【訪れた国は150カ国】
写真家竹沢うるま 写真集「Remastering」出版プロジェクト。
世界の「日常」を集め、前に向かうための一冊を目指します!

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 はじめに

 はじめまして、写真家の竹沢うるまです。
 私は世界各地を旅しながら写真を撮る写真家で、これまでに150カ国近くを訪れてきました。

 今回、2005年から2020年までに世界各地で撮影した「日常」をテーマにした写真およそ200点で構成した写真集を制作したいと思っています。
 ぜひ最後まで読んでいただき、ご支援いただけると幸いです。

※みなさまのご支援のおかげで、早々に目標額達成となりました。
より充実した制作ができるように、引き続き、ご支援をお願いしています!!
よろしくお願い致します!


 

プロジェクトをやろうと思った理由

 

 2020年春。私たちの「日常」は大きく変わりました。

 ほとんどの人がこれまで経験したことのない出来事に直面し、先行きの見えない不安な時間を過ごすことになったかと思います。

 これまで、私は世界各地を旅しながら写真を撮って暮らすという日々を20年近く続けて来ましたが、今年のようにどこにも行けなくなるような経験は初めてでした。
 

 またこの数年、南太平洋のクック諸島のラロトンガ島というところで一年の半分ほどを家族とともに暮らしていますが、コロナ禍の影響で私は島に戻ることが出来ず、また家族も島からでることができなくなってしまいました。その状況は半年近くたったいまでも続き、まだ先行きは見通せません。
 

 撮影もできない、家族にも会えない。これまで当たり前だと思っていた「日常」が次々と失われ、世界が混沌としていく。その様子を眺めるしかない窮屈な時間。そんな状況が数カ月間続きました。

 

 その期間中、正直、悲観的に考え込むことがとても多かったです。でも、長く苦しい時間を経て心がどん底まで落ちたとき、私はその状況に飲み込まている自分自身の存在に嫌気が差し、ふと上を見上げたくなりました。

 

 失った時間を嘆くのではなく、失った時間の中から何かを生み出すことができないだろうか。

 明るく、前向きで、希望に満ちたもの。

 そんな瞬間を感じることができれば、いまは苦しくても、きっとまた前に進むことができるのではないだろうか。

 そして辿り着いたのが、コロナ禍で失われてしまった世界の「日常」をまとめた写真集を作る、というプロジェクトでした。

 
 

 この写真集を出版することは、写真家としての挑戦というよりかは、ひとりの人間としての、この時代、この状況に対する挑戦だと思っています。

 そしてそれは、このような状況においても前に向かって進むんだ、という決意のようなものです。
それを世に問いたいと思っています。
 

 またこのプロジェクトにご賛同頂くことによって、多くの人とともに、前に向かって進みたいと思っています。

 

 

写真集「Remastering」の出版を目指します!! 

 

(※完成イメージ。最終的にデザイン変更になる可能性有り。)

 

 2005年から2020年までに私が世界各地で撮影した「日常」のスナップ写真およそ200点を収録した写真集を制作します。

 失われてしまった「日常」をひとつひとつ拾い上げ、私達がもっとも大切にすべき「日常」に溢れる一冊にしたいと思っています。

 私達はこの先、一体、何を大切にして生きていけばいいのか。そんな疑問が頭の中によぎったとき、この本を開くことによって、何かしらのヒントが得られるような一冊を目指したいと思っています。

 

 

 

「Remastering」とは?

 

 マスタリングとは、さまざまな素材をひとつひとつ組み合わせ構成し、最終的なマスター(原盤)を作る作業のことです。


 かつて世界を構成していた「日常」を拾い上げて再構成をし、もう一度、改めて私たちが生きている世界を一冊の本として構成するという意味合いで、「Remastering」というタイトルをつけました。

 

出版社: 写真編集研究所
デザイン: 井原靖章
判型:B5変形判(予定)
ページ数:240ページ(予定)
発売日:11月下旬(予定)
販売価格: 3960円 税込み(予定)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これまでの活動

これまで写真家として世界各地を旅してきました。
(これまでの作品はこちらより。)

2010年から2012年にかけては、3年間かけて南米、アフリカ、ユーラシア大陸を旅しました。「Walkabout」と名付けたその旅は、私にとって大きな変化をもたらしました。

 

Havana, Cuba/ Apr,2010 (写真集「Walkabout」より)

 

Potosi, Boklivia/ Aug,2010 (写真集「Walkabout」より)

 

Newtopia, Uganda / Jun,2011 (写真集「Walkabout」より)
 

 私はその旅の途中で多くの人々に出会い、それまで知らなかった世界を知り、知らなかった自分自身を知りました。
 旅は決して平坦なものではなく、どちらかといえば辛いことのほうが多かったです。

 


(ナミブ砂漠にて。象の襲撃に怯えながら野宿。)

 

 以下はそのときの写真集「Walkabout」のあとがきに書いた文章からの抜粋です。この言葉は、そのとき私が見てきた世界のすべてを表していると、いまでも思っています。

 

