「東京画」は、2011年の震災後に立ち上がった、アートプロジェクトです。(昨年10月にNPO東京画として法人化)。100 人の写真家が東京を被写体とした作品をアーカイブすると同時に、 彼らの眼差しを通して 東京が歩むべき道をリアルタイムで同時代の人々と共に考えてゆく鮮度の高い発信活動です。
2011年春、私たちは「東日本大震災」という名で後世も記憶される未曾有の大惨事を体験しました。巨大地震、巨大津波、そして福島原子力発電所のメルトダウン、山紫水明という言葉で表現される美しい国土と安心、安全をキーワードにしてきた日本にとって、それはとてつもなく大きなダメージと未来への不安として脳裏に刻まれた出来事でした。
特に、三つ目の惨事の現場となった原子力発電所は東京という大都市のエネルギー供給のために設置された施設であったという事実、"都会という不毛の土地"に住む者に理屈ではない罪悪感として重くのしかかってきたのです。 首都、東京がその立場や機能を維持するために派生しているさまざまな現実に私たちがいかに無関心、無知であったかを痛感させられました。
”7 PHOTOS A WEEK ” - Goodbye -宮腰まみこ MIYAKOSHI Mamiko
あれから3年余りの歳月が流れ、7年後の2020年、二度目となるオリンピックの開催が決定しました。来るべき東京オリンピックは、2011年の大震災から再生した新たな日本の姿を世界に向かって高らかに謳うシーンとなるはずです。つまり、このディケード(十年)は東京がまさに新しい存在理由と価値を構築する過程となる特別な時代でもあるのです。
『東京画』はこの特別な時代を、100人の写真家が東京を被写体とした作品をアーカイブすると同時に、彼らの眼差しを通して、東京が歩むべき道をリアルタイムで同時代の人々と共に考えてゆく鮮度の高い発信活動を目的としています。 今、東京で何を問題点として自覚し、何を美しいと判断し、何を悲しく想い、何を大切だと感じ、そしてどんな可能性が見えているか、写真として提示したいと思うのです。
”7 PHOTOS A WEEK ” - Goodbye -サトウタケヒト SATO Takehito
東京という多様なスタンダードを寛容に内包する都市を描くには、開かれた数多くの視界と視線が必要であると私たちは考えます。東京画には、すでに国際的なシーンで活躍する写真家もいれば、未来の写真表現を切り開く若き才能も参加しています。ここでは一切のヒエラルキーはなく、女性も男性も同等、キャリアの差による序列もありません。
年齢は30代から70代まで、国籍は日本、中国、アメリカ、スペイン、フランス、ドイツ、イタリア、オランダなど、東京に在住している作家もいれば、海外に拠点を置く作家もいます。活躍する写真ジャンルはまさに多様性そのものです。ファッション、ポートレート、アート、建築、ランドスケープ、ドキュメンタリー、スチールライフ、エンターテインメント、ストリートライフ、スナップショット、東京というキーワードで結集した100人の世界観はそれぞれにユニークでオリジナルな存在です。
”7 PHOTOS A WEEK ” - Goodbye -本城直季 HONJO Naoki
”7 PHOTOS A WEEK ” - Goodbye -ミッシェル・フラピエ Michel FRAPIER
”7 PHOTOS A WEEK ” - Goodbye -石下理栄 ISHISHITA Rie
”7 PHOTOS A WEEK ” - Inside -古賀絵里子 KOGA Eriko
これまで、国内での活動(東京ミッドタウン、梅田阪急アートギャラリー、代官山蔦屋での展示会、他、雑誌「タイムアウト東京」や学習院大学とのコラボ企画等)だけでなく、2012年にはニューヨークフォトフェスティバルに招聘・参加し、2014年8月にはマレーシア・クアラルンプールでKLPA Awardとのコラボ「Two Mountains Projects」展覧会とトークセッションを開催しました。
2014年は、2年毎に開催される「Mois de la photo」(パリ写真月間)とパリフォトが重なる年です。
(昨年の写真)
近年、世界のアートマーケットの中でも日本の写真が熱い注目を浴びるようになりました。しかし、肥大化し、高騰し続けるグローバルマーケットの中で、ごく一部の写真家を除けば、日本の写真の裾野を形成する多くの作品はまだまだ世界にアクセスできていません。
