【三吉彩花 × 阿部純子 主演】
監督・津田肇 映画「Daughters」応援プロジェクト

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東京・中目黒でルームシェア生活を送る小春(三吉彩花)と彩乃(阿部純子)を主人公にしたヒューマンドラマ。
「妊娠」「シングルマザー」という人生の決断を経て、友情、仕事、家族と向き合いながら、過去への固執と現実、そして“その先”を描き出す。


今年9月に公開を決めた映画『Daughters』について

はじめまして、映画『Daughters(ドーターズ)』で監督を務めました津田肇と申します。
『Daughters』は僕自身が企画し、オリジナル脚本で初監督作した長編映画で、2020年9月18日に劇場公開されることになりました。

この映画を一人でも多くの方に観ていただきたいという思いのもと、
公開日が決定したらクラウドファンディングに挑戦しようということは、映画を撮り始めた頃から考えていたことです。

イベントの演出家として活動してきた僕が、どういう経緯でこの映画を企画し、実現に至ったかというストーリーを中心に書かせていただこうと思っていたのですが、皆さんもご存知の通り、新型コロナウイルスの影響で映画を取り巻く環境が大きく変わってしまいました。

情報をできる限り自分なりにリサーチし、今年の秋の公開に踏み切ったこと、まずはそのあたりのお話から書いていこうと思います。

 

新型コロナウイルスの影響下での公開について。

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、外出・営業自粛、医療崩壊など様々な問題が巻き起こりました。日本でも4月7日の緊急事態宣言の発令以降、多くの業態が未曾有の危機に陥っています。
映画産業においては「一人でも多くの方に劇場で観てもらう」ということが難しい状況になり、多数の映画が公開延期を余儀なくされました。作品の発表の場という面においても、映画館の存続や多額の制作費の回収というビジネス的な面においても苦しい状況に立たされています。
その最中、『Daughters』をいつ公開するか、どのように公開していくのかという話し合いを製作委員会で繰り返し、その上で、今年の9月18日に劇場公開をしようと決断しました。

今年の9月。まだ社会全体が、安心して外出をして映画を楽しむという風潮となるのは難しい時期でしょう。それでも我々は、公開日までなるべく多くの情報と向き合いながら慎重に判断し、一人でも多くの方にこの映画を気持ちの良い状態で届けられるよう努力をしていくつもりです。そして、できれば大きなスクリーンで、鑑賞していただけることを願っています。

映画を作ろうと思ったきっかけ。

これまで、僕はファッションイベントの演出・プロデュースを中心に活動をしてきました。プロフェッショナルな映画制作の現場に携わったのは、今回が初めてのことです。

映画やテレビドラマが好きな少年でした。休日に自宅で父が黒澤明監督の映画を観ていることが多く、それを覗き見ていたのが映画の原体験かもしれません。中でも『夢』という映画の強烈なビジュアルはいまだに脳内に焼き付いています。わりと怖い思い出なんですけど。
初めて自分で映像作品を作ってみたのは、高校生の頃。当時流行っていたテレビCMのパロディ映像等を学園祭で流したのが始まりです。そうやって独学で少しずつ技術を学び、大学1年の時に友人達と自主制作映画を初めて作り、それがなんと学生映画祭で大賞をいただきました。その賞をきっかけに「面白い学生がいる」と、ミュージックビデオの制作の依頼を受けたり、インターネット放送の番組を作ってそこにスポンサーをつけたりと、自分の作った映像で少しばかりお金が稼げることが形になっていきました。
ただ将来を見据えたとき、映像作家という肩書きを身に纏いながら活動していくイメージが全く湧かず…とはいえ大企業に就職したいというわけでもなく…自分の向かう先を思いあぐねていた頃、偶然アルバイトとして参加した現場が、今のイベント業に就くきっかけとなりました。恵比寿にあるレストラン「ジョエル・ロブション」を貸し切ってのブランドのレセプションパーティーだったんですが、こんな世界があるのかと衝撃を受けました。一晩のイベントの為に、普段は体験することのできない空間を創出し、来場者をもてなす。これはファンタジーの世界に近いなと。

今回の映画における美術、照明、衣装についての考え方、色彩感覚みたいものは、僕がこの仕事をやっていく中で身につけたものだと思っています。
8年間イベントの制作会社に身を置き、5年前に独立し、同じくイベントの制作会社を立ち上げたのですが、同時に、諦められなかった「映画を作る」という夢の実現に向けて動き出しました。

僕自身の人生や経験に基づいたストーリー。

『Daughters』の脚本の第一稿を書いたのは約6年前、2014年のことになります。黒澤明監督も「監督になるにはまず脚本を書くことだ」と残しており、まずは、と書き始めました。

主人公は、中目黒でルームシェア生活している2人の女性で、仲の良い友人同士。その1人が妊娠し、シングルマザーとして子育てする決断をします。それを隣で見守る友人の目線を中心に展開するというストーリー。

二人の女性が主人公の映画ですが、話の基盤は僕自身の経験です。
22歳から27歳まで、高校時代からの友人らと過ごした小さなマンションでのルームシェア生活。その約1年後に自分に娘ができたこと。この2つの出来事が、元となって生まれました。友人達との刹那的な日常から一変、父親となったことによる生活の変化や、仕事と子育ての両立に直面した妻の姿。それらの体験がベースとなっています。執筆は仕事の合間を縫って、毎日必ず最低1回は脚本のファイルを開くということを決め、まず73ページの初稿ができました。

映画ってどうやって作るのか?

