世界の中の日本文学に光を当てる――
文芸誌『jem』日本文学の海外受容・翻訳の状況を大特集した号を刊行したい!

2号鋭意制作中!活動報告とこぼれ話

発起人の木村です。ふと気がついてみれば暑さは和らぎ、実りの秋の訪れが待ち遠しく思えます。前回の活動報告から少し間が空いてしまったようにもみえますが、現在、編集作業に全力を尽くしています。

ここをお読みくださっている方にとってかならずしも必要な情報ではないものも含まれているかもしれませんが、この場を借りて数点、お伝えしたく思います。

その1。プロジェクト終了日に記した前回の活動報告では、「支援総額は目標額の166%となる747000円を達成」して終了したと書きました。青天の霹靂なのですが、プロジェクト終了数日後にこの額が変わり、支援総額が75万円を超えました。どうもプロジェクト終了直前にコンビニ払いなどの決済方法を選択されて、時間差で決済を済ませてくださった方がいたためのようです。おかげさまで、「プロジェクト終了後にも支援総額は伸びることがある」(!)という、不思議かつ稀少な教訓を得ることができました。

その2。『私のことのは散策記』のエッセイ寄稿権をご購入くださった方は二名ですが、この枠で寄稿くださるのは今回一名となりました。プロジェクト開始時には、このミニエッセイ集のすべての寄稿者はまだ確定していませんでした。そして、ほんとうに偶然なのですが「寄稿権をご購入くださったとある方」に対して、その事実を知らないまま原稿依頼をお願いしたのです。言い換えると、「ご依頼さしあげたいなあ」と思っていた方が、それに先んじて書いてくださるつもりだったということです。ここ一年間、たびたびつよく感じることですが、神通力とは存在するものなのですね。プロジェクトページに「2人」と記されたものは残るため、訝しむ方が出る可能性がゼロではないと考え、本日のタイミングで事情を記すことにしました。

最後に、好評でしばらく品切れが続いていた創刊号ですが、このたび増刷をしてもう数日で新版が到着する見込みです。増刷は3回目、「第四版第一刷発行」となります。同人誌なのでごく少部数ではありますが、愛読してくださる方が途切れていないのは幸福そのものだと思います。boothから買えるほか(現在は予約注文)、いつでも購入可能な電子版もございます。

boothの『jem』創刊号商品ページへのリンク
電子版へのリンク(Amazon)

みなさまがかけてくださった暖かい言葉を胸に、制作のラストスパートを進めていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

 

2025/09/29 20:53