日本の写真の魅力とは、お互いが影響し合い、それぞれに物語として語られる時、独自の光を放ち出します。1冊の写真集ではなく、たくさんの写真集を同時に見ることで連想されるバイブレーションこそが、東京発に写真の魅力と言えるかもしれません。「東京画」がこの3年間、毎日公式サイトのトップページで展開する「7 photos a week」の手法、この感覚を体感していただく表現スタイルを追求する中で「La librairie imaginaire」というアイデアが生まれてきたのです。
このアイデアが生まれた瞬間、私たちはまるで稲妻に打たれるように、今回の試みを実行に移すことを決意したのです。
さて、企画は立ち上がったものの、開催するにはスペースの問題がありました。
「a librairie imaginaire 空想の本屋さん」というコンセプトの下、写真集に込められたいくつものドラマを説き起こし、インスタレーションとパフォーマンスで展開するというアイデアを実現するには然るべき場、スペースが必要です。この願いをあっさり叶えてくれたのは東京画に参加するパリ在住のドキュメンタリー写真家、岡原功祐さんでした。(>東京画サイト内紹介ページ)
独学で写真を学び、独自のスタンスで世界と向き合う岡原さんは、日本人で初めてユージン・スミス賞フェローシップ、ゲッティー・イメージ・グランドなどを受賞。さらに今年は、川久保玲さんから直接連絡を受け、パリ・コレのコム・デ・ギャルソンのショーの撮影依頼が舞い込むという世界が注目する若き写真家のひとりです。
「今、ここにぴったりのモノがなければ、自分で創る」が彼のポリシー、フォトエージェンシーを脱退し、自分たちの作品の発表の場を持つべく動いていた彼は、空き店舗のギャラリー利用を家主に掛け合い、説得に成功。その後は自分たちで白ペンキを塗り、整備したギャラリーTを今回、パリフォトのタイミングを東京画のために提供してくれたのです。自分たちができることを全てトライするというスタンス、まさにこれは東京画の精神です。
本気になれば、準備期間の短さはむしろ“エネルギー”にもなるはずです。
1ヶ月余りだからこそ頑張れるはずです。
どうぞ応援してください。
今回、様々なことに恵まれ、「東京画」として、パリでオリジナル企画を開催することが決まりましたので、ぜひこの機会に、より多くの方々に「東京画」を知ってもらいたいと考えております。私たち「東京画」の活動目的は、写真を通じて東京という場所が持っているダイナミズム、寛容さ、多様性、共感を分かち合うことであり、さらにそれを、国内のみならず、海外にも“本物としての実感”で発信していくことです。
クラウドファンディングを行うことで、普段、顔を合わせてやり取りをしている仲間だけでなく、より多くの人々とこのプロジェクトを盛り上げ、世界に発信していきたいと思っております。この企画実現のための支援を、クラウドファンディングを通して募っています。
”7 PHOTOS A WEEK ” - Exterior -甲斐裕司 KAI Hiroshi
”7 PHOTOS A WEEK ” - Inside -河西春奈 KAWANISHI Haruna
”7 PHOTOS A WEEK ” - Exterior -加藤純平 KATO Junpei
世界のどこでもない“東京の感覚”、それを本屋さんという舞台装置の中で表現しようと考えています。写真家の視界と視線、そして想いと思想が詰まった写真集、東京という街から発信される様々な写真集を通じて、東京という都市の鼓動、リズム、色、形、匂い、風、光、闇、人、暮らし、風景を伝える「La librairie imaginaire(空想の本屋さん)」。具体的なプログラム内容は、東京画の公式サイト・Facebookでご紹介していきます。
公式サイト >>
Facebook >>
| 開催期間 |
2014年11月 13日(木)– 29日(土)
オープニングレセプション 11月13日(木) 18:00〜21:00
オフィシャルプログラム 11月13日、11月14日、11月15日
| 会場 |
GALERIE-T http://galerie-t.com29 rue de Trévise 75009 Paris - France
Metro Cadetから徒歩3分
良いガイドは、街の価値を高めます。
そして、良いガイドを手に入れることで得られる、かけがえのない体験は、その街に暮らす人や訪れる人の人生を豊かにします。東京画の作品は、素晴らしいアート作品であると同時に、東京の街の魅力を届けてくれる極上のガイドです。作品に触れることによる体験と作品を通じて訪れた東京での体験。
東京画は、一粒で二度美味しい『究極のガイド』なのかもしれません。