初稿が完成して、まずぶつかったのはお金。誰がこの映画に出資をしてくれるのか?という問題です。
「出来上がった脚本をどう実現させるか?」ということを探るべく、何人かの映画関係者の方に会いしましたが、皆さん口を揃えて、「オリジナル脚本で、かつ特に実績もない初監督に、お金なんてまず集まらないだろう」と。
そこで、僕は制作費の約半分を自分で集めてみることにしました。この話をするとそんな映画監督はいない、なんて驚かれることもあるんですが、コーエン兄弟もデビュー作『ブラッド・シンプル』を作る際は、自分達の足で100件近く投資家を回ったそうで、それが一番の近道に思えたのです。

もちろんこの資金集めには、しばらくの時間がかかったのですが、並行して映画プロデューサーや配給会社の方にお話を伺うことも続けていました。
そんな中、友人からの紹介で出会ったのが、本作のプロデューサーであるand picturesの伊藤さんです。伊藤さんは、若い映像作家を応援したいという思いが強く、過去にもオリジナル脚本の邦画を何本も制作されているロックな方。伊藤プロデューサーが、脚本を読んで気に入ってくださり、2018年、長い間動かなかった『Daughters』プロジェクトが遂に転がり出しました。

重要な『Daughters』のキャスティング。

『Daughters』は全編通して、主役の2人のどちらも出ていないシーンがない映画。
主役の2人「小春」と「彩乃」を誰に演じてもらうのかは、この映画の重要な要素でした。

1人は三吉彩花さん。彼女にはファッションイベントの現場で何回か現場でお会いしていて、「小春」は三吉さんがいいんじゃないかと密かに思っていました。抜群の存在感と、アジア人らしい美貌。サバサバしているけれど、女の子らしい無邪気さも垣間見える感じが小春にぴったりじゃないかと思っていたわけです。
三吉さんの出演決定により、『Daughters』プロジェクトは一気に加速しました。

もう片方の「彩乃」は、イメージに合う女優さんが思い浮かばず、近年公開された邦画を何本か観ていた中で見つけたのが阿部純子さんです。阿部さんなら、三吉さんと並んだ際のビジュアル的なバランスが良く、彼女に負けない存在感を出してくれるだろうと思いオファーさせていただきました。
結果的にこの2人は素晴らしく、紙の上のキャラクターに過ぎなかった主人公たちを想像以上に魅力的に演じてくれました。
そして、脇を固める俳優さんたちには、僕が小中学生のドラマっ子だった時期にファンだった方にオファーしました。大塚寧々さん、鶴見辰吾さん、黒谷友香さんなど、憧れであった方々にご出演いただき、幸せな撮影の日々をおくることができました。

スタートアップ的映画作り”
プロフェッショナルな同世代チームで作り上げた作品。

今回の映画のスタッフのうち、撮影・照明・美術・衣装・音楽・ラインプロデューサーなど、集まってくれた主要スタッフのほとんどが同い年。年齢にこだわってはいなかったのですが「自分と同世代のやつが面白い映画を撮ろうとしている」という企画に、みんなのってくれたのかもしれません。
なるべく面白いメンバーで仕事をしようと、美術・衣装・音楽に関しては映画専門のスタッフではなく、僕と同じく他業界で活躍している友人達を巻き込みました。

映画がどういう評価であれ、まず今回のチームのメンバーと巡り会えたこと、同じ現場で一つのものを作る為に時間を過ごせたこと、それは本当に奇跡のような時間でした。そんな仲間たちとアイデアを出し合い、特にビジュアルには細部までこだわったつもりです。

これまで培ってきた美術的感覚や、イベントの演出制作で学んだ空間の考え方やクリエイティブに対しての強さ。現時点での集大成がこの作品には詰め込まれています。美術、衣装、照明、音響、そしてお芝居。全てが折り重り、美しいカットやシーンに溢れた作品になったと感じています。

チームのメンバーからのコメント

三吉彩花さん

小春役を演じました三吉彩花です。
『Daughters』は私の感覚的なところで女優人生で一番大きな青春でもあり、撮影を終えて何かを失くしてしまったかのような儚い気持ちになった作品でした。私の元からは離れてしまった小春ですが、皆様のところへいよいよお届け出来ると思うとなんとも言えない嬉しい気持ちです。人生において新しいことに挑戦するときは周りの誰かの支えが必要だと、自分一人では達成することが出来ないと日々感じています。
『Daughters』が皆様に寄り添える優しい作品になりますように。

