【6年間の記録】宇和海に面するリアス式海岸の土地と
そこに生きる人々を写した写真集「UWAKAI」宮脇慎太郎

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目次

◎写真家?カメラマン?
◎一つの出会いから本が生まれた
◎足元を撮ることが世界を押し広げてくれた
◎1冊の本が変えた土地との関わり
◎地方で作家活動を続けるということ
◎今回はなぜ宇和海なのか
◎出会いが出会いを呼び撮影を続けれた
◎ローカルの仲間と作るローカルの写真集
◎予約販売の手段としてクラウドファンディングを使いたい
◎最後に



◎写真家?カメラマン?

お初にお目にかかります。宮脇慎太郎です。

最近は写真家として人に紹介されることが多いのですが、正直まだその呼ばれ方には慣れておらず、自分からそう名乗ったことはほぼありません。

普段はよくある東京ではなく、四国の地方都市高松市に住んでカメラマンとして生業を営んでいます。

僕の住む香川県には直島という島があり、現代アートの島として有名です。2010年から始まった瀬戸内国際芸術祭は国内外から人が訪れるほどに成長しています。

光栄にもその芸術祭の公式カメラマンとして参加したり、直島での撮影業務にも定期的に関わらせて頂いてます。

そんな僕をまがりなりにも写真家と呼ばれる存在にしてくれたのが、5年前に出版した一冊の写真集でした。

 

◎一つの出会いから本が生まれた

普段から仕事以外でも写真は撮る方でしたが、それをまとめて作品としたことはありませんでした。

そんな時、当時葉山から瀬戸内海の豊島へと移住してきた編集者、浅野さんとの出会いが1冊の写真集を生み出します。

個人的に撮影を続けていた日本三大秘境と呼ばれる徳島県祖谷渓谷、その写真を浅野さんに見せたところ、絶対本にしたほうがいいと言ってくださったのです。

地方に住んでいると、出版という事業は正直随分遠くの世界のことのように感じるものです。実際に日本の版元の大半は東京圏に集中しています。その言葉に背中を押されるようにその後も撮影を続け、2015年に「曙光 The light of Iya valley」は無事出版されました。


版元、印刷、デザインは全て四国のメンバー。出版後は祖谷でお披露目をした。

 

◎足元を撮ることが世界を押し広げてくれた

その写真集を出してから地元の四国はもとより、東京、広島、新潟、そして台湾と場所を変えながら写真展を開催、また韓国のブックフェアにも参加するなど、足元を深く撮ることが世界と繋がることを教えてくれました。

その写真集は早々に版元品切れになり、増補改訂版としてバイリンガル版の「霧の子供たち」も2019年に出版しました。今では祖谷の資料館や宿などで売ってくださっており、海外の方も買い求めてくれているようです。僕自身も香川県の文化芸術新人賞を受賞したり地元の専門学校の講師となるなど、普通にカメラマンを続けていたら起こらない貴重な体験をできています。

◎1冊の本が変えた土地との関わり

祖谷はアレックス・カー氏が始めたちいおりという茅葺古民家の宿が国内外で有名になっており、コロナ前まではインバウンドの観光客が年々増加していました。僕が祖谷を取り始めたのもアレックスとの出会いが決定的で、彼が言った「祖谷は現代社会からの逃げ場所です」という言葉は今も忘れられません。

また、写真集を出してからは帯に言葉を頂いた今福龍太さんを毎年祖谷に招き、H.Dソローの生誕祭を7月11日に行ってきました。これは今福さんの「祖谷は現代のウォールデンである」(ソローはエコロジーや自然回帰運動の創始者で、ウォールデン湖のほとりに自作の小屋を建て、自給自足の生活を送った)という考えに基づいています。

平日夜の開催にも関わらず、南は鹿児島から北は北海道まで全国から話を聞きつけた参加者が集っています。

 

◎地方で作家活動を続けるということ

東京にいるとそこが世界の中心と思ってしまうもので、実際に六本木スタジオで働いていた僕もそうでした。ニュースを見たら東京のことばかり、雪が降っただけで全国ニュースです。しかし同時に、何かここは自分がいるべき場所ではないとずっと感じていました。毎日のタレントや外人モデルの撮影が続き、それは煌びやかな世界でしたが、自分しか撮れない写真、自分が撮るべきものは他にあるという思いはずっと消えませんでした。そして長男の誕生を期に、子育てをするなら地元がいいだろうと帰郷を決意します。またその時期に奄美大島で経験した皆既日食も忘れられません。


