標高850mの信州・小野で生まれる唯一無二の「日本産ピノ・ノワール」完成へ <ネクストゴール700万円!万全の設備を整えたワイナリーまであと一歩>

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ピノ・ノワールは、ロマネ・コンティに代表される高級ワイン用ブドウ品種。
フランスのブルゴーニュ地方をはじめ世界各地で育てられています。

キリノカ ヴィンヤーズ&ワイナリー」は、ワインサービスから始まりワイン輸入販売、ワイン教育、ブドウ栽培等々、生涯をワインと共に生きてきた私、沼田実がピノ・ノワールへ狂おしいほどの愛情を抱き、2024年秋に開業するワイナリーです。

過去には
「日本でも世界最高クラスのピノ・ノワールが造れないものか」
と名だたる日本人醸造家たちが夢見ながら、ほとんどは道半ばで諦めるばかりでした。
なにしろピノ・ノワールは繊細なブドウで栽培が難しく、高温多湿な日本では不向きとされていたのです。


私は20年の年月をかけて栽培に適した地を執念深く探し出し、適したクローンを定植し、ようやく2023年には理想的な糖度と品質の高さを誇る果実を収穫することができました。


ブドウ自体はすでに規格外のポテンシャルに満ちており、適切な醸造をもってすれば、素晴らしい赤ワインへと変貌する未来が約束されています。
そのため、本場フランスからオーク樽を取り寄せるなど醸造設備をより充実させる必要があるのです。

世界中のピノ・ノワール愛好家を唸らせる日本ワイン完成まで、あと一歩。
醸造設備・機器導入に向けてのご支援を、よろしくお願いいたします!

キリノカ ヴィンヤーズ&ワイナリー 沼田 実


沼田実/栽培醸造家。1962年、神奈川県川崎市生まれ。都内ホテルでのソムリエ勤務、ワイン輸入会社勤務を経て、ワインコンサルタント、ワインスクール講師としても活躍してきた。


NEWS:2023年12月5日発売のワイン専門誌『Winart』Vol.115(美術出版社)P.92~にて、キリノカの取材記事が掲載されています。



●信州・小野がピノ・ノワール栽培に最適な理由


 

ピノ・ノワール栽培に適したエリアの条件は、冷涼で雨が少ないこと。
したがって今現在、日本でピノ・ノワールに挑戦する醸造家は北海道に集中しています。

しかし私は、北海道以外の地でピノ・ノワール栽培を決断しました。

北海道のように緯度が高くなくとも、標高が高ければ気温が低くなります。
まずは冷涼で雨の少ない地を日本全国からピックアップした上で、私はピノ・ノワールのキャラクターを大きく左右する「地質」にこだわり、さらなる探索を推し進めました。
20年間、日本全国のブドウ栽培地や農地を訪ねつつ、グーグルマップや地質ナビ、気象庁の気象データを駆使して候補地を絞った結果、辿り着いたのが標高850mの信州・小野だったのです。


軽井沢に似た冷涼な気候と降雨量の少なさは当然として、なんといっても小野は地質がユニーク!
実際に畑を深く掘り地質調査を行ったところ、様々な事実が判明しました。
海から距離のあるエリアながら、ここはブルゴーニュ同様、1憶五千年前のジュラ紀に形成された海洋性堆積土壌です。
冷涼な気候と海洋性堆積土壌が合わさると、ピノ・ノワールには活き活きとした酸味と力強さが備わるのです。

もともと小野は石灰の産出地として知られていましたが、畑には砂岩、泥岩、御嶽山の噴火による黒ボク土、スレートなどなど多様な土壌を見出すことができます。
黒ボク土は、銘醸ワイン産地である桔梗ヶ原と共通していますね。


また、鉄分含有量が高いという特質も持ち合わせています。
ひと昔前、鉄分の多い小野の水で衣類を洗濯するとシャツが赤茶けてしまい、シャツを着て学校へ通う小野の子供たちが友達に囃されたとか……。
それほどまでに鉄分豊富な大地は、ワインに力強さを授けてくれます

さらに地形もブドウ栽培には適していました
霧訪山からの斜面が広がる扇状地では水はけのよさが光るほか、強い風が吹き抜けるためレインガード(雨よけシステム)を設置する必要がありません。
おかげで生命力を増したブドウの皮は厚くなり、ワインの味わいに重層的な風味を与えてくれます。

調べれば調べるほど、ブドウ栽培地としての魅力あふれる小野。
耕作放棄地として荒れ果てていた小野の畑に、私は賭けてみることとしました。
2020年からスコップ1本を手にしての開墾作業がスタートし、私は大自然の荒々しい気候にさらされつつ奮闘の日々を過ごしています。