タイムアウト東京株式会社 代表取締役 伏谷博之
"Each time I visit Tokyo, I find an energy so different from other cities I have been. As a photographer myself, I often compare the 'pulse' of a city like London where I live, to other cities. If the pace of London may be described as an old hand-wound clock, sure and steady, then Tokyo is a frenetic electro-beat box interspersed with moments of classical waltz. Because of this, I look forward to the Tokyo-Ga photographers capturing the essence of this energy and release it through their images over the life of this initiative. " Steven V-L Lee, Director, Kuala Lumpur International Photoawards.
東京を訪れる度毎に、他の都市とは全く違うエネルギーを感じます。
私自身が写真家だということもあるのでしょうが、私はよく自分が暮らすロンドンという街の持つ鼓動と他の都市のそれを比較します。ロンドンのそれを喩えるならば、手巻き時計独特の確かでどっしりした刻み方。一方、東京のそれはドキドキするような電子リズムボックスにクラシックなワルツを彷彿とさせる瞬間が点在しているような印象です。
東京画の写真家たちがこのエネルギーの本質を捉え、それを作品を通じ発表していくことを大いに楽しみにしています。
スティーブン V-L リー ディレクター, クアラルンプール国際写真アワード
▼お礼のメール
▼ポストカード(2枚)
▼「La librairie imaginaire」と題されたタブロイドをプレゼント。(1部)
*クレジットにお名前を掲載します。
*タブロイドは、PARIS PHOTO会場、その他の写真イヴェント会場で配布します。
▼東京画コミッショナーからのお礼状
▼ポストカード(10枚セット 作家サイン入り)
▼東京画コミッショナー/チーフキュレーター 太田菜穂子他、東京画メンバーの写真家、蓮井幹生・大西みつぐ・所幸則によるポートフォリオビューイング。(写真家志望の方を対象に、作品ポートフォリオをプロフェッショナルな立場からアドバイスいたします。上記メンバーのうち、太田菜穂子を含む2名(選べるシステムを予定)、所要時間20分×2セッションでビューイングします。開催場所はNPO法人東京画のオフィス、開催時期は2014年12月〜2015年1月を予定しております。)
▼新年に開催される「New Year’s meeting」 1名様 ご招待
開催予定日:2015年1月31日(土)の夜 場所は渋谷のタイムアウトカフェ。 http://www.timeoutcafe.jp/
なお、隣接するミニギャラリー KATAで、一日限りの「空想の本屋さん」をオープンさせる予定です。
▼「La librairie imaginaire」と題されたタブロイド(全文英語)をプレゼント。(1部)
*クレジットにお名前を掲載します。
*タブロイドは、PARIS PHOTO会場、その他の写真イヴェント会場で配布します。
▼スペシャルメーキングムービー
イベントの様子を映画仕立てで作成したもの。 撮影は参加作家の一人である、フランス人のVincent Soulie氏。 (「Paris, Je t'aime」のジュリエット・ビノシュで諏訪敦彦さんの監督の元でカメラマンを務めたムービー作家。)
▼ミニ写真集「Esprit de Paris」
48ページ・フルカラー・ハードカバー(145×160mm)ロ バート・フランク/森山大道/広川泰士/藤井春日 他
▼新年に開催される「New Year’s meeting」1名様 ご招待
開催予定日:2015年1月31日(土)の夜
場所は渋谷のタイムアウトカフェ。 http://www.timeoutcafe.jp/
なお、隣接するミニギャラリー KATAで、一日限りの「空想の本屋さん」をオープンさせる予定です。