撮影した写真はドキュメンタリー映画のカバー写真に使われた。

 

宇宙からの距離は地球上どこにいても同じなのだということを強く感じました。本来中心も周辺も世界にはないのです。今、自分がいる住んでいる場所を祭り上げること。それはずっと僕のテーマでもあります。また地方で活動していると、古本屋や資料館などでその土地を撮り続けた写真家の作品に出会うことがしばしばあります。東京目線だと無名であるその作家たちの写真には、今では見ることのできない日本人の活気ある貴重な風景が収められています。おそらく各地にこういう活動を続けてきた方々がいたのだと思います。彼らの存在も僕を勇気づけてくれました。

 

◎今回はなぜ宇和海なのか

きっかけはカメラマンとして関わっている瀬戸内国際芸術祭でした。その開催地となっている島の一つに、ハンセン病の隔離療養施設があった大島があります。不思議なご縁を頂き、そこで亡くなった詩人塔数子さんの蔵書を、当時豊島に住んでいたサウダージブックスの浅野さんと共に、彼女の故郷である南予の明浜まで届けることになったのです。四国の西の最果てである明浜には、高速道路を使っても3時間ほどかかります。3月のまだ鼠色の寒空の中高松を出発したのですが、トンネルをくぐり宇和海へ出ると晴天で菜の花が咲き乱れ、海はどこまでも蒼緑に澄み渡って一気に春模様。小さい島だと思っていた四国でも、ここまで環境が違うのかと目を見開かされた思いがしました。当時は祖谷の写真集で山には相当通っていましたが、正反対の宇和海を撮り切ることで、もっとこの島の奥深さを表現できるのではないかと直感しました。

 

◎出会いが出会いを呼び撮影を続けれた

そこから憑かれたように宇和海に通う日々が始まりました。写真を撮るものにとって、テーマとなる撮影地との出会いは運命的なものがあります。どんなに綺麗な景色でも、撮り続ける気になるかどうかはまた別問題です。僕にとって最果ての海宇和海は、通えば通うほど発見のある場所でした。総延長200kmにも及ぶ複雑なリアス式海岸が続き、平地はほとんどないので入江入江に集落が点在。人々は急斜面に石垣を築き、海で魚を養殖して半農半漁で生きてきました。 http://459magazine.jp/life/15014/

今では有名な南予の柑橘類や、真珠や鯛などは先人たちの努力の結果です。出会う若者も3代目などの自営業者が多く、自然と共に逞しく生きる人々がそこにはいました。 https://zoomlife.tokyo/food/191

出会いが出会いを呼び、船に乗せてもらったり棚田を案内してもらったりと、5年間かけてより深くこの地に入っていきました。そして日本の他の僻地と同じく、ここでも急速な過疎化は進行しています。2040年には自治体の半数が消滅する可能性があるそうです。今しか見れない風景を少しでも写真に収めたい、断続的な旅を続けながら、何度自然に還る石垣や九州に沈む夕陽を見たか分かりません。このコロナ禍で祭りも2年連続で中止のところもあり、随分雰囲気は様変わりしてしまいました。

 

◎ローカルの仲間と作るローカルの写真集

印刷は愛媛県の松栄印刷でやります。ここは山田塊也著「アイアムヒッピー」の復刊や、南正人著「keep on」なども出版しており、僕の処女作である祖谷の写真集もお願いした信頼する印刷会社。創業者が戦後まもなく自宅で始めたガリ版屋からスタートした松山城のお膝元にある老舗印刷会社です。 http://www.mshoei.co.jp

 

また、アートディレクションは「せとうち暮らし」や「せとうちスタイル」といった、瀬戸内海をフィールドとした雑誌を一緒に作ってきたデザイナー大池翼さんにお願いしています。彼は石川直樹さんが主催する写真学校にも関わっており、写真業界に造詣が深い地方では稀有な存在です。 https://school.photo-archipelago.com

 

版元、編集は宇和海を撮るきっかけの旅を一緒したサウダージブックスの浅野さん。現在は豊島から鎌倉に拠点を移し、旅と詩と野の教えをテーマに出版活動を続けています。 https://www.saudadebooks.com

 

 