●ピノ・ノワールへの憧れはラ・ターシュから



なぜ私はピノ・ノワールに恋焦がれているのか?
最初のきっかけは、ホテルでソムリエとして働いていた24歳のときに出会ったDRCラ・ターシュ(しかも1978年産というグレート・ヴィンテージ!)です。
「最高級のピノ・ノワールは、これほどまでに高貴で複雑な香りと凝縮感のある味わいなのか……」
と、ずば抜けたおいしさと圧倒的な存在感に愕然とさせられました。
以来、ワインの知識収集やテイスティング技術の研鑽に務めてきた私にとって、ラ・ターシュは永遠の憧れながら、味わいの指針のひとつとなっています。


ソムリエ時代には「第6回フランスワイン&スピリッツ全国ソムリエ技術賞コンクール」本選出場を果たしました。
輸入会社で働くようになってからは、2005年に英国ワイン&スピリッツ協会「WSET」ディプロマを取得。
2008年にはワインコンクール「ジャパンワインチャレンジ」で最優秀日本人審査員賞受賞、高円宮妃久子殿下よりトロフィを賜りました。
振り返ってみれば、すべての原動力はラ・ターシュへの熱狂から発せられていたのかもしれません。
いっぽうピノ・ノワールへの憧れはやまず、「いつか自分の手でピノ・ノワールを育て、ワインを造りたい」との願いが強くなる一方でした。
そうして2008年、ついに栽培醸造家としてのキャリアを目指して舵を切り、海外へ。


アメリカ・オレゴン州でピノ・ノワールに定評のある「チェハレム・ワイナリー」で実地研修を受けたのち、ニュージーランド国立リンカーン大学 栽培・醸造学科を2010年に卒業して帰国。



日本でもさらなる醸造経験を積みつつ、栽培醸造家のほかワインコンサルタント、資格取得を目指す人を対象としたワインスクールの講師などを引き受けました。


2012年、日本では3名のみ認定されているブルゴーニュ委員会公認講師になり、コンサルタントや講師としてピノ・ノワールにまつわる情報を皆へ伝える役割も果たしてきました。
そのような私だけに、このブルゴーニュ原産品種は栽培が難しいとの現実をよく理解してきたつもりです。

数十年前、「現代日本ワインの父」として知られる故・麻井宇介氏は「色づきが悪く、病気に弱く、雨が降れば裂果するピノ・ノワール。日本での栽培はリスクが高い」と、長野や山梨の各地に植えていたピノ・ノワールの樹を引き抜く判断をされました。
けれども今や、適切な栽培地の選択だけでなく、栽培しやすい新たなクローンの登場、栽培技術の進化に支えられ、日本で秀逸なピノ・ノワールを育てることのできる条件が整ったのです。
 


●自然との共生、消費者との分かち合い



小野でいちからブドウ栽培を試みるにあたり、私はアイデアを詰め込みました。
除草剤は不使用、農薬の使用も必要最小限に極力とどめ、肥料は有機JAS適合肥料をチョイス。
結果、四季の移り変わりが美しく訪問者の目を喜ばせる畑で、ぶどうはすくすく育っています。

まずブドウの苗木を植える前に、ひまわりを栽培。
土の中の栄養を一度ひまわりに吸わせてから、そのひまわりごと土に漉き込み循環させます。




ブドウ苗を植えた後の畑には毎春、馬によって畑を耕す「馬耕」を導入しています。
信州に伝わる伝統農法「馬耕」が程よく土をほぐす結果、冬の間に雪の下で沈黙していた微生物たちへ空気を送りこみ、一気に活性化させることができます。

草生栽培を採用しているので、夏には樹の足元にクローバーなどが色濃く茂ります。
これらの草はのちに、牛糞堆肥とあわせてすべて漉き込まれ、大地へ還されます。



ブドウが色づく秋になると、畑を囲む山々からカモシカ、猪、鹿、タヌキと様々な動物が出没します。

せっかく実ったブドウを食べ荒らす困った獣は追い払わなければならず、私は愛犬とともに畑で寝泊まり。
人生初、ブドウ畑でのテント生活です。




ブドウを無事収穫後、樹は1本ずつ藁で包まれ、厳冬を乗り越えていきます。





キリノカでのワイン造りは、私が人生をかけ長年デッサンをしてきた下絵にようやく色付けしていくような最後の仕上げです。
しかし、畑での作業や資金調達は、けして私ひとりでこなせるわけはありません。
苗の植え付け、枝の剪定、ブドウ収穫、藁巻き作業などは、幸いなことにワイン好きなボランティアさんが集まり、その都度助けてもらっています。



