社員スタッフさんのためにもいい組織を作りたい。
『ティール組織』を読んで、 「自律分散型組織をつくりたい!」 経営者やマネージャーは、組織とどう向き合えばいい?
書籍「Moose Heads on the Table」 翻訳出版プロジェクト
こんにちは。こちらのページにアクセスしてくださり、ありがとうございます!
今回のクラウドファンディングでみなさんと一緒に実現したいのは、書籍「Moose Heads on the Table」の翻訳&出版です!
この本は『ティール組織』や『自律分散型組織』に興味をお持ちの方に、新しい知見や気づきを届ける本です。
「自律分散型の組織を作ろう!」という経営者さんは、きっと「自分も社員も、幸せになる働き方がいい」と願っているのでは。
そして、それを実現する一つの形が「自律分散型組織」だと思います。
でも実は「自律分散型組織つくろう」と思ったとき難しいのは、仕組み作りではありません。社員や組織との向き合い方です。
私の周りにも「自律分散型」に挑戦している方がいますが、
つきつめると・・・
なんです。
この問題にどう対応するか、実践を通した知恵を書いたのが
きっと多くの人に役立つ、今回の出版プロジェクトの本「Moose Heads on the Table」です!
「ティール組織」文脈で、有名な2人の女性コンサルタント
著者は、今ヨーロッパで注目を集める2人の組織開発・リーダーシップコンサルタント。リサ・ギルと、カリン・テネリウスです。
彼女たちは、数々の企業を自律分散型組織に導いてきました。(1つでも難しいのに、驚きです!)
しかも、
彼女たちは、組織づくりを外側からサポートしたのではなくて、実際に複数の会社にCEOとして赴くこともしていて、いくつも「自律型」に導いてきました。
さらに、
この本の狂気の沙汰は、破綻しそうな会社を買い取って立て直していることです(ほんの数ヶ月で!)
そんな2人の著者がこの本で教えてくれるのは・・・
「自律分散型組織をつくる時に、TOPやマネージャーは、どんなふうに組織や人と向き合えばいいの?」
「どうしたら、組織の1人ひとりを、自分たちで考える『自律』に導けるの?」
です。(もしかしたら、自律型に限らず組織づくりで一番むずかしいところかもしれません!)
この本にある経営者としてのスタンスを、自分自身と照らし合わせた時に何を感じるか??私たちは、多くの人に感じてほしいです。
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先に出版されたアメリカ・イギリスamazonでのレビュー をご紹介します。
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こちらでは、ごくごく一部ですが、日本より先に出版されたアメリカ、イギリスのAmazonのレビューを紹介します。ほんとに、いい本なんです。
(それぞれのサイトにアクセスしていただければ、もっと多くのレビューが載っています)
「素晴らしい本です」
自律分散型を目指すあらゆる組織にとって役立つ内容だと思います。簡潔で地に足がついていて、自律型組織をつくるにあたって大切な考え方と、対話の重要性がつまっています。
実際の成功事例(そして、いくつかの失敗事例)をベースに語られていて、とてもシンプル。
私は「ムースヘッド(訳者注:ムースヘッドは、ヘラジカの頭の意味です。この本の原著のタイトルになっています)」の比喩が大好きです。
英語の"Elephant in the room"にあたるスウェーデン版の表現ですが、英語の場合、象が示すのは「大きな問題やタブー」のことで、組織がそれらを無視し続けることで問題が生まれる、という意味です。
それに対して「ヘラジカの頭」のイメージがおもしろいのは、放置すれば机の上でどんどん腐敗し、時間が経つにつれて悪臭を放ち、吐き気を催すほどに汚染されていく点。
ムーズヘッドは多くの組織を毒している。触れてはいけない悪名高いタブーのことなのです。組織の中の「ムースヘッド」に真正面から取り組むことが、カリン・テネリウスの卓越した仕事の出発点です。本書は考えさせられる内容に満ちていて、共著者リサ・ギルによる非常に明快な解説と洞察にあふれています。
ー フランソワ・クヌシェル ー
自律型組織の流れの中で「プロセスやツールよりも、人の相互作用を重視する」本です。
書籍『ティール組織』を読み終えて「職場の自律型化」に関心を持つ人に、2冊目として勧めたいのがこの本です。同じテーマの良い本はいくつもあります。
でも多くは「原則」や「実践方法」について書かれています。しかし、リサとカリンが掘り下げているのは、もっとも重要な点。
自己組織化における「リアルな物語や葛藤」「リーダーのあり方」「大人と大人の関係性の重要性」やそのメカニズムです。おすすめします。
ー エルシー
「自律型組織についてもっと知りたいなら、必読」
このカリンとリサの著書は、セルフマネージメント型の組織を始めるにあたって知識の宝庫です。
自律分散型組織を採用してる企業での実体験をカリンが率直に語っていて、セルフマネージメントのチーム作りで何が効果的で何が効果的でないかとてもよくわかります。
この本は、私がこれまで読んだこのテーマに関する本の中で、間違いなく最高の一冊であり、セルフマネージメントに関する文献の中核となるだろうと確信しています。
ー アマゾンカスタマー
「ついに聖書を見つけた」
自律型組織と新しい働き方を学ぶなら必読です。何度も読み返したくなる一冊です。
ー ナタリー・パーマー
※すべてamazon.com、amazon.co.ukで公開されているレビューです。