◎予約販売の手段としてクラウドファンディングを使いたい

現状ですが、写真集制作は今年の夏から進めていて、写真のセレクトや全体のデザインは目処がつき、今は本機色校正、束見本などを確認している最終状態です。あとは後書きなど巻末のインデックスなどの作成、表紙の装丁の決定などを進めていきます。しかしこのパンデミックという時代もあり、写真展やイベントなどが大変やりにくい状況です。国内は言わずもがな、海外での展示やブックフェアでの参加となると、次はいったいいつ行けるのか見当もつきません。そんな中、高松のゲストハウスで出会ったグリーンファンディングの田村さんに相談すると、出版の目処がついているものでも過去に事例があるとのこと。

目処はついていても実質は自費出版に近いので、少しでもこのファウンディングを通じて一人でも多くの人に本を届けたいです。資金はコロナが落ち着いた後『UWAKAI』オンリーの写真展を開催する際など、幅広く使用したいと思っています。もっともっと遠くへ、広く、辺境の美しさを伝えたい。目標は世界です。

写真集とセットで先行販売する、ヒッピーの聖地への旅をまとめたオリジナルZINE

日本のヒッピーの聖地の一つ屋久島、そして世界のヒッピーの聖地であるゴア。 パンデミックが世界を覆う前に、この二つの土地を旅し様々な出会いを経験しました。 今回その貴重な体験を豊富な写真とエッセイで綴ります。 自由な精神に想いを馳せて頂きたい一冊です。(B6判・48ページ・カラー予定)

 

◎最後に

今回僕はたまたま宇和海でしたが、このような風景は日本の至る場所に、それぞれの心の拠り所として存在しているはずです。この写真集を通して、それぞれがそれぞれの土地で「UWAKAI」的な場所を発見してくれることを願って・・・。

写真家への旅は続きます。

 

 

◎リターン

お選び頂いたプランによって、お送りする内容が異なります。写真集やZINEのページ数や判型は以下の通りです。写真集のお届けは一般発売前になります。(4月を予定)

■写真集「UWAKAI」(A4変形・112ページ)
■旅のZINE(B6判・48ページ・カラー予定)
日本のヒッピーの聖地の一つ屋久島、そして世界のヒッピーの聖地であるゴア。
パンデミックが世界を覆う前に、この二つの土地を旅し様々な出会いを経験しました。 今回その貴重な体験を豊富な写真とエッセイで綴ります。 自由な精神に想いを馳せて頂きたい一冊です。
■写真集「霧の子供たち」(2019・A5サイズ・108ページ・日英併記)

 

1,000円

お礼メッセージ

 

5,000円 写真集1冊

・写真集「UWAKAI」A4変形 112ページ/サイン入り/送料無料
・ポストカード1枚
・書き下ろしエッセイ1枚
・お礼メッセージ

 

8,000円 お名前入り写真集1冊+選べる1冊

・写真集「UWAKAI」A4変形 112ページ/サイン入り/送料無料
・写真集「UWAKAI」の奥付にお名前明記
・以下のうち1つを選択式
【A】オリジナルZINE(初販売・ヒッピーの聖地への旅から生まれた写真とエッセイ・B6判・48ページ・カラー予定)・・・日本のヒッピーの聖地の一つ屋久島、そして世界のヒッピーの聖地であるゴア。 パンデミックが世界を覆う前に、この二つの土地を旅し様々な出会いを経験しました。 今回その貴重な体験を豊富な写真とエッセイで綴ります。 自由な精神に想いを馳せて頂きたい一冊です。
【B】写真集「霧の子供たち」(2019・A5サイズ・108ページ・日英併記)
【C】写真集「UWAKAI」をもう1冊
・ポストカード2枚
・書き下ろしエッセイ1枚
・お礼メッセージ

 

12,000円 写真集2種+ZINE+出版記念トークイベント 他

・写真集「UWAKAI」A4変形 112ページ/サイン入り/送料無料
・写真集「UWAKAI」の奥付にお名前明記
・オリジナルZINE(初販売・ヒッピーの聖地への旅から生まれた写真とエッセイ・B6判・48ページ・カラー予定)・・・日本のヒッピーの聖地の一つ屋久島、そして世界のヒッピーの聖地であるゴア。 パンデミックが世界を覆う前に、この二つの土地を旅し様々な出会いを経験しました。 今回その貴重な体験を豊富な写真とエッセイで綴ります。 自由な精神に想いを馳せて頂きたい一冊です。
・写真集「霧の子供たち」(2019・A5サイズ・108ページ・日英併記)
・出版記念トークイベント@オンライン ご招待
・ポストカード5枚
・書き下ろしエッセイ1枚
・お礼メッセージ

