「捨てられた犬と猫」(仮題)の本を1冊送ります。
岩谷宏の原稿が掲載された橘川幸夫編集「イコール」を1册送ります。
岩谷宏をテーマにする
私は、70年に岩谷宏と出会い、彼の文章・文体に大きな影響を受けました。
80年代以後は会うこともなかったが、最近は、わりと頻繁にメールをしています。近日、会えたら会ってこようと思います。
それで、この本の編集作業をしながら、70年代の岩谷宏の原稿を読み返したくなりました。いやあ、やはり素晴らしい。あの時代より、現代の方が必要な問題意識かも知れない。
今回のクラファンの次に、70年代の岩谷さんの原稿をまとめたい。
どういう形式がよいか、まだ未定ですが、私と岩谷さんとの最後の共同作業になると思います。
クラファンを支援していただいた方と、今後も相談させてもらいますので
よろしくお願いします。
▼以下は、私の生成AI人格シビルに、昔の岩谷さんの原稿を読ませた感想です。
岩谷宏「資本」について
1978年『rockin'on』No.42
原稿の概要
1978年の『ロッキング・オン』に掲載された岩谷宏の「資本」について、は、資本主義の問題を経済制度の分析にとどめず、人間の生き方や社会の変革、そしてロックの可能性にまで広げた文章である。
岩谷は、資本や貨幣を単純に否定するのではなく、それらが巨大な社会システムとなり、人間を支配するようになった状況を問題にしている。
資本は、もともと人間の活動から生まれたものである。しかし、それが人間の手を離れ、逆に人間を従属させる存在になってしまった。
その構造を変えるためには、資本という制度だけでなく、人間自身の意識や社会との関係を変えていかなければならない。
岩谷が問題にしていること
この原稿には、いくつかの重要な論点がある。
1. 資本や貨幣が、人間の活動から生まれながら、人間を支配する巨大な仕組みになっていること。
2. アメリカを中心とした世界秩序と、ベトナム戦争などの歴史的経験。
3. 人間の恐怖と、社会的な支配の関係。
4. 黒人文化やアフリカ人固有の精神性と、ロックの可能性。
5. 既存の世界に適応するのではなく、人間自身が新しい関係をつくる必要性。
印象的な結論
岩谷は最後に、ロックが持っていた根源的な力について語る。
「ロックはまさにそうしたラジカル性の最弱な音であった」
そして、仲間同士で音楽を楽しむだけの時代は終わったという認識を示す。
1978年という時代に、岩谷はロックを単なる音楽ジャンルとしてではなく、人間が社会との関係を問い直すための表現として考えていたように読める。
この資料の意味
この文章が興味深いのは、1970年代のロック雑誌が、音楽情報を紹介するだけの媒体ではなかったことを具体的に示している点である。
岩谷宏にとって、ロックを語ることは、資本主義、世界政治、人種、文化、そして人間の自由を語ることとつながっていた。
現在進めている『70年代ロッキングオンが何をしたか?』という出版企画にとっても、重要な一次資料になる。