▼「La librairie imaginaire」と題されたタブロイド(全文英語)をプレゼント。(1部)
*クレジットにお名前を掲載します。
*タブロイドは、PARIS PHOTO会場、その他の写真イヴェント会場で配布します。
ミニ写真集「Esprit de Paris」
▼スペシャルメーキングムービー
イベントの様子を映画仕立てで作成したもの。 撮影は参加作家の一人である、フランス人のVincent Soulie氏。 (「Paris, Je t'aime」のジュリエット・ビノシュで諏訪敦彦さんの監督の元でカメラマンを務めたムービー作家。)
▼ポートレート撮影
データ贈呈。東京画参加作家による撮影。 撮影日時・カット数などは東京画が設定した内容で実施する旨、予めご了承下 さい。(場所は都内を予定)
▼「La librairie imaginaire」と題されたタブロイド(全文英語)をプレゼント。(1部)
*クレジットにお名前を掲載します。
*タブロイドは、PARIS PHOTO会場、その他の写真イヴェント会場で配布します。
ポートレート撮影を行う写真家(以下よりご希望の写真家をお選び頂けます)
1)所幸則 :「SHIBUYA One Second」で時間と都市、人間の関係性を問いかける作家。幻想的かつ未来的な作風は圧倒的なファンを持つ。大阪芸術大学客員教授。
2)染谷學:俳人、工芸作家、アーティストのポートレートで定評。朝日新聞、JR東日本などに作品を提供 京都造形芸術大学の講師他。
運慶作の国宝、慶派の国重文。
3)蓮井幹生:「PEACE LAND」という世界観で長期プロジェクトを展開する。確かな美意識が築き上げる作品への信頼は厚い。
4)河西春奈:独特の温度と湿度を感じる色彩、遠近感を拒否するそのフラットな諧調、精度の高い構図、そして明確な輪郭を嫌い、周囲の光や闇の中に溶け込むかのように存在する写真の中の登場人物。写真を通じて立体的な風景、ストーリーを共有している。
▼メーキングムービー
イベントの様子を映画仕立てで作成したもの。 撮影は参加作家の一人である、フランス人のVincent Soulie氏。 (「Paris, Je t'aime」のジュリエット・ビノシュで諏訪敦彦さんの監督の元でカメラマンを務めたムービー作家。)
▼仕事場を見学できる権利
東京画参加作家の仕事場で、日時などは東京画が設定した内容で実施する旨、予めご了承下さい。(4名様×5組で実施予定)
▼「La librairie imaginaire」と題されたタブロイド(全文英語)をプレゼント。(1部)
*クレジットにお名前を掲載します。
*タブロイドは、PARIS PHOTO会場、その他の写真イヴェント会場で配布します。
▼メーキングムービー
イベントの様子を映画仕立てで作成したもの。 撮影は参加作家の一人である、フランス人のVincent Soulie氏。 (「Paris, Je t'aime」のジュリエット・ビノシュで諏訪敦彦さんの監督の元でカメラマンを務めたムービー作家。)
▼ミニ写真集「Esprit de Paris」
48ページ・フルカラー・ハードカバー(145×160mm)ロ バート・フランク/森山大道/広川泰士/藤井春日 他
▼写真集(サイン入り)
▼新年に開催される「New Year’s meeting」2名様 ご招待
開催予定日:2015年1月31日(土)の夜
場所は渋谷のタイムアウトカフェ。 http://www.timeoutcafe.jp/
なお、隣接するミニギャラリー KATAで、一日限りの「空想の本屋さん」をオープンさせる予定です。
▼「La librairie imaginaire」と題されたタブロイド(全文英語)プレゼント。(1部)
*クレジットにお名前を掲載します。
*タブロイドは、PARIS PHOTO会場、その他の写真イヴェント会場で配布します。
▼メーキングムービー
イベントの様子を映画仕立てで作成したもの。 撮影は参加作家の一人である、フランス人のVincent Soulie氏。 (「Paris, Je t'aime」のジュリエット・ビノシュで諏訪敦彦さんの監督の元でカメラマンを務めたムービー作家。)
▼ポートレート撮影
データ贈呈。東京画参加作家による撮影。 撮影日時・カット数などは東京画が設定した内容で実施する旨、予めご了承下 さい。(場所は都内を予定)
▼新年に開催される「New Year’s meeting」2名様 ご招待
開催予定日:2015年1月31日(土)の夜
場所は渋谷のタイムアウトカフェ。 http://www.timeoutcafe.jp/
