孤高のミュージシャン桃山晴衣の音楽遍歴の記録
『にんげんいっぱい うたいっぱい』制作プロジェクト

見本ができました

桃山晴衣『にんげんいっぱい うたいっぱい』の見本ができました。杉浦康平氏のアートディレクションによる造本は、天アンカットのフランス装。そして、パール箔が施された本表紙、見返し、別丁の薄紙につづき、とびらには桃山晴衣さんの含蓄深い言葉「極限すれば、私たちは自分たちのうたを持たない民族になってしまった」と。

目次をはさんで、この「桃山語録」が6ページにわたって展開します。そして本文(1975-1979 修行と伝統)がはじまるという流れに。

こうしたページをめくる楽しみが演出されています。特に薄紙は艶やかな光沢があり、下の桃山語録と三味線のバチが薄く透けるさまが美しく、オブジェとしての本の醍醐味を得られます。
支援者のみなさまへはもうすぐお届けできます。しばしお待ちください。

2016/06/14 18:34