鹿の増加による森林被害や農作物被害が深刻化しています。
長野県でも、1980年代以降、山岳地や農村部を含む広い地域で鹿の個体数が増え、農林業や自然植生への影響が顕在化してきました。こうした状況を受け、県全体で「ニホンジカ管理計画」が策定され、捕獲による個体数管理が行われています。しかしその一方で、捕獲された鹿の多くは十分に活用されずに廃棄されているのが現状です。
猟師の高齢化や担い手不足に加え、生活圏の拡大によって野生動物が里へ出没しやすくなり、人と鹿との軋轢は年々大きくなっています。
近年注目される熊の問題も、背景にある構造は共通しています。
捕獲による個体数調整は、生態系や農林業を守るために必要な側面がありますが、適正な管理には現場で捕獲を担う猟師の存在が欠かせません。その担い手が減少する中で、個体数管理も山の保全も持続しにくくなっています。鹿の命を資源として活かし、猟師の仕事がきちんと報われる仕組みをつくらなければ、こうした課題は根本的には解決しません。
私たちは、「捕獲=悪」と捉えるのではなく、捕獲した命を最後まで活かすことで、山の環境保全と地域の仕事づくりを両立させたいと考えています。
諏訪は、長野県のほぼ中央に位置し、諏訪湖とそれを囲む山々に抱かれた自然豊かな地域です。温泉地や神社のまちとして知られる一方で、少し山に入れば人の暮らしと野生動物の距離が近い土地でもあります。
諏訪の地では、古くから自然と人との関わりが信仰や文化の中に息づいてきました。諏訪大社の神事には鹿が関わる歴史があり、鹿は人々の暮らしや祈りと深く結びついてきた存在でもあります。私たちは、鹿を単なる「害獣」としてではなく、命ある存在として敬意を払い、現代の形で“活かす”ことで、かつての自然との向き合い方を未来へつなぎたいと考えています。
このプロジェクトは、
「捕獲 → 鞣し(なめし) → 製品化 → 販売利益による猟師の定着」
という流れを、長野県内で完結させる“地域循環型”の取り組みです。
地元の猟師が捕獲したニホンジカの革を、長野県内のタンナーが丁寧に鞣し、素材としての命をつなぎます。原皮を適正な価格で買い取ることで、猟師の仕事が経済的にも報われ、次の捕獲や環境保全につながる循環を目指しています。
傷やムラが出やすい鹿革は、独自の「クラック加工」によって、一つひとつ異なる“個性”として生まれ変わります。こうして生まれた製品は、日常の中で気負わず使えて、使うほどに風合いが増し、長く愛用していただける革製品です。休日のちょっとした外出や旅行、身軽に動きたい日常の相棒として、性別を問わずお使いいただけるデザインです。
本プロジェクトの特長は、鹿の捕獲から製品として皆さまの手に届くまでの流れをできる限り「見える形」で伝えていることです。命がどのような背景を経て製品へと形を変えているのかを知っていただくことで、単なる商品としてではなく、その背景にある想いも含めて受け取ってもらえたらと考えています。
さらに、本プロジェクトでは、捕獲を担う猟師に対して、原皮を適正な価格で買い取ることを大切にしています。命を活かす取り組みが、現場の担い手の正当な対価につながらなければ、持続可能な循環は生まれません。原皮の価値をきちんと評価し、猟師の仕事が報われる仕組みづくりを目指しています。
また、本来は活用されずに廃棄されがちな鹿革を、価値ある素材として再生するエシカルな仕組みを少しずつ形にしています。この取り組みは、猟師の仕事がきちんと報われる仕組みづくりにつながり、捕獲という社会に必要な役割を、持続可能なものにしていく一歩でもあります。さらに、環境保全・地域経済・ものづくりをつなぐ取り組みとして、日本の技術による鹿革製品をお届けします。
今回ノベルティとして特別にご用意したスマートキーケース
<サイズ>
■ポシェット
本体:高さ245mm 巾220mm 厚み13mm(マチ無)
重量227g(ストラップを含む 多少天然素材につき変動あり)
ストラップ;700mm~1330mm(調整可能)
■ウォレット
本体:高さ100mm 巾195mm 厚み25mm
重量195g(多少天然素材につき変動あり)
<カラー>
■深森 -しんりん- (ブラック)
深い森の奥、静かに息づく命の色。
鹿が生きた山の陰影を映したような、 安穏で力強い黒。
“重厚さ” “責任” “循環の核”を象徴する色。
■蒼岳 -そうがく- (ブルー)
澄んだ空気と、遠く連なる信州の山並み。
自然と共にある透明感と誠実さを表す青。
“未来志向” “再生” “希望”を感じさせる色
。
■秋灯 -あきあかり- (キャメル)
山の恵みが色づく季節の光。
命が巡り、実りへと変わる温もりの色。
“やさしさ” “共生” “ぬくもり”を象徴。
集まった支援金は、主に以下の用途のために活用させていただきたいと思います。
皆さまからの支援は、単なる製作費ではなく、「猟師の仕事を支え、命を無駄にしない仕組みを継続させるための原動力」になります。
■鹿革の加工・製品製作費
■猟師への適正な対価
■次回生産に向けた原材料確保
■プロジェクトの継続・発信活動
ページをご覧いただき、ありがとうございます。
信州鹿革プロジェクト代表の堀内です。
長野県では、年間数万頭の鹿が駆除されています。
しかしその多くの皮は、有効活用されずに廃棄されています。
私は、長野県飯田市の 宮内産業 が、信州の鹿革を鞣していることを知り、現地を訪れました。
そこで知ったのは、信州に生息するニホンジカの現実です。
体が小さく、野生ゆえに傷も多い。
そのため「製品に向かない」とされてきました。
一方で、山では鳥獣被害が深刻化し、猟師の担い手は減少しています。
命は奪われている。
それなのに、活かされていない。
この矛盾を、ものづくりで変えたい。
私たちは、小ささや傷の多さを克服するために新たな鞣し技術を開発しました。
歩留まりを向上させながら、柔らかさと強度を両立。
品質を保ちつつ、価格も現実的な水準に抑えることに成功しました。
~信州鹿革の魅力~
■驚くほど軽い
■しなやかで手に吸い付くような質感
■繊維密度が高く、型崩れしにくい
■使うほどに味わいが深まる
野生の証である細かな傷さえも、個性として活かしています。
~このプロジェクトの意味~
目標金額は決して大きな数字ではありません。
ですがこの一歩が、鹿革を「廃棄される素材」から「選ばれる素材」へと変えていきます。
あなたの支援は、製品を手にすることと同時に、山の循環を選ぶ行動です。
命を余すことなく活かすものづくりを、どうか一緒に育ててください。