多くの皆さんのご支援のおかげで、最初の目標金額50万円(基礎工事費用)を突破しました!
ありがとうございます‼
募集期間がまだありますので、工事費用500万円のうち、次の目標 (ストレッチゴール) 250万円(工事全体の材料費)を目指したいと思います!
さらなるご支援を引き続きよろしくお願いいたします‼
プロジェクト実施決定記念!!!
以下の金額到達で、支援いただいた皆様に追加のプレゼントを実施します!
150万*支援したみんなに青みかん一個プレゼント!
250万*支援したみんなに青みかん二個プレゼント!
350万*支援したみんなに青みかん三個プレゼント!
450万*支援したみんなに青みかん四個プレゼント!
500万*支援したみんなに青みかん五個プレゼント!
※プレゼントの青みかんはご自身で収穫いただきます。7-8月にあきさわ園にお越しください。
こんにちは。 小田原で300年続くみかん農家をしている、あきさわ園の秋澤史隆です。
秋澤史隆
今回、管理している畑のうち、一番見晴らしの良い場所にある、元々はみかんを貯蔵するために作られた築約100年の土蔵を、できるだけ今ある形を活かし、当初の日本伝統工法(地元の木と土と竹で作る建築様式)で、”里山管理棟”として農作業倉庫&作業施設にリニューアルし、集落に里山再生や農作業に訪れる方に開放したく、クラウドファンディングに挑戦させていただきます。
あきさわ園は、東京から車や電車で1時間ほどで来れる、神奈川県小田原市にある農園です。
みかん畑
300年以上代々経営してきた農園を18年前に事業承継し、現在5名のスタッフ(家族・親戚)をメインに、農福連携や学生たちと一緒に、標高60メートルから130メートルの山間にある広さ約5ヘクタール(東京ドーム位)の農地にて、適地適作のみかんを中心とした様々な果樹や野菜を50種類以上栽培しています。
家族写真
みかん10月~3月
湘南ゴールド2月~4月
青レモン11月
黄レモン12月~3月
ブルーベリー7月~8月
青みかん7月~9月
青梅5月末~6月上旬
完熟梅6月中旬~下旬
(通年で果物の収穫ができます)
みかんの選果風景
この地域は半径3キロで、漁業、畑作、酪農、棚田、果樹、山林など、衣食住に必要な資源がすべて揃っている、地域の循環を感じられる豊かな場所です。
里山に訪れること、農作業をすること、地球や社会や地域のことを考えること、農産物を生産・加工し、食べることは、農業から離れた生活をしている現代人にとって、人間の原点に立ち返ることができる、また、癒やしやレジャーとしても捉えることができる、大切で、楽しい活動です。
農家を継いでからの18年間、ライフワークとして、そういった活動がしたい方々を地域に受け入れ、一緒に取り組んできた結果、現在、いくつかのグループが定着し、週1回・月1回・年1回など、様々なペースでこの集落に訪れるようになってきました。
年間延べ人数でいうと、1,000人の訪問があります。
耕作放棄地から再生した梅畑での収穫
ユンボの操縦
竹林の整備
耕作放棄地の開墾
玉ねぎの苗の採取
玉ねぎの収穫
虫の観察
みかんの収穫
キウイフルーツの剪定
こうした活動を行う中で、里山で新しい仕事を始める人、農産物の生産から販売までを行う人、農産物で加工品を作る人などが出始めています。
一方で、現時点では、周辺農家の高齢化による廃業ペースのほうが早く、集落では耕作放棄地が少しずつ増え、そのために里山の景観が維持できなくなってきています。
みかん畑の耕作放棄地
また、耕作放棄地は害獣の通り道になってしまうので、今まで無かった規模の食害も起こるようになり、今シーズン、イノシシに収穫直前のみかんを1日で500キロ食べられてしまう被害も発生しています。
そして、耕作放棄地が増え続けていることは全国的な問題でもあり、ここ小田原市だけでも、2015年時点で耕作放棄地や放置された竹林は少なく見積もっても364ヘクタールほどあり、現在も増え続けています。
里山の置かれている状況は厳しい。けど、仲間がいる。
里山に関わる仲間が増えれば、里山は再生する。
この状況を再構築のチャンスと捉え、もっと里山で活動したい方々を受け入れたい!
里山に訪れる人々の滞在を快適にし、滞在時間や訪問頻度を増やしたい!
そして、これをモデルケースとして全国の里山整備に繋げたい!