ただ、じつは資金調達面で想定外の問題が生じてしまいました。
近年の激しい円安や建築資材不足のあおりをうけ、2024年には完成するはずのワイナリー建設費が当初の予定額をオーバーしてしまったのです。

とはいえ最高品質のワインを造るため、オーク樽ほかの醸造設備や機器に妥協はしたくないのが本音です。
そこで今回、クラウドファンディングでご支援をお願いするに至りました。
GREEN FUNDINGを通してキリノカのワイン造りを応援してくださる皆さまには、唯一無二の日本産ピノ・ノワールをいち早くお手元にお届けいたします。

【返礼品のワインDATA】
2023年収穫キリノカ ピノ・ノワール使用 委託醸造ワイン
*返礼品の発送は2024年8月中旬から下旬を予定しています。

原料ブドウ: ピノ・ノワール100%
収穫日    2023年10月1日収穫
収穫地:   長野県上伊那郡辰野町小野
畑:     標高850m、霧訪山山麓の南南東向き、水捌けの良い斜面
土壌:    ジュラ紀の海洋性堆積土壌(砂岩、泥岩)、並びに火山灰
委託醸造先: ワインづくり研究所

2023年のヴィンテージコンディション

 3月~4月にかけて例年と比較し暖かい日が続いた為に、昨年よりも約2週間早い萌芽。5月~6月にかけて乾燥し暖かい日が続き、昨年よりも約1週間早い開花で、開花時期の降雨量も少なかった為に、結実量は多かった。7月~9月にかけて極端に降雨量が少なく乾燥した日が続いた為に、病気の発生は全くない健康なブドウとなった。収穫時のブドウの糖度は24度という高い値を示したが、標高による日中と夜間の高い温度差により酸味は保たれたまま、高い果実風味の凝縮を得る事が出来た。

 

なお、返礼品のすべてのコースには、ワイナリーショップでの無料試飲券、キリノカが発刊するワイン情報誌『OGOSSO』(オゴッソは信州で「ごちそう」を意味します)も同封予定です。


ゆくゆくは日本の信州・小野を、全世界に名が轟くピノ・ノワール銘醸地へ!
まずは皆さまのご支援を励みとさせていただき、小野のテロワールを最大限に映し出した「偉大なる日本産ピノ・ノワール」完成を目指してまいります。


 

「厳しい信州の自然環境下でワインを守る貯蔵施設」と「そのワインを美味しく育むオーク樽」を揃え、目指すは究極のピノ・ノワール


<ネクストゴール700万円!>
目標額200万円を開始後7時間で達成したkirinokaワインが
さらなるパワーアップを計画!

独自のコンクリートタンクで、信州・小野の風土を存分に反映!

この度は、おかげさまで当初目標額の200万円をスタートから7時間にしてクリアいたしました。皆様のご理解とご支援、深く感謝申し上げます。
そこで2023年12月15日、次なる目標として卵型コンクリートタンク導入のため「700万円」を目指す決意を固めました。
 信州の石灰を混ぜた独自のコンクリートタンクを制作

信州・小野の耕作放棄地をブドウ畑へと蘇らせたkirinokaは、現在ピノ・ノワールのほかシャルドネも栽培しています。

信州・小野産のシャルドネ収穫2023

このシャルドネはどう醸造すべきか考え抜いた結果、たどり着いたのがクリーンで自然な対流を促す「小野ならではの」コンクリートタンクでした。江戸時代には石灰採掘・加工業で賑わった小野宿の歴史を踏まえた上で、畑に近い鉱山の石灰をコンクリートに練り込みます。さらに、明治以降は生糸の生産が盛んになった小野であることから、繭型のタンクは製糸産業へのオマージュにもなるのです。

信州・小野に賑わいをもたらした石灰採掘と生糸生産

新タンク導入は、大地、歴史、生産者の想い—-それらすべてを総括した小野の風土をワインに映し出す、冒険的な試みでもあります。


2月5日現在、ありがたいことに500万円を超え、600万円台まであと少しの額まで到達いたしました。
2月末に迎えますクラウドファンディング受付終了日まで、引き続き皆様の力強いご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

キリノカ ヴィンヤーズ&ワイナリー 沼田 実


酒類販売業免許 令和5年9月21日
販売場の名称:株式会社キリノカ
所在地:長野県上伊那郡辰野町大字小野筑335番4
酒類販売管理者:野呂敏文

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