映画『一献の系譜 -能登杜氏のいとなみ-』製作プロジェクト。
「呑みトモ」を増やしたい!

「美の里づくりコンクール」受賞ニュース!

映画『一献の系譜』の舞台のひとつとして密着しているエリアがなんとこの度、(財)農村開発企画委員会主催の「美の里づくりコンクール」にて審査会特別賞を受賞されたとのニュースが入りました!!!

http://www.rdpc.or.jp/contents/00info/pdf/H25binosato_jirei.pdf

美の里づくり審査会特別賞
◆石川県 珠洲市 上黒丸ステキな散歩道実行委員会...
“ステキな散歩道”で地域づくり

私の映画では、酒造りは米作りという観点で、ずっと能登の里山における米作りとそれにまつわる神事(田んぼの神さまを家に招いて休んでいただく「あえのこと」や新嘗祭など)を撮影してきました。過疎が進み、限界集落だなんて怖い名前を付けられながらも、明るく自然の中で共生なさっているおじいちゃんやおばあちゃんたちの姿は本当に逞しく、いつも元気をいただき、また撮影の度にご無理申し上げるこちらに対し、全身で応えて下さろうとする心の豊かさを学ばせていただいています。

そんな彼らの取り組みがこうして公の場で認められることは我が事のように嬉しく思います。。。;▽;

そう言えば、前作の『ひとにぎりの塩』の製作の時は、世界農業遺産に能登の自然と共生する暮らしぶりが先進国として初めて認定を受け、撮影していた揚げ浜式塩田もその一つとなったのでした。撮影期間中になにかしらでそのエリアが認められるという流れが続いています。これは、一瞬ジンクスのようにも見えますが、でも、つまり言ってしまえば、私がカメラを向けているものや世界は本来当たり前に認められているべきことなんだけどな、、、ってことなんだと思います。ただ、それがあたり前過ぎて逆に気づかれていなかったり、気付かれない時間が長すぎて、継続すら難しくなってしまっているからこそ、私は映像で遺さなくては!と立ち上がるのだけれども、

何はともあれ、大事だと思う世界が存在することの大切さが、広く伝わる機会が増えることは喜ばしいことなのでありました。

地元のおじいちゃんやおばあちゃんたちは、大いに盛り上がっているそうです。そのことがすっごい嬉しい。

おめでとうございます!!!

2014/04/16 07:46