東京メトロ×森製綿所公式コラボ|アップサイクル長座布団 「おうちでゆるっとメトロ」プロジェクト始動!

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東京の街を走り抜け、多くの人の記憶を運んできた座席。
役目を終えたその生地は、通常なら廃棄されてしまいます。
しかし今回は、東京メトロ公式のアップサイクル証明書と共に、 “本物”である証を持ったまま、長座布団へと生まれ変わります。

 

電車の座席生地は、シート張替えの際に廃棄されてしまうのが一般的です。
しかし今回は、その丈夫で特徴的な生地を洗浄・再加工し、座布団カバーとして再利用しました。
アップサイクルによって、限られた資源を無駄にせず、新しい価値を生み出しています。
「本物の座席を使った特別感」+「環境にも配慮した選択」という両方のメリットを、安心して実感いただけます。

森製綿所は、70年以上にわたり座布団や寝具をつくり続けてきた専門メーカー。
職人の手による丁寧な仕立てと、確かな技術で生み出された長座布団は、ただの鉄道グッズではありません。
オーガニックコットンの綿と再生ポリエステルの混合綿に、電車にも採用される再生エラストマーを組み合わせ、
しっかりとした弾力と快適性を実現。 「座り心地まで本物」 をお届けします。

 

路線図がプリントされた長座布団は、カバーをつけて鉄道の再現も可能。

ここでしか手に入らない特別な長座布団です。

子どもは、座席を並べて電車ごっこ。 路線図を指でたどりながら、夢中で遊びの世界を広げていきます。

大人はインテリアや在宅ワークの腰当てに、シニアは孫に思い出を語るツールに。
「デザインの楽しさ」と「使い方の広がり」を両立させることで、世代を超えて愛用できる特別な長座布団に仕上げました。

この長座布団は、東京メトロ公式の認証を受けて誕生しました。
製造を担うのは、大正6年創業・100年以上の歴史を持つ東京都江東区の老舗寝具メーカー、森製綿所。
長年培われた職人の技術と、東京メトロの信頼ある公式認証。
2つの確かな名前が重なったからこそ実現した特別な長座布団です。

 

長年走り続けた車両の座席シートは、シート張替えのタイミングでその役目を終えます。
通常なら廃棄されてしまう生地を一枚ずつ丁寧に回収・洗浄していきます。

 

今回取り外した座席生地の中から、厳選したものを再利用しています。

その量でつくれるのは 東西線の座席生地から生まれるのは、大15/小40セット分のみ。
半蔵門線の座席生地から生まれるのは、大15/小15セット分のみだけとなります。

長座布団の中材には、公共交通機関の座席にも採用される再生エラストマー構造体を芯材に使用。
そのまわりをオーガニックコットンの綿と再生ポリエステルの混合綿で丁寧に包み込み、耐久性と快適性を両立させます。
森製綿所の職人技が、見えない部分にもしっかりと息づいています。

新たに用意した生地に、環境に配慮したインクで路線図をプリント。
中材を収めながら形を整えて職人が1つずつ手縫いしていきます。

洗浄した座席生地も座布団カバーとして仕立て、中材(綿と再生エラストマー構造体)を収めれば、特別な長座布団の完成です。

仕上がった長座布団は、一つずつ丁寧に検品。そして東京メトロ発行の「アップサイクル証明書」を添えてお届けします。

 

 

 

 

 

 

 

我々、株式会社森製綿所は、大正6年(1917年)創業、東京都江東区で100年以上にわたり寝具づくりを続けてきた老舗メーカーです。

座布団や寝具を中心に、人々の暮らしに寄り添う製品をつくり続けてきました。確かな素材選びと職人の丁寧な手仕事を強みに、長年お客様に「安心して使えるもの」を届けてきました。

今回のプロジェクトは、江東区のふるさと納税担当者様から「座席シート張替えの際に発生する座席生地を有効活用できないか」というご相談をいただいたことがきっかけでした。

長年東京の街を走り、多くの人に親しまれてきた電車の座席が、その役目を終えると同時に廃棄されてしまうのは、とてももったいない。

この思いに共感し、「思い出と歴史を、日常に残せる形に生まれ変わらせたい」と考え、当社の得意分野である座布団・寝具づくりと掛け合わせた企画を立ち上げました。

私たちが届けたいのは、単なる鉄道グッズではありません。
「あの電車に乗った記憶を、毎日の暮らしの中で感じられる」という特別な体験です。
さらに、廃材を活かすアップサイクルの取り組みを通して、環境にやさしいものづくりの可能性も広げていきたいと考えています。
この長座布団が、鉄道ファンの方にとってはコレクションとして、また一般の方にとってはインテリアや家族の思い出を語り合うきっかけとして、多くの笑顔を生み出す存在になることを願っています。

 

※東京地下鉄株式会社許諾済製品