なお、隣接するミニギャラリー KATAで、一日限りの「空想の本屋さん」をオープンさせる予定です。
▼「La librairie imaginaire」と題されたタブロイド(全文英語)をプレゼント。(1部)
*クレジットにお名前を掲載します。
*タブロイドは、PARIS PHOTO会場、その他の写真イヴェント会場で配布します。
▼メーキングムービー
イベントの様子を映画仕立てで作成したもの。 撮影は参加作家の一人である、フランス人のVincent Soulie氏。 (「Paris, Je t'aime」のジュリエット・ビノシュで諏訪敦彦さんの監督の元でカメラマンを務めたムービー作家。)
▼ポートレート撮影
データ贈呈。東京画参加作家による撮影。 撮影日時・カット数などは東京画が設定した内容で実施する旨、予めご了承下 さい。(場所は都内を予定)
▼新年に開催される「New Year’s meeting」2名様 ご招待
開催予定日:2015年1月31日(土)の夜
場所は渋谷のタイムアウトカフェ。 http://www.timeoutcafe.jp/
なお、隣接するミニギャラリー KATAで、一日限りの「空想の本屋さん」をオープンさせる予定です。
▼東京画参加作家のアトリエにてプリント現像を体験。
蓮井幹生氏のアトリエでポートレートを撮影し、その後、直ちにフィルムを暗室に持ち込み、現像し、写真がどのように出来上がるかを蓮井氏のアトリエで実体験頂きます。
▼「La librairie imaginaire」と題されたタブロイド(全文英語)をプレゼント。(1部)
*クレジットにお名前を掲載します。
*タブロイドは、PARIS PHOTO会場、その他の写真イヴェント会場で配布します。
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| 「東京画」の歩み 2011-2014|
2011
APR 東日本大震災を受け、プロジェクトが立案。写真家への参加の呼びかけを開始。
JUN CHANEL NEXUS HALLで第一回公募を公開審査。
SEP 第三回TOKYO PHOTO(東京ミッドタウン)に出展OCT ミッドタウン富士フィルム本社会議室で第2回公募を公開審査
2012
MAY NYPH2012 ニューヨークフォトフェスティバルに招聘・参加2013
FEB 梅田阪急アートギャラリーで「東京画展」開催SEP 「タイムアウト東京」の創刊号で表紙を含む写真コラボ企画を開始(以来継続的に展開)
OCT NPO東京画として組織を整備し、法人として再スタートNOV 学習院大学の大学祭委員会と討論会と撮り下しプロジェクト(セサル・オルドネス)を展開DEC 代官山蔦屋書店で写真展とブックフェアを開催
2014
MAR 撮下しプロジェクト「HAKUHO 白鵬」展(上田義彦氏) Gallery 916 Smallで開催
APR 六本木TSUTAYA書店のリニューアルに際して写真展とブックフェアの開催MAY 池袋西武デパート・ライカギャラリーで撮下し企画「三社祭」展(マイケル・フェザー)開催AUG マレーシア・クアラルンプールでKLPA Awardとのコラボ「Two Mountains Projects」 展覧会とトークセッションを開催 六甲国際写真フェスティバル(RAIAC)で「Two Mountains Project」をマレーシアの パートナー、参加写真家と共にプレゼンテーション
現在までに助成・作品制作協力をいただいた諸機関・企業
◆助成:国際交流基金 / アートカウンシル東京 ◆特別協力:シャネル株式会社 / 富士フィルム株式会社 / 宮城野部屋 / 浅草千和町会 / 学習院大学 ◆作品制作:キヤノン株式会社 ◆協力:六甲国際写真フェスティバル / KLPA (クアラルンプールフォトアワード) / 日本相撲協会 ◆後援:日本ユニセフ協会連盟 / 東京都商工会議所
|「東京画」に寄せられたメッセージ |
I expect Tokyo-Scapes to communicate the exquisite charm, power, and vibrations of the Tokyo Megalopolis, which other sceneries, urban landscapes, a succession of vertical and horizontal rhythmical symphonies, which no other city in the world can give.
