こんにちは、『jem』主宰・今回のプロジェクト発起人の木村夏彦です。みなさまにご支援・ご協力をいただいたおかげで、開始からわずか三日間で目標金額の39%を達成することができました。
三日前の夜、ファンディング開始の告知をSNSに投稿するその瞬間は、緊張で指が震えそうでした。果たしてこのような企画に関心を持ってくださる方がいるだろうか、リターンを購入してくれるのが親しい知人だけだったらどうしよう、もしもプロジェクト紹介ページに決定的なミスがあったら……と、期待よりも不安が渦巻いていました。実際にスタートしてみると、予想もしないかたちでプロジェクトが遠くへ拡がっていくのが確実に感じ取れ、ただただ感銘を受けています。
活動報告の第一回は、日本文学の海外受容に関するコラムのような記事を用意するとか、スピーチのような明快な構成をそなえた「立派な」ものをアップしたいと考えていました。なにより、弊誌にご寄稿くださるすてきな寄稿者の紹介も第一回にはきちんと盛り込むはずでした。しかし、予想外のうれしい出来事の連鎖――まさに強固な鎖と呼ぶのがふさわしいように今夜は思います――を目の当たりにしてしまったからには、まずは率直な感謝の気持ちをみなさまにお伝えするのが一番であると思いました。本当に、どうもありがとうございます。
まだまだこれから先、ひとりでも多くの方に今回のプロジェクトを知ってもらう必要性を感じます。それは、これだけの寄稿者の方々が論考や創作を提供してくれることへの編者の責務であるとすら考えています。
夏の暑さがやわらぐ頃まで、ファンディング期間は続きます。わたしにとっては長く短い、一生忘れられない夏になると確信しています。残り54日間、宣伝、告知にベストを尽くしていきますので、もし可能でしたら、みなさまにも引き続き、周囲の方への情報共有にお力を貸していただけますと幸いです。
2025年7月14日 1学期最後の授業を終えた日の夜に