金属の切削加工を得意とする西脇精機工作所が「NISHIWAKI」として
自社開発と国産の材料にこだわり、美味しく焼けて、厚み6mmで扱いやすい重みの鉄板を
しっかりつかめるハンドルを開発。
アウトドア鉄板料理をもっとスマートに楽しむ鉄板セットです。
アウトドアで鉄板を使うのがブームになる一方、
鉄板を掴むヤットコなどが掴みづらい問題がありました。
焼いてるお肉を切る時の固定や、熱した鉄板を移動させる時
危険だし、使いにくいと感じていました。
イラストのようなヤットコでは鉄板が掴みづらく、不安定で危険
そんな使用感の不満から、自分たちの切削技術を活かして
「しっかり鉄板を掴める鉄板ハンドル付きの鉄板セットを作ろう!」となり、
このセットの開発に至りました。
開発においては鉄板を点ではなく面でしっかり掴む事を大事にハンドルを開発しました。
しっかり持つということを解決し、もう一つ機能を付け加えるアイデアが浮かび、
鉄板の使用後、表面の焦げなどを落とすためのスクレーパーの機能をプラスしました。
ハンドルとスクレーパという 2 つの機能を持ったプロダクトが出来上がりました。
熱して熱くなった鉄板を、程よい握り心地と広い面で掴み、
安定して、お肉を切ったり、鉄板を移動させる事が可能です。
ハンドルの先端がスクレパーとなっており、
使用後の鉄板についた焦げなどをしっかり擦り取ることが出来ます。
ハンドルの開く幅が大きく、掴める厚みを板の厚みよりもを狭く設定することにより、
力が加わりやすく、幅広い厚みの鉄板を掴めるように設計しております。
4mm ~ 8mm の鉄板を掴むことが可能です。
ジュラルミンはアルミニウムと銅の合金で
「アルミニウムの軽さや切削加工性」と「鉄鋼材にも匹敵する強度」を兼ね備えた合金で
軽く強さがあるので、ハンドルの素材として採用しました。
様々な大きさ、厚みの鉄板を試した結果、
分厚すぎるとサイズもあり、重たく持ち辛く、薄すぎると美味しく焼けないので
持ち運べる大きさで、小さすぎず、薄すぎない厚み6mmとしました。
厚み6mm の鉄板は程よい厚みで、蓄熱、保温性に優れています。
この特性のおかげで、食材に均一に火が通り焼き上がりが美味しく仕上がります。
熱くなった鉄板はなかなか冷め無いので、火を落として、
焼けた食材を鉄板に乗せたままにしておけば冷めないので、
しばらく焼き立てのように食べられます。
鉄板がどれぐらいの熱を持っているのか検証するために、
焼き終わった直後の鉄板を1 分~ 30 分の間で
赤外線温度計で計測してみました。
今回使用している鉄板はS55C を使用しています。
この鉄板は一般的な規格のSS400 という鉄板よりも、
カーボン含有量が多いので、遠赤外線効果が期待できます。
下記にそれぞれの鉄板の材料証明を比べてみました。
鉄は炭素(カーボン)含有量が多いほど硬くなり、S55C は不純物が入っておらず
鉄の純度が高く、鉄板の中でもより質の良い鉄板を使用しました。
左: M サイズ / 右 : S サイズ
サイズも2 種類あるので、人数や用途に合わせてお選びできます。
S サイズ(148×210)、M サイズ(210×300)
鉄板が火元からずれたり、滑り落ちたりなどを出来るだけ軽減するため
Sサイズの鉄板の裏面にシングルバーナーの五徳用の溝を加工を施しました。
溝加工には2タイプご用意しました。(溝なしも指定可能です)
ケースの生地には帆布の産地、岡山県倉敷の倉敷帆布(6 号)を使用した
長く使える丈夫な専用ケース。
部材にプラスチック等を使用せず、ケースのフタがロールタイプなので
重い鉄板でも壊れにくい仕様になっています
また、M サイズのケースは鉄板自体のサイズが大きく重さもあるので、
鉄板ホルダーの補助として、ケースの裏面ポケットは革手のような役割も有ります。
革は2.5mmの厚い革を使用し、熱くなりづらく鉄板を掴めるようになっております。
こうしてより安定して鉄板を動かすことが可能です。
ホルダーのケースは今回はレザーで製作。
厚み2.5mmのレザーで、こちらも丈夫で長く使えるケースとなっております。
ループがついているので、ベルトや、カバンなどに取り付けることが出来ます。
鉄板には独特の質感を邪魔せず、主張しすぎない大きさで、レーザ刻印を施し、
ハンドルは程よい握り心地とジュラルミンの削り出しの美しさを活かした
シンプルなデザインとしました。
ハンドルはシンプルなデザイン故に精度が求められます。
型を必要とせず、ジュラルミンの塊から切削によって製作しています。