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共著者 リサ・ギル、カリン・テネリウス プロフィール
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カリン・テネリウス
自己管理型リーダーシップの分野でヨーロッパでもっとも尊敬される先駆者の1人。
20年以上に渡り、リーダーが命令統制型からコーチングベースのリーダーシップへ移行する支援を行ってきました。これによりチームは結果、意思決定、方向性に対して完全な責任を負うことが可能になります。彼女のアプローチは徹底的な信頼と実践的なスキルを融合させ、マネージャーがマイクロマネージメントや救済なしにリーダーシップを発揮できるようにします。
タフリーダーシップ・トレーニングの共同創設者として、カリンは数千人のリーダーに対し、インスピレーションではなく巧みな対話を通じて、参加方組織を率いる方法を指導してきました。彼女の仕事はサービスマネージメント、リカルド・セムラー、そして実際のビジネス成果に深く影響を受けています。
スウェーデンの組織が大規模な自己管理を導入した実例をまとめた力作「Moose Heads on the Table」の共著者でもある。
また、明快さ、率直さ、そして無駄のない知恵で知られる、ヨーロッパ各地で引っ張りだこの講演者
リサ・ギル
組織が自己管理型で人間中心の働き方を導入するのを支援する、国際的に認められたファシリテーター兼コーチ。
タフ・リーダーシップ・トレーニングでの活動を通じ、信頼と主体性を解き放つ大人同士のコーチングスタイルを用いて、コントロールから協働への移行方法を指導している。
自律型チームに関する功績が認められ「Thinkers 50 Radar 2020」に選出され、100人以上の未来の働き方のパイオニアをインタビューした「Leadermorphosis(podcast)」のホストも務める。
現在は分散型の働き方を模索するチームを支援する第二作を執筆中である。
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企画プロデュース with feeling 佐藤瑠依
「組織の中の上司部下など人間関係で、 大人と子供の関係ではない、新しい関係を つくりあげるきっかけになる」
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この本をいろんな人に届けたい。
山田さんから一緒にやらないかというお誘いをもらった時に、そう思いました。経営者はもちろん、組織に所属したことがある人全員が対象だと。
この本には「聴く」ことで組織が本当に変わった事例が載っています。
しかも、失敗した事例も読むことができます。とても正直で、信頼できると感じました。
「どの組織でも使える1つの正解」のようなものではなく、組織を良くしたい当事者が自分たちで作っていくこと。その時に大切にしていたものがわかるように書かれています。
この本はどこまでも「あり方・スタンス」にフォーカスされています。
あなたは会社の「あの人」とはどんな関係性ですか?
「上司ー部下」「同僚」という関係性を別のものに言い換えるとどんなものだと思いますか?
「親と子」のよな関係性ではなく、「大人同士として関わる」とは一体どういうことだと思いますか?
ティール関連の本の中でも、スタンスが大切だと書かれています。
そのスタンスについて、もっとも着目して書かれている本は、この本なのではないかと思います。
ぜひ、文章の行間から感じるものと、自分の日常的なスタンスを照らし合わせて「違い」と「同じ」を感じてください。
どんなことを感じますか?ぜひ、私に聴かせてください。
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応援者・推薦者からの声
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山田裕嗣(発起人)
『Moose Heads on the Table』は、一見奇妙なタイトルながら、自律分散型の組織運営における「人」と「関係性」に深く切り込む一冊だ。
著者の一人、リサ・ギルは『ティール組織』の著者など、世界における新しい組織におけるムーブメントに深く関わり、その当事者たちと対話を重ねてきた実践者でもある。彼女の経験から導かれる示唆は、単なる理論書を超えたリアルな重みを持つ。
私自身、Lisaとは5年以上の交流があり、バルセロナでのワークショップを通じて本書に書かれている「大人ー大人の関係性」の質感も体感した(良い意味で「想定外」な角度でのフィードバックももらった)。
この本が伝えているのは、「仕組み」「制度」ではなく「人」や「関係性」の変容によって組織が変わることのパワフルさだ。これは、今のタイミングだからこそ、改めて深く向き合うテーマになると感じている。
2026年2月にはリサが来日し、実践者たちとの出会いを通じて新たな対話が生まれるはずだ。この挑戦が、多くの人にとって関係性を見つめ直す契機となることを願っている。
嘉村賢州
ティール組織のフレデリック・ラルーが信頼するリサ・ギルの著作は要注目です。
次世代組織界隈の理論は、その組織構造的な仕組みの話と成人発達理論に代表されるような個人変容の部分の2極に偏りがちですが、この本はそのバランスが絶妙な感じで展開されていく。
特に関係性と言いにくいことを言いやすくするアプローチは秀逸で、実際に役立つ人も多いのではないかと思います。