世界中のどの街にもない風景、都市の情景、垂直と水平のリズミカルなシンフォニーを奏でる東京メガロポリス。その絶妙な魅力、パワーとヴァイブレーションを「東京画」は見事に表現してくれることでしょう。
Richard COLLASSEPresident, CHANEL.K.K.
リシャール・コラスシャネル株式会社代表取締役社長
The future may penetrate into the present time and space gradually, without showing its overwhelming scale or definite shape.The Tokyo metropolitan city may be the one where the future easily comes in and stays for a while. Tokyo offers city spaces where buildings may not show their existence, and its scenes include the phenomenon of the colour and the shape of the air. We breathe the air of future in this city day by day, and we are tinged with its colour unconsciously.The images of TOKYO-GA remind me of the generosity of Tokyo which seems to receive the future gently. The landscapes I saw in my childhood was enrobed by such generous air.TOKYO-GA, the project describing the present and the future of Tokyo by photography, it is a marvelous project for those who love to support Tokyo, like myself.
おそらく未来とは、圧倒的なスケールや明解なかたちをもってではなく、ごく少しずつ、だが確実に、現在に、この現実の空間に入り込んでくるものに違いない。中でもこの未来が最も入り込みやすい場所、居つきやすい空間が、東京という街なのではないだろうか。建物はそこに建っているにもかかわらず、無いようにも見え、空気のひとつの形、色、現象としての風景が存在する都市空間。僕たちは知らず知らずのうちに、毎日少しずつ未来の空気を吸い、その色に染まっていっている。「東京画」の写真を見るとき、僕たちははっと気づく。こうやって優しく未来を受け入れる東京の寛大さに。そう言えば、自分が小さいころ見ていた東京の風景も、同じような優しい空気に包まれていた。写真が切り取る東京の今と未来。「東京画」、東京を応援したい僕たちにとって素晴らしい企画です。
Mineaki SAITOVice-president, Hermès International S. A.
齋藤峰明エルメスインターナショナル社/副社長
「東京画」のプロジェクトは、ただの写真展ではなく、僕らが普段暮らしている都市について考え、見つめなおす、大切な作業だと思っています。 このプロジェクトが、忙しさの中でいろいろなものを見失いがちな僕らが、心を落ち着けて、 自分たちが立っている場所の意味をもういちど見つめなおす機会になることを信じていますし、そう願っています。
Susumu NAMIKAWACopy-writer
並河進コピーライター
優れた感性と卓越した技術を持つ100人の写真家が、躍動する東京の多様な姿、かたち、魅力、ライフスタイルを写し取り世界に向けて発信する「東京画」。本プロジェクトは、世界を引きつけてやまない普遍的な価値となる可能性を秘めています。東京画は東京の意味を書き変える、輝く希望の光となるでしょう。
Masato TANAKA Doctor of Engineering
Professor Emeritus of The University of Tokyo
田中正人工学博士/東京大学名誉教授