今まで小型の真空管オーディオ機器において、真空管アンプと言えばプリアンプにのみ真空管が使用されたものが多く存在しました。パワーアンプについてはソリッドステートのアンプを使用して真空管の「音質的な良いところ」と、ソリッドステートの「効率的でノイズが少ないという良いところ」を併せ持ったものです。
しかし、私たちはパワーアンプにまで真空管を用いた「まさに真空管サウンド」と呼べるような音を奏で、かつ簡単に机の上に置ける一体型のオーディオ装置を目指してこの製品を開発しました。
私たちは小型な一体型オーディオ装置に伝統的な真空管パワーアンプを構成する上でそのノイズの低減について考えなければなりませんでした。研究を重ねた結果、アンプの接地構造と接地方法を工夫することによって小型な筐体においても効果的に残留ノイズが低減でき、装置から近い場所で聞くことが多い一体型オーディオに適した真空管パワーアンプになることを見いだしました。
その発明については日本においても「真空管オーディオアンプの接地構造および接地方法(特許第6773735号)」として特許が認められ、今回の製品にもこの技術が投入されています。
真空管アンプを使用していても多様化している現代の音楽ソースが再生できることは卓上型のオーディオ装置にとって重要なことです。多彩な音楽ソースに対応するためにBluetoothやWi-Fiなどの無線接続、有線LAN接続などの多彩な外部接続に対応させました。
Echowellは下のような音楽ソースに対応しています。
お手持ちのスマートフォン(iOS・Android)に専用アプリ「UNDOK」をダウンロードしていただくことで同一ネットワーク上にある【echoElite Vi】をリモート操作することが可能となります。専用リモコンを探し回る必要はありません。 Wi-Fiを使用しますので本体が見えていない場所からでも操作が可能です。本体に向けて操作しなければならないというような面倒はありません。 アプリ上では再生ソースの変更、曲の選択や音量調整はもちろんのこと、ミュージックプレーヤーで再生しているDLNAサーバー内の曲名表示も可能です。更に、スマホ内に保存された本機が対応しているフォーマットの音楽ファイルを再生することが可能となります。 また、本体ディスプレイは曲名などの日本語表記に対応していませんが、アプリ上では正しく日本語表記がされます。
装置の背面に設置されている真空管は保護カバーを取り外して頂くことでご自身にて交換頂くことが可能な設計になっています。
使用されている真空管はパワーアンプには「EL84/6BQ5」を、またプリアンプには「12AX7B」を採用。入手しやすく多くの銘柄で販売されている品番ですので球による音質の変化を楽しむことも容易です。
スピーカーには「一般的に高音質とされるが高価である」が故にあまり使われることがないとされる、内磁型磁気回路を持ったスピーカーユニットを採用しています。最終的に電気信号を音に変えるスピーカーユニットの選定にも高音質へのこだわりをもって望みました。また、筐体も内部で3分割されており左右のスピーカーは独立した構造となっています。
スペックでオーディオアンプを考えたとき、真空管アンプのスペックはソリッドステートアンプのそれに及びません。では何故いま真空管アンプの機器を開発しようとしているのか。「オーディオ機器は音楽を奏でるものだから」という理由を私たちは考えました。真空管アンプが付加する偶数次高調波は再生音に心地よい倍音成分を与え、ぬくもりを感じる音楽性の高い、聞いていて心地の良い音楽に変化させます。より心地よい音楽を聴きたい時に聴きたい場所ですぐに聴けるよう、小型で設置の手間が掛からない一体型の製品を企画しました。家庭内ではリビングやベッドルームで。そして小規模な店舗などでも。この製品は真空管サウンドをより身近なものへと変え、聴く人に心地よさを提供できるものと私たちは考えています。
「EchowellAudio」のキーパーソン、Mr.Colin。彼は、オーディオ製品の開発と研究において数十年の経験があります。また、真空管音響システムについて40年近く深く研究してきました。彼の代表的な作品は、1998年に有名なアメリカのブランドSUMOによって世界的に発表されました。これは、三極真空管300Bと内部磁気スピーカーシステムの完全なセットを使用する世界初のP-Pプッシュ(クラスA)20Wピュア真空管アンプです。それが、彼がSUMOのために設計した製品です。彼は真空管とトランジスタオーディオシステムの両方に深い知識を持っており、次のように多くの有名ブランドへODMの経験を持っています。
...など
開発は順調に進んでおり、先般最終的な仕様が決定されたサンプル機が到着いたしました。いち早く皆様に製品をご覧頂き、手に触れ、また体感頂きたく、二子玉川ライズの蔦屋家電にございます「蔦屋家電+」にて【echoElite Vi】の実機展示をさせて頂くことになりました。
期間は5月29日(土)~6月15日(火)を予定しております。
「蔦屋家電+」へのアクセス:
住所:東京都世田谷区玉川1丁目14番1号 二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット
二子玉川 蔦屋家電1F
最寄駅:東急田園都市線(東急大井町線) 二子玉川駅
アクセス方法の詳細は蔦屋家電+のホームページにてご確認くださ
echowellという会社について、オーディオの世界でご存じの方はほとんどいらっしゃらないだろうと思います。echowellは1982年に創業された台湾の電子機器メーカーで、製品の中でも特に有名なのは自転車に用いられる「サイクルコンピューター」という製品です。他にも電動バイク用のメーターや電子ダーツボードなどの製造を行っています。オーディオ製品は2012年から製造を始め、現在、主にヨーロッパへ輸出されています。現在はソリッドステートアンプを用いた製品を製造していますが、今回、真空管を用いた製品の開発と販売をスタートさせようとしています。そしてその製品を販売する初めての地として日本が選ばれました。私たち有限会社エービーシーは正規輸入代理店としてプロジェクトの進行と支援者様のサポートを行います。
私たちは製品を予定通りお届けできるよう最善の努力を尽くしますが、事情により止むを得ずお届けが遅れる場合があります。予めご了承ください。
※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。
※海外輸送中のトラブルや通関時のイレギュラー等で、お届け時期が遅れる場合があります。
※並行輸入品が発生する可能性があります。個人輸入及び販路によっては防ぐことができない可能性がある点、ご了承願います。
※開発中の製品につきましては、デザイン・仕様は一部変更になる可能性もございます。
※本プロジェクトを通じて想定を上回る皆様からのご支援を頂き、量産体制を更に充実させることができた場合、一般販売価格が予定価格を下回る可能性がございます。
クラウドファンディングの性質上、以上の注意点につきましてあらかじめご理解とご了承いただいた上でご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。