 

30,000円 オリジナルプリント 他

・オリジナルプリント(写真集より自由にセレクト可・A4・額付)
・写真集「UWAKAI」A4変形 112ページ/サイン入り/送料無料
・写真集「UWAKAI」の奥付にお名前明記
・以下のうち1つを選択式
【A】オリジナルZINE(初販売・ヒッピーの聖地への旅から生まれた写真とエッセイ・B6判・48ページ・カラー予定)・・・日本のヒッピーの聖地の一つ屋久島、そして世界のヒッピーの聖地であるゴア。 パンデミックが世界を覆う前に、この二つの土地を旅し様々な出会いを経験しました。 今回その貴重な体験を豊富な写真とエッセイで綴ります。 自由な精神に想いを馳せて頂きたい一冊です。
【B】写真集「霧の子供たち」(2019・A5サイズ・108ページ・日英併記)
【C】写真集「UWAKAI」をもう1冊
・出版記念トークイベント@オンライン ご招待
・ポストカード5枚
・書き下ろしエッセイ1枚
・お礼メッセージ

 

50,000円 ポートレート撮影

・ポートレート撮影(ご希望の場所に伺います。交通費は実費)
・写真集「UWAKAI」A4変形 112ページ/サイン入り/送料無料
・写真集「UWAKAI」の奥付にお名前明記
・以下のうち1つを選択式
【A】オリジナルZINE(初販売・ヒッピーの聖地への旅から生まれた写真とエッセイ・B6判・48ページ・カラー予定)・・・日本のヒッピーの聖地の一つ屋久島、そして世界のヒッピーの聖地であるゴア。 パンデミックが世界を覆う前に、この二つの土地を旅し様々な出会いを経験しました。 今回その貴重な体験を豊富な写真とエッセイで綴ります。 自由な精神に想いを馳せて頂きたい一冊です。
【B】写真集「霧の子供たち」(2019・A5サイズ・108ページ・日英併記)
【C】写真集「UWAKAI」をもう1冊
・出版記念トークイベント@オンライン ご招待
・ポストカード8枚
・書き下ろしエッセイ1枚
・お礼メッセージ

 

80,000円 撮影込み!あなたのだけのためのオリジナルZINE作成

・あなただけのために、宮脇が1日ロケで撮影、オリジナルZINEを作成(16ページ・印刷費、デザイン費込)
・写真集「UWAKAI」A4変形 112ページ/サイン入り/送料無料
・以下のうち1つを選択式
【A】オリジナルZINE(初販売・ヒッピーの聖地への旅から生まれた写真とエッセイ・B6判・48ページ・カラー予定)・・・日本のヒッピーの聖地の一つ屋久島、そして世界のヒッピーの聖地であるゴア。 パンデミックが世界を覆う前に、この二つの土地を旅し様々な出会いを経験しました。 今回その貴重な体験を豊富な写真とエッセイで綴ります。 自由な精神に想いを馳せて頂きたい一冊です。
【B】写真集「霧の子供たち」(2019・A5サイズ・108ページ・日英併記)
【C】写真集「UWAKAI」をもう1冊
・出版記念トークイベント@オンライン ご招待
・ポストカード8枚
・書き下ろしエッセイ1枚
・お礼メッセージ

 

300,000円 あなただけのためのPV作成

・あなただけのために、宮脇が1日ロケで3分のPVを作成(交通費は実費)
・写真集「UWAKAI」A4変形 112ページ/サイン入り/送料無料
・写真集「UWAKAI」の奥付にお名前明記
・オリジナルZINE(初販売・ヒッピーの聖地への旅から生まれた写真とエッセイ・B6判・48ページ・カラー予定)・・・日本のヒッピーの聖地の一つ屋久島、そして世界のヒッピーの聖地であるゴア。 パンデミックが世界を覆う前に、この二つの土地を旅し様々な出会いを経験しました。 今回その貴重な体験を豊富な写真とエッセイで綴ります。 自由な精神に想いを馳せて頂きたい一冊です。
・写真集「霧の子供たち」(2019・A5サイズ・108ページ・日英併記)
・出版記念トークイベント@オンライン ご招待
・ポストカード10枚
・書き下ろしエッセイ1枚
・お礼メッセージ

 