この書籍の叡智が広がっていくのが楽しみです。
青野英明
リサは英国生まれだが魂はまるで日本人です。
アジアで幼少期を過ごし、アジアの文化をよく理解しています。初めて対面で会った時にも懐かしい感覚すらありました。
とても親しみやすく、キュートで、視座も高い。 我々はバルセロナで「どのように生きるか」「どのように働くか」について多くの会話をしました。
彼女と意気投合したのは、実践にこそ宝物があるのだということ。なので、実践が書かれている彼女の著書は宝物そのものです。
どんな人間もチャレンジして、失敗して、また歩き出しているのです。 あなたも是非、自分の内側の宝物を見に行きませんか?この著書を携えて。
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具体的な資金用途
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今回のプロジェクトは、「書籍『Moose Heads on the Table』の出版」プロジェクトです。
皆様からいただいた費用は、下記の費用に充てます。
・「Moose Heads on the Table」翻訳出版
(著者 リサ・ギル、カリン・テネリウス)
・クラウドファンディングシステム利用料
・購入者への書籍送料・梱包資材
翻訳、装丁デザイン、出版(DTPや印刷など)に、総額153万円ほどがかかります。
費用はすべて出版に関連して利用します。
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「Moose Heads on the Table」著者
リサ・ギル からのメッセージ
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皆様を、スウェーデンの自律分散型組織についてカリン・テネリウスと共著した日本語翻訳・出版の支援にご招待できることを嬉しく思います。
フレデリック・ラルーの『ティール組織』(2018年日本語版刊行)をご存知の方も多いでしょう。この本は2014年、私の人生を変えました。その2年後、ポルトガルでカリンと出会い、彼女の物語に深く感銘を受けました。
1990年代から、彼女は管理職不在の働き方を模索し、10社もの企業を変革してきたのです。彼女のアプローチは構造やプロセスではなく、リーダーシップと責任を共有するために必要なマインドセットとスキルセットの転換ーーつまり、内面の変化に焦点をあてていました。
2020年に山田裕嗣氏と出会い、自然経営やティール組織に関する日本の視点について教えていただきました。それ以外、より人間的で分散型の組織形態に情熱を燃やす日本の実践者たちと交流する機会に恵まれています。私の印象では、日本はトップダウンの階層構造なしに働くための必要な内面的な取り組みを受け入れる特別な準備が整っているように感じます。
この仕事を細心の注意を払って進めてくれている山田裕嗣氏と翻訳チーム ー長谷川遥、佐藤瑠依、荒井慶悟、吉井りょうすけー に感謝しています。
このクラウドファンディングへのご支援は、日本語圏の読者にこれらの思想を届ける力となります。2026年2月に東京を訪問し、企画中のイベントで皆様とお会いできることを楽しみにしています。
共に日本のティール運動の発展に貢献し、より人間的で適応力に富み、魂のこもった働き方を模索しましょう。
この翻訳実現へのご参加を心よりお待ちしております。
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一緒に本を出版する、
たくさんの仲間をつくりたいと思っています。
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最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
今回のプロジェクトのプロデュースチームの荒井慶悟(あらいけいご)です。(通称「けーごまん」と呼ばれてます)
最後に、ここまで読んでくださった皆様にお礼のメッセージを送ります。
人間は泥臭くて、割り切れなくて、「最低だ!」と思ったすぐ後に
「こいつら最高だ!」と思ったりもする。
人が一番むずかしい。
そんな難しい私たちを、管理して、コントロールして、予測することなんてできるのだろうか。
そんな難しい私たちを、何かルールで縛ればうまくいく」・・・なんて行き詰まっていないだろうか。
違和感に蓋をして目を背けてきたのが、今の停滞感に繋がってると思う。
今のやり方が限界になって
新しい挑戦として「自律分散型組織」が出てきた、そんなタイミング。
これは希望であり、挑戦。
著者のカリンだって90年代から挑戦し続けている。
ただ、自律分散型組織を作るときにも、やはり人間が問題になる。
結局組織で働く1人1人が仕事や人とどう向き合うかを変えなければ、何も変わらない。
それは何かを扱うのは結局、「人」だから。
この本は自律分散型という新たな挑戦に必要な「人間という大きな問題と向き合うための、実践的な知見」をシェアするものです。
一番難しい人間と向き合い、土台を作り、その上に新しい仕組みを作っていく彼女らの挑戦の軌跡です。
ぜひ、この本を日本に紹介したいと思っています。出版プロジェクトを一緒に進めましょう!
「Moose Heads on the Table」プロジェクトチーム
企画プロデュース
合同会社withfeeling 佐藤瑠依 荒井慶悟
株式会社ワコルダー・コンサルティング 吉井りょうすけ