「世界は広い。僕らが思うより遥かに広く、そして深い。

広さは大地の広さであり、深さは人の心の深さである。

そのふたつが交わる瞬間、大地は躍動し、人は輝き始める。

その瞬間を求めて、旅を続けた。」

 

 その後も、一年の半分以上の日々を旅に費やし、キューバやチベット文化圏を舞台にした写真集や、旅の本などを出版するなどして、写真家として生きてきました。

 

 

 これまで写真展を多く開催してきましたが、2015年には日経ナショナルジオグラフィック写真賞グランプリ受賞、およびニューヨーク・マンハッタンで個展「LAND」を開催しました。Wall Street JournalやNational Geographic、BBCなど、現地の大手メディアに多く取り上げられ、大きな反響がありました。

 

 

※写真展「Land」の様子はこちらから。

National Geographic
One Photographer, Two Backpacks, and an Epic Three-Year Journey

BBC World
Las espectaculares imágenes del fotógrafo que recorrió más de 100 países en 1.000 días

 

 

 しかし、2020年の春。私が積み重ねてきた旅の日々や写真家としての活動は、途切れることになりました。

 その時間は私にとってとても苦しい時間でしたが、それでも鎌倉の自宅の庭に育つ野菜や、花の様子を眺めていると、まるで生き物のように躍動しながら変化する日本の季節の移ろいを知り、「日常」を感じることの喜びを知りました。

 

  私はこれまでずっと遠い世界の「非日常」を探して旅してきました。

 そんな私が、いまこのタイミングで「日常」をテーマにした写真集を出版することは、ひとつの大きな区切りになると思っています。そしてそれは、「Walkabout」と同じぐらいの、人生の転換点になるのではと思っています。

 

 

リターンについて

 以下、魅力的なリターンを用意しました。お気持ちや、好みに合わせてお選びください。
10,000円以上のご支援を頂きご希望の方は、写真集の最後のページにSpecial thanksとして、奥付にお名前を掲載させて頂きます。
 

・4,000円 「写真集応援セット」

・6,500円 「旅の手紙セット」限定40名

・10,000円 「奄美ワイルドコーヒーセット」限定40名

・10,000円 「旅情カリーセット」限定40名

・10,000円 「Nico Cafe 唐揚げランチセット」限定40名

・10,000円〜 「Special thanksセット」

・12,000円 「旅情熱帯夜セット」

・15,000円 「Walkaboutセット」

・20,000円 「スペシャルトークイベントセット」限定30名(10名×3回)

・30,000円 「額装オリジナルプリントセット(2L)」限定30名

・50,000円 「印刷立ち会いセット」限定5名+5名(好評につき、増設しました!)

・50,000円 「鎌倉撮影セット」限定6名

・60,000円 「額装オリジナルプリントセット(A4)」限定20名

・100,000円 「額装オリジナルプリントセット(A3)」限定10名

・150,000円 「特別版 桐箱入りオリジナルプリント10枚セット」 限定5名 

 

 


資金の使い道

協力頂いた資金は、以下の用途に使用致します。
・書籍の印刷・製本費
・書籍の編集、デザイン費
・リターン制作費、送料
・クラウドファンディング決済手数料


※クラウドファンディングによる支援の対象は、写真集完成、およびリターン発送が完了する2020年末までとし、対象期間における収支報告を2021年1月末にメールにてご支援者に報告いたします。

 

 

最後に

 

 2020年春。私たちは大きな転機を迎えました。
 世界の多くの場所で、「日常」が「非日常」となり、「非日常」が「日常」へと、一気に転換されました。
 

 この写真集は、その転換点を記録するものであり、同時に、前に向かうという意思表示をするものだと思っています。

 

 そういう意味で、このクラウドファンディング挑戦は、窮状に対して助けを求めるものではなく、多くの人に参加してもらい、共に前に向かいたいという私の希望だと思って頂ければと思います。

   このプロジェクトに参加することによって、多くの人が多難の年を乗り越え、前へと向かう気持ちを少しでも持って頂ければと願っています。

 

  私自身もこの一冊を作り上げることにより、2020年という苦難の年を乗り越え、次に向かっていきたいと思っています。 

 何卒、皆様のご協力をいただけると幸いです。

 

写真家 竹沢うるま

 



 

ー竹沢うるま Profileー

1977年生まれ。同志社大学法学部法律学科卒業。在学中、アメリカ一年滞在し、モノクロの現像所でアルバイトをしながら独学で写真を学ぶ。帰国後、ダイビング雑誌のスタッフフォトグラファーとして水中撮影を専門とし、2004年よりフリーランスとなり、写真家としての活動を本格的に開始。2010年〜2012年にかけて、1021日103カ国を巡る旅を敢行し、写真集「Walkabout」と対になる旅行記「The Songlines」を発表。2015年には第三回日経ナショナルジオグラフィック写真賞2014受賞。2015年に開催されたニューヨークでの個展「LAND」は多くの現地メディアに取り上げられ高い評価を得るなど、国内外で写真集や写真展を通じて作品発表をしている。近著にチベット文化圏をテーマとした写真集「Kor La」(小学館)や「旅情熱帯夜」(実業之日本社)。URL: uruma-photo.com

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