500,000円 ご希望の地域で1年間、四季を撮影し、ZINEにしてお渡し

・あなたが希望する地域で宮脇が1年間、四季を撮影し、オリジナルZINEを作成(交通費は実費)
(36ページ・印刷費、デザイン費込)
・写真集「UWAKAI」A4変形 112ページ/サイン入り/送料無料
・写真集「UWAKAI」の奥付にお名前明記
・オリジナルZINE(初販売・ヒッピーの聖地への旅から生まれた写真とエッセイ・B6判・48ページ・カラー予定)・・・日本のヒッピーの聖地の一つ屋久島、そして世界のヒッピーの聖地であるゴア。 パンデミックが世界を覆う前に、この二つの土地を旅し様々な出会いを経験しました。 今回その貴重な体験を豊富な写真とエッセイで綴ります。 自由な精神に想いを馳せて頂きたい一冊です。
・写真集「霧の子供たち」(2019・A5サイズ・108ページ・日英併記)
・出版記念トークイベント@オンライン ご招待
・ポストカード10枚
・書き下ろしエッセイ1枚
・お礼メッセージ

 


宮脇慎太郎|Profile

1981年香川県高松市生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、日本出版、六本木スタジオなどを経て独立。大学在学時より国内外への旅を繰り返した後、2009年頃から高松に拠点を構え『せとうち暮らし』、『せとうちスタイル』や『IKUNAS』など雑誌を中心に活動開始。

ライフワークとして辺境で暮らす人々や、マイノリティーが浮き彫りにする生命の美しさを撮り続けている。2012年から仲間とBookcafe solowの運営を開始。2015年には、日本三大秘境祖谷渓谷を撮り下ろした写真集『曙光 The Light of Iya Valley』をサウダージブックスより出版。写真を大幅に追加してのバイリンガル版『霧の子供たち』も2019年に上梓した。次作に初のノンフィクション『ローカル・トライブ』、宇和海沿岸を撮り続けた『Riasland』、インドのゴアを旅した『Road to Goa』などを予定している。

近年は映像分野にも活躍の幅を広げ、瀬戸内サーカスファクトリーの公式PVなども作成した。瀬戸内国際芸術祭2016、2019公式カメラマン。2020年香川県文化芸術新人賞受賞。2021年より専門学校穴吹デザインカレッジ講師。

 

個展

「Road to TAIWAN」ルヌガンガ(香川、2021)
「Mountain High Gathering vol.2 Japan Alps」+crosspoint(愛媛、2021) 
「 霧の子供たち」BOOKS f3 (新潟、2020)
「Dance of Shiva」Datta Mandir (インド・ゴア、2020)
「 剣山 Mt.Tsurugi」UPI OUTDOOR 鎌倉(神奈川、2020)
「霧の子供たち」灸まん美術館(香川、2019)title(東京、2019)
「cycling light 」瀬戸内リトリート青凪(愛媛、2018)
「世界大戦の肖像」マチトソラ芸術祭(徳島、2017)
「曙光 – The Light of Iya Valley」BOOK MARUTE(香川、2016)uta no tane(徳島、2016)READAN DEAT(広島、2016)ふげん社(東京、2016)緑光+MARÜTE(台湾・台中、2017)
「語り継ぐ島物語 Guardians」MeiPAM02(香川・小豆島、2015)
「剣山 Mountain High Gathering」ハレとケデザイン舎(徳島、2015)
「乖離する祖谷の虚像と霊性」なこちLIFE SHARE COTTAGE(徳島、2014)
「Chillout&resonance」Tokiwa Art Gallery(香川、2012)

 

グループ展

「セトグラファーF・セトエフ写真展 f/2.0」瓦町BRIC(香川、2021)
「 霧の子供たち」瀬戸内リトリート青凪文化音楽芸術祭(愛媛、2019)
「 cycli g light」瀬戸内リトリート青凪(愛媛、2018)
瀬戸内国際写真祭2017 SETO PHOTO (香川、2017)
公益社団法人日本写真家協会 創立65周年記念写真展「日本の海岸線をゆく-日本人と海の文化」京都市美術館(京都、2016)
「人工の地層と人の夢」坂出アートプロジェクト(香川、2016)
「HUNGRY issue♯3」 NEW CITY ART FAIR(USA・ニューヨーク、2015)
「K-lovers photographers TOKYO」ギャラリーコスモス(東京、2014)
「手紙が届く場所」旧藤田外科(香川、2014)
「香川県立体育館写真展 いままでとこれから」北浜ギャラリー(香川、2014)

 

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