世界の中の日本文学、そして日本語に光を当てる――
文芸誌『jem』言葉の未来を切り拓く第3号を刊行したい!

目標金額の42%を達成!みなさまご支援ありがとうございます

こんにちは、『jem』主宰・今回のプロジェクト発起人の木村夏彦です。みなさまにご支援・ご協力をいただいたおかげで、目標金額の42%を達成することができました。執筆者の方々からの原稿の多くはまだ届いていませんが、無事に完成することができたら、類をみないような一冊になるものと確信しております。

支援者の方々の数は現在39人。一冊の本や雑誌の読者の数としては、まだまだ心細い数字です。弊誌のことを温かく見守ってくださっている方々への感謝、もう少し頑張らねばという焦り、これから進めていく作業への責任など、ほんとうに多くのはげしい感情が、ない交ぜになっています。

きょうの午後、いきなりある考えが湧きました。もし仮に、このプロジェクトの支援者がたったひとりだったとしたら、それはどう受け取めればいいのか。いえ、すでに39人もいらっしゃるのですから、その可能性はすでにしてないわけですが。

実は、次のような見方をできるように思います。この一冊を読んで救われる方が世界にただ一人でもいるのなら、その方のために刊行することには意味があるのではないか。そして、一人のために出版するという発想は商業出版社にはできないはずです。

こうした考えと、今以上に多くの方に雑誌を手にとってもらいたい、手を伸ばしてもらいたいという気持ちは、わたしという一個人のなかでは矛盾するものではありません(なにかを論理的に説明することが昔からひどく不得手なのですが)。しんどいな、と思ったら、みなさまが寄せてくださったコメントを読み直すことにいたします。雑誌がみなさまのお手元に届くころには、もう涼しい季節になっていることでしょう。忘れていいことと、忘れてはいけないことの両方がこの世界にはあり、文学や思想とは、その後者の記憶をみじかくしないための営みなのだと思います。

2026/07/26 19:04