“焚き火と共に、おいしい日本酒”をテーマに開発された「SAKE TENT HOUSE」は、酔鯨(すいげい)が1年半に渡り開発を続け、ついに誕生した日本酒です。スモーキーな香りの中に広がる確かな味わいに加え、常温で飲んでも、温めて飲んでもバランス良く愉しむことができるという特徴を持っています。口の中で優しい余韻が広がり、いつまでも味わっていたくなるような特別なお酒です。
① どんな状況でも酒質の変化が少ない
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私たちが今回「SAKE TENT HOUSE」を開発するにあたって、こだわった点が5つあります。
それにこだわったのは、あくまでもアウトドアや焚き火のシーンで飲んで欲しいからこそ。
通常の環境下では飲まれることを想定せず、アウトドアでのクオリティーに妥協をせずに作ったからこそ、胸を張って日本初の“焚火専用日本酒”ということができるのです。
キャンプやアウトドアで行う焚き火の多くは野外。暑い時もあれば、寒い時もあり、雨の時もあれば、雪の時もある……。
そんな状況でも酒質の変化が少なく、常に美味しい状態をキープできるように開発を進めました。
焚き火をしながら冷たい状態で飲みたい時、常温で飲みたい時、温めて飲みたい時、そのすべての状態で美味しく楽しんでいただけるようなバランスにこだわりました。
どの温度帯でも、旨味、酸味、苦みがちょうど良く、最適なバランスで飲むことができます。
日本酒初心者の方にも試して欲しいという想いから、飲み口が良いという点にもこだわりました。
後味にかすかに残る甘味と吟醸香(ぎんじょうか)が優しい余韻となり、誰しもが素直に飲めるよう仕上げています。
キャンプ飯の特徴としては、肉料理が多く、味付けが濃いという傾向があります。
この濃い味をしっかりと受けて、より美味しくする食中酒でなければならない。
そのため、キレが良く、酸味のある味わいを大切にしました。その味わいがキャンプ飯を引き立て、さらに飲み飽きないスッキリとしたお酒に造り上げています。
最も時間をかけてこだわったのは、「焚き火との相性」です。焚き火の際に薪が燃え、薫香(くんこう)が立ち上る……。焚き火愛好家なら誰しもが好きなあの香りを纏うことで、より美味しく味わえるというのが絶対的な条件だったのです。この条件を突き詰めたからこそ、このお酒はシェラカップを用いて直火で燗をし、飲むことを想定して作っています。スモーキーな香りの中でも確かな味わいを残すために、純米大吟醸の原酒と特別本醸造の原酒を使用することで、確かな飲みごたえを実現させました。
高知県高知市にある「酔鯨酒造」の4代目大倉広邦、北海道小樽市にある地酒屋「小樽酒商たかの」の三代目高野洋一は共に、別々の環境で育ちながらも小さい頃からキャンプが傍らにあり、生活の一部になっていました。また、それぞれの生家が酒造と酒商ということもあり、日本酒にも慣れ親しんで育ってきました。幼少期から何度もキャンプに行き、お互いに思っていたことがあります。それは、キャンプ場で見かけるお酒は、ビールや缶チューハイ、ウイスキー等が多く、日本酒が極めて少ないこと。焚き火の前で食べるキャンプ飯はキャンプの醍醐味。それを「何倍も美味しくしてくれるのは間違いなく日本酒だ!」と思っているのに、キャンプ飯になかなか日本酒が登場しない。多くのキャンパーは確実にもったいないことをしている、と常に僕らは思っていました。
酔鯨酒造は「Enjoy SAKE Life」をテーマに活動している中で、キャンプという空間に日本酒を提案できないもどかしさを持っていました。しかし、焚き火に特化した専用酒なんて世の中にはない。「それなら造ってしまおう!」というのが、このプロジェクトが始まった経緯です。ここから、共通の想いを持っていた二人の「焚火専用酒」の共同開発が始まりました。
長い酒造りの中でも今までに実績がない「焚き火との相性」を実現するのは難しく、実際の現場で何度も試すしかなかったのです。それでも妥協は絶対にせず、再三に渡り酔鯨酒造での試作、小樽酒商たかのでの試飲を重ねました。そしてついに完成したのが、「SAKE TENT HOUSE」です。お酒が薫香を吸い、柔らかい熟成感、深みを生み、何とも言えない満足感を演出してくれるお酒が出来上がったのです。そのお酒は、飲みごたえの良さ、スッキリ感、飲み終わりの余韻、3つのバランスに優れており、冷酒でも常温でも、焚き火で直火燗にしても薫香を纏い風味を失わない、まさに「焚き火専用酒」なのです。ここまで、実に1年半もの期間が経過しました。
この焚火専用酒「SAKE TENT HOUSE」は、是非シェラカップに入れて直火で温めて、薫香燗酒にして呑んでいただきたい一本です。今までに味わったことのない日本酒にきっと出会えます。長い焚き火の時間をいつも以上に思い出深いものにしてくれるのは間違いありません。
【酔鯨 リキュール とも ~みんな大好きゆずやか~】
【酔鯨 手造り吟醸麹 あま酒】
「日本酒を飲む生活」「日本酒がある食卓」
ユニクロUT「SAKAGURA」
1978年6月9日生まれ、43歳。2016年、酔鯨酒造の4代目代表取締役社長に就任。「世界の食卓に酔鯨を!」という理念のもと、従業員とともに素敵なお酒を造り、ひとりでも多くの方に美味しく飲んでもらうために日々邁進しています。また「Enjoy SAKE Life」をテーマに、全国でお酒の会を開催。日本酒の美味しさ、楽しさを広める活動も積極的に行っています。
1979年6月5日生まれ、42歳。会社は酒屋を営んでおり、「人生を豊かにする一杯」を世界に提供すべく、両親、社員さん、蔵元とともに日々、酒屋道を精進しております。
2019年の私たちが注いだ1升瓶の本数は5000本以上となっており、約70,000杯以上を直接注いできました。
また、「体験」を大切にしており、1年間に開催される企画やイベントは年間100回近く行っている体験型酒屋です。
まずは、全国の良質なお酒を体験してほしい、この出会いがないから「よくわからない」という理由で、きっかけを失っている方が多く、酒屋としてはとてももったいない、想いです。そこで、色々な企画やイベントを通して、お酒に触れる機会、接点を日々創造しています。