初めまして、復刊ドットコム 出版事業部です。
復刊ドットコムは、どうしても読みたい「思い出の本」をもう一度、世に送り出す、国内唯一のサービスです！
今回は1969～79年の長期間にわたって、『週刊少年キング』（少年画報社）にて連載されていた望月三起也先生作「ワイルド７」の［生原稿ver.］のコミックス制作をしたく、プロジェクトに挑戦致します。
皆様の応援宜しくお願い致します。
(c)Sanae Mochizuki
望月三起也先生の「ワイルド７」は、1969～79年の長期間にわたって、『週刊少年キング』（少年画報社）に連載され、ファンの心を鷲掴みにした傑作アクション漫画です。
警察や司法の捜査をくぐりぬけ闇でのさばる悪党たちを、超法規的に退治するために、７人のアウトローで結成されたスーパーポリス軍団・ワイルド７。
隊長・草波の元に集められた、リーダー・飛葉大陸、ヘボピー、オヤブン、八百、両国、ユキら、一癖も二癖もあるメンバーが、個性的なバイクを駆り、拳銃・ライフルをぶっぱなし、眠れる巨悪を処刑する痛快エンターテインメント作品として、1972～73年にはテレビドラマ化、2011年には瑛太（現・永山瑛太）主演で映画化もされ、今なお根強い人気を誇っています。
(c)Sanae Mochizuki
復刊ドットコムでは、全21エピソードのうち、９エピソードを［生原稿ver.］の形態でこれまで刊行してきました。
特に、連載開始50周年となった2019年に刊行した『ワイルド7 黄金の新幹線 1972 ［生原稿ver.］』以降は【あのワイルド7［生原稿ver.］シリーズが、あなたの予約で復活！】と謳い、事前に皆様のご予約を募る形での刊行復活プロジェクトも始動させました。
ファンの皆様と育ててきたシリーズ企画ではありますが、その書籍や特典が出来上がる過程をより多くのファンの方と追体験したい、まだまだ刊行したいエピソードもあり、このたびグリーンファンディングでのクラウドファンディングという試みを進めることになりました。
＊[生原稿ver.]とは、半世紀以上を経た貴重な生原稿をダイレクトスキャンし、漫画本文の版面外（周囲）も、そのまま収録。スミベタの濃淡、下書き鉛筆の跡、ホワイトで修正した跡、写植文字の貼り跡、アシスタントへの指示など、通常の単行本からは決して読み取れない望月先生の肉筆を再現したものです。
(c)Sanae Mochizuki
▲本文見本
▲新刊書影
商品名：「ワイルド７ 1972－73 首にロープ ［生原稿ver.］」
著者：望月三起也
発行：復刊ドットコム
仕様：並製本・B5判・608P
予価：13,000円＋税
発行年月：2024年2月末
収録作品：「首にロープ」ストーリー
莫大な資産を誇る不動産王・若井軍八の娘夫婦が惨殺された。
犯人の不良バイク集団“シシ座一味”が裁判にかけられたが、判決は、全員無罪！
理不尽な結果に、国民から非難が殺到する。
奇怪なことに、若井には７人の娘がおり、そのうち５人が死亡していたのだった。
シシ座一味の処刑に乗り出したワイルド７だが、メンバーの刑事（デカ）が殉職。
ヘボピーは生き残った若井の娘・木奈の魅力に惑わされて、命令を無視。W7のチームワークに亀裂が走る。
そして、リーダー・飛葉、隊長・草波にも、若井軍八が雇った殺し屋コンビが牙をむく！
バイク・自動車はもちろん、自衛艦・飛行機・戦車・電車と、陸海空で作者十八番のメカニックを生かしたアクションが、壮大なスケールで、縦横無尽に展開される！
(c)Sanae Mochizuki
今回取り上げる「首にロープ」のエピソードは、「ワイルド７」のテレビドラマが放映され、作者の筆が乗りに乗っていた円熟期の傑作です。
特にB５判（週刊誌サイズ）で、望月先生の濃密なタッチを、生原稿を手にしているかのような迫力画面で堪能できます。
さらに、
★単行本未収録のページを復刻収録！
(c)Sanae Mochizuki
★独創的な構図のカラー、モノクロ扉絵を完全復刻した「扉絵ギャラリー」を収録！
といった、作品本編以外にも充実の要素も加わる豪華仕様になっています！
「ワイルド7」の一番の魅力は、なんといっても、望月先生が描く迫真の戦闘シーンにあります。
銃器やバイク・車両など、メカニックの細部にこだわったリアリティ溢れる描写は、漫画界随一との呼び声も高いです！筆圧の高い、力強いペンタッチによるアクションの迫力は、原画を手に取ると一段と際立ち、圧倒されます。
作者の頭の中にあるイマジネーションが一枚の紙に表現されていく・・・この凄さ、軌跡を、ファンの皆様に体感していただきたい――その思いから、復刊ドットコムでは2017年に、原稿の迫力を極力再現した印刷方式＝［生原稿ver.］という仕様で、しかもB5（週刊誌サイズ）の大判で、「ワイルド７」の第１話「野性の７人」を出版しました。