握り心地の検証、ディティールの調整、3D モデリングと試作を繰り返し、
削り出しならではの精度の高いハンドルが完成しました。
3D や実際の試作などでハンドル自体の握り心地、鉄板を掴む角度を検証するため
細かい調整を何度も繰り返しました。
西脇精機工作所は、昭和49年創業より、常に時代を先取る機械加工技術の研究を重ね、
「鋼種を選ばない独自の加工技術」を創業以来のモットーとしており、
金属加工のスペシャリストとして取引先の絶大な信頼を獲得してまいりました。
マシニング(切削加工)と手作業どちらも駆使し、
今回のプロダクトは丁寧に製作されています。
キャンプなどのアウトドアはもちろん、
食材とシングルバーナーと鉄板セットのみの少ない荷物でのピクニックや、
カセットコンロでお家でもお楽しみいただけます。
もうご存じの方も多いかと思いますが、
鉄板は初めて使用する際、シーズニング後にご使用下さい。
まずは洗って頂き、
鉄板に火を入れ温めてから油を塗り、酸化被膜をまとわせてご使用下さい。
(詳しいやり方は説明書に記載しております)
洗剤などは使わず、ホルダーで鉄板についた焦げなどを擦リとって下さい。
汚れをふき取り、後は軽く油を塗って保管ください。
だんだんと黒味がまして来ますので、その変化もお楽しみ下さい。
・鉄板Sサイズ
素材 : 鉄(S55C)
サイズ : 148mm×210mm
厚み: 6mm
・鉄板Mサイズ
素材 : 鉄(S55C)
サイズ : 210mm×297mm
厚み: 6mm
・鉄板ホルダー
素材 : ジュラルミン
サイズ : 長さ180mm× 幅30mm
厚み:20mm
鉄板ケースSサイズ
素材 : 生地- 倉敷帆布
: 金具 - 鉄
: タグ- ヌメ革
サイズ : 長さ230× 幅160mm
・鉄板ケースMサイズ
素材 : 生地- 倉敷帆布
: 金具 - 鉄
: タグ- ヌメ革
サイズ : 長さ310mm× 幅225mm
・レザーホルダーケース
素材 : ヌメ革
サイズ : 長さ260mm× 幅55mm
※品質改善のため、予告なく一部仕様を変更する場合がございます。予めご了承ください。
今後も切削加工などの技術を活かし、NISHIWAKIの商品ラインナップが
より充実するように開発中です。まだ始まったばかりのプロジェクトですが、
インスタグラム等で試作中のプロダクトなどもアップしておりますので、
是非応援よろしくお願いします。
・NISHIWAKIインスタグラム
https://www.instagram.com/nishiwaki_products/
●鉄板の表面にはバラツキがあります。模様のようなものがあったりする場合がございますが、品質には問題ございません。ご了承ください。
●ハンドルはジュラルミン(アルミの合金)のため、一定時間熱い鉄板を持つと熱伝導で、ハンドル自体が熱くなりますのでご注意下さい。
●鉄板はSサイズ、Mサイズともに重量があります。ハンドルを使用しても、落とす危険性もありますので、十分に気を付けてご使用下さい。
●ハンドルを扱う際は念のため、綿100%の軍手や、革手等を着用してのご使用をお勧めします。
●お子様の手の届く場所、落ちるようなところに鉄板やハンドルを置かないでください。
●出荷前に全品検品を行っておりますが、まれに初期不良が発生する場合がございます。その際はご連絡下さい。
●初期不良以外に関する返品・返金はお受けいたしかねます。
●使用感等に関する返品・返金はお受けいたしかねます。
●ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。
●デザイン・仕様は変更になる可能性もございます。ご了承ください。
●リターン配送後、お客様のご都合によりお届けができず弊社に返送された場合、再配送の費用はお客様でのご負担となります。ご了承ください。
●原則として、配送遅延に伴う支援のキャンセルはできませんが、リターン配送予定月から6ヶ月を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。
●本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。クラウドファンディングの性質上、配送の遅延が発生する場合がございます。
クラウドファンディングの性質上、以上の注意点につきましてあらかじめご理解とご了承いただいた上でご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。