こういった思いから、今回のチャレンジをさせていただきます。
標高60メートル地点にある農園の作業場から、農作業や里山活動で訪れる方々を軽トラックで3分、鳥のさえずりを聞きながら、竹林・梅畑・みかん畑・湘南ゴールド畑を抜けて標高130メートル地点まで山を登っていくと、今回リニューアルする土蔵が見えてきます。
今回リニューアルする土蔵
土蔵は、日当たりの良い山の南側斜面にあり、相模湾が臨めます。
土蔵からの風景
昔の農家さんは、自分たちで何でも作っていました。
また、小田原市のみかん農家は昔から、晩生(おくて)のみかんを12月頃収穫した後、土蔵で1~4ヶ月間貯蔵熟成させ、糖と酸のバランスを整えて出荷する手法を行ってきたため、みかん畑ごとに貯蔵用の土蔵があるのが特徴です。
土蔵で貯蔵している、みかんと湘南ゴールド
今回整備する土蔵も周辺に生えていた木・竹そして土でできています。
そして、今回もまた、周辺に生えていた木・竹そして土を使用し、当時の工法で行います。
同様の工法で作った建物の工事風景
みかん貯蔵用の土蔵の間取りは、木箱にみかんを詰める作業をする入口側と、木箱を並べる奥側とに分かれていて、建物の裏側に使用できない状態の汲み取り式のトイレがあります。
リニューアルにあたり、近所の大工さんに見てもらったところ、入口側の柱が腐食してしまっていたので、建物半分の基礎のやり直し・柱の入れ替え・土壁の塗り直しを行います。
入口側を机や椅子を置いてミーティングができる場所にし、奥側は倉庫としてそのまま利用、建物の裏側のトイレは自然環境に負荷を掛けないシステムでリニューアルします。 電気は電柱が近くまで来ているので引き込むことができるので、ネット回線とWi-Fiの整備も合わせて実施します。
これらを整備することで、里山に訪れて作業する人々の滞在が快適になり、滞在時間や訪れる頻度の増加が見込めます。
図面
クラウドファンディングに先行して、自分たちでできる基礎工事部分の作業を実施しました。
土壁を剥がす作業
柱の撤去作業
コンクリート搬入作業
コンクリート流し込み作業
コンクリート流し込み作業
基礎工事完了
今回のリニューアルの総予算は500万ほどを見込んでいます。
自分たちでできることはDIYで行い、外壁や柱の入れ替え作業・窓枠の取り付け作業などは大工さんにお願いします。
リニューアル後の維持費については、集落で採れた農産物の販売棚を作ることで捻出させてただきます。
現在、いくつかのグループが週1回・月1回・年1回など、様々なペースでこの集落に訪れ、耕作放棄地の再生などの里山活動を学びつつ楽しみながら実施されています。
そういった方々が、お昼やおやつ休憩の際にここに集まってきて交流を深めたり、作業中にトイレに行くために下山せずに済むといった活用方法を想定しています。
また、里山に興味のある方が、ふらっと立ち寄って、持ってきたお弁当やおやつを食べながら、ぼんやり里山で何ができるか考えてみたりといった気軽な活用方法も想定しています。
周辺に耕作放棄地はたくさんありますので、里山に来てみたい方や、農作業・里山再生に興味がある方に来ていただき、気軽に農業に触れ合っていただきたいです。
きらくなのうえん隊プロジェクト
きらくなたてものや
東京大学Agrlien
一般社団法人mikOsi
フリスクールここだね
フリースクールLargo、認定NPO法人 鎌倉あそび基地
東京農業大学 農家愛好会(ツナギ塾)
鎌倉竹部
竹やほんのり
東京農業大学 海外移住研究部
東京農業大学 国際農業開発学科 食農学科
トトラボ(薬用植物)
株式会社アグリアン
福田農園
長文にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
このチャレンジをきっかけに里山に興味を持っていただいたり、訪問してくれる人が増えると嬉しいです。
あきさわ園は、8時~17時、年中無休(年始の3日間を除く)でスタッフがいます。訪問いただいた際に集落で活動しているグループともお繋ぎしますので、いつでもお越しください。(農作業の合間に応対しますので、訪問いただく際は人数と日時を事前にご連絡ください。)
里山でどんなことがしたいか、できるか、一緒に考えていくための、持続可能な環境を作るための施設整備です。
この取り組みが全国の里山再生のきっかけになればと思います!
ご支援よろしくお願いします!