お陰様で好評を博し、以後も最新刊となる『ワイルド7 1971 千金のロード／灰の砦 ［生原稿ver.］』まで、計９エピソード分を刊行してまいりました。
そして今回、復刊ドットコム会員の方以外にも、広くこの作品や［生原稿ver.］という企画を知っていただき、且つ全エピソード刊行までのご協力、ご支持をいただきたいという思いから、クラウドファンディングという形で、新たなプロジェクトとして企画致しました！
(c)Sanae Mochizuki
「ワイルド７」は、全体で１万ページにも及ぶ超大作です。
これまで復刊ドットコムでは、全21エピソードのうち、以下の９エピソードを［生原稿ver.］の形態で刊行してきました。
＊「ワイルド７ 1971 千金のロード／灰の砦［生原稿ver.］は２エピソード分
刊行ラインナップ一覧：
「ワイルド７ 1969 野性の７人［生原稿ver.］」
「ワイルド７ 1970‐71 コンクリート・ゲリラ［生原稿ver.］」
「ワイルド７ 1972 緑の墓［生原稿ver.］」上下巻
「ワイルド７ 1973-74 地獄の神話［生原稿ver.］」上中下巻
「ワイルド７ 1972 黄金の新幹線［生原稿ver.］」
「ワイルド７ 1969 – 70バイク騎士事件［生原稿ver.］」
「ワイルド７ 1970 誘拐の掟［生原稿ver.］」
「ワイルド７ 1971 千金のロード／灰の砦［生原稿ver.］
まだまだ、刊行したいエピソードはありますし、中でも最終話「魔像の十字路」は、全2000ページにおよぶ大長編となります。作者・望月先生が、全精力を注ぎ込んで、ワイルド７の最後を描いた、漫画史に残る名編です。
今回の「首にロープ［生原稿ver.］」刊行企画にご助力、ご賛同をいただき、さらなるエピソード刊行へ、最終的には全エピソードのコンプリートへと、つなげていければと考えております。
何卒、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
※画像は制作中のもので、変更になる場合があります。ご了承ください。
望月三起也（もちづき みきや）
1938年12月16日、神奈川県横浜市生まれ。
堀江卓、吉田竜夫のアシスタントを経て、1960年、「特だねを追え」（『少年クラブ』増刊号）でデビュー。1965年、『週刊少年キング』で連載した「秘密探偵ＪＡ」が大ヒット。さらに1969年から1979年まで同誌に長期連載した「ワイルド７」で、アクション漫画の巨匠の地位を不動のものとする。同作品は、その後「新ワイルド７」などの続編が数々描かれ、ライフワークとなった。
他の主な作品に「ケネディ騎士団」、「ジャパッシュ」、「最前線」、「俺の新選組」など。大のサッカー好きで、サッカー界にも幅広い人脈を築く。2016年4月3日逝去。
復刊ドットコムより「ワイルド７ ［生原稿ver.］」（全９エピソード）のほか、初の本格的イラスト集「ワイルド７ イラストレーションズ」「ワイルド７ イラストレーションズ2nd.」「望月三起也トレジャーBOX／ワイルド７＆MORE！」「ワイルド７ カラーポスターカレンダー・2022」などがこれまでに刊行されている。
復刊ドットコムは、どうしても読みたい「思い出の本」をもう一度、世に送り出す、国内唯一のサービスです！
1999年の設立以降、ユーザーからのリクエストに応えて、絶版・入手困難となっている書籍を復刊することを目的にした出版社で、これまで文芸書、絵本、写真集、イラスト集など様々なジャンルの本を、これまでに約6000点復刊してきました。
中でもコミックは、手塚治虫、横山光輝、石ノ森章太郎、永井豪など漫画界のレジェンドたちの作品を中心にした、充実のラインアップが自慢。復刻に際しては、単に昔と同じ形態で再現するだけではなく、当時の単行本では省略された扉絵や未収録原稿、雑誌の表紙絵や、珍しい資料などを紹介した解説・図説ページなども設けて、作品をより深く理解できるよう編集を行っています。
さらに判型を大きくして、雑誌連載時と同じサイズで刊行する《オリジナル版》の試みも行ってきました。これは読者が、雑誌で最初に読んだ時の感動をそのまま追体験でき、高い満足感を得られると、好評をいただいております。
今後も様々なリクエストに応えて、埋もれた名作に光を当て、出版していきたいと考えています。
B５（週刊誌）サイズ 608頁
過去のシリーズを踏襲した装丁
望月先生の濃密なタッチを、生原稿を手にしているかのような迫力画面で堪能可能！
本編の中から魅力的な絵柄を用い、複製原画として製作。
ワイルド７キャラクターが描かれた望月先生直筆の色紙を複製カードとして製作
ワイルド７の人気絵柄を用いたミニアクリルブロックを限定生産！
ミニアクリルブロックサイズ：縦70×横50×厚さ10mm
●2024年2月下旬 発送予定
プロジェクトで得た支援金は、紙、印刷、製本、編集、デザイン、特典、配送など、書籍制作全般にかかる費用に使用させていただきます。