阿部純子さん

彩乃役を演じました阿部純子です。
社会人として生きることと自己実現のバランスをとることのむずかしさ。そんなことを考えるきっかけになると嬉しいです。
何より、津田監督がこだわり抜いた、繊細な映像感覚・音楽・インテリア・ファッションは、物語に深みと彩りを与えています。
日本の移りゆく季節に身を委ねるように、映画『Daughters』の世界に染まって頂ければ幸いです。
 

映画Daughters プロデューサー 伊藤主税さん

津田監督から「Daughters」を一緒に作りませんか?と誘って頂いてから約3年。
1年をかけて撮影し、丹念に編集し、完成させ、遂に全国公開を9.18に迎られる事となりました。素直に嬉しいです。僕ら以上に何年もの年月をかけ、公開を控える津田監督はどんな気分なんだろう?とよく思います。

季節の移ろいと共に描かれる 2人の女性の人生の一瞬を美しく切り取った今作「Daughters」はコロナウィルスの影響がまだある状況下での公開を控えます。

一時期は劇場公開をする事が正しいかどうかの議論をすればする程、何が正しいかはわからなくなっていました。しかし、答えは自分達の中だけにしかなく、ただただこの作品を届けたいという想いに沿って行く事を大切にしてきて、今日に至ります。

新型コロナウィルスの影響で映画や文化芸術の在り方を映画制作者やクリエイターは日々模索しています。今回のクラウドファンディングでは、1つのチャレンジとして、目標額を超えてからの資金を文化芸術振興会様に寄付をさせて頂きたく思っております。映画、及び日本の文化芸術のお力添えに少しでもなれる事を願っています。

どうか応援の程、よろしくお願い申し上げます。

株式会社andpictures
映画Daughters プロデューサー 伊藤主税

さいごに

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
このような状況下での『Daughters』の公開に対しては頭を悩ませ、話合いを続けてきました。芸術や娯楽というのは、命を犠牲にしてまで楽しむものではありません。ただその一方で、映画や劇場という文化を絶やさない努力をしていく必要があると思うのです。

今回集まった支援金は、映画のパンフレットの制作資金に充てさせていただきたいと考えております。『Daughters』の公式Instagramに、たくさん場面写真やオフショットをアップしているのですが、良い写真がたくさん撮れています。これらをまとめた全176ページの、写真集のようなパンフレットを作る予定です。見応えのあるブックになると思います。

皆様からのご支援で制作することにより、劇場においてのパンフレットの売り上げを、『Daughters』を公開していただいた映画館に対し、なるべく多く受け取っていただきたいという思いがあります。そして、ご支援していただいた皆さんには、そのパンフレットをいち早くお届けさせていただきます。
また目標金額以上のご支援をいただいた際には、「文化芸術復興創造基金」に全額寄付をさせていただきたいと考えております。
「文化芸術復興創造基金」を創設した日本芸術文化振興会は、芸術家や芸術に関する団体が行う芸術の創造又は普及を図るための活動、その他の文化の振興や普及を図るための活動に対し、国の補助金及び芸術文化振興基金による援助を行っている団体です。
今回のコロナショックで、映画産業と同様、もしくはそれ以上に打撃を受けているのが舞台演劇やライブエンターテイメント等の業界です。これまでイベント業界に身を置いてきた人間として非常に胸が痛い思いをしております。私の元にも苦しい声が直接届いてきており、再開の見通しが立たない中、ただただ暗雲が去るのを待つしかない状況が続いているのです。
文化芸術復興創造基金に寄付をさせていただくことにより、少しでも芸術・娯楽文化への救済に参加することができればと思っております。
我々は希望を絶やさず、一人でも多くの方にこの作品を観て頂きたいと願っており、9月18日まで、公開や宣伝の方法などを慎重にジャッジしていくつもりです。

『Daughters』の応援を、どうぞよろしくお願いいたします。

リターンについて

2,000円 お礼メールプラン

・監督、出演者からのお礼メール
・ポスター

5,000円  フォトブックプラン

・監督、出演者からのお礼メール
・ポスター
・ポストカード(6種類から1種類選択)
・パンフレット(オフィシャルフォトブック)

10,000円  ペアチケットプラン

・監督、出演者からのお礼メール
・ポスター
・ポストカード(6種類から1種類選択)
・パンフレット(オフィシャルフォトブック)
・前売りチケット 2枚

15,000円 エンドロールプラン <限定100個>

・監督、出演者からのお礼メール
・ポスター
・ポストカード(6種類全て)
・パンフレット(オフィシャルフォトブック)*プロジェクト限定カバー
・前売りチケット 2枚
・エンドロールへのお名前掲載

30,000円  オンライントークショープラン <限定50個>

・監督、出演者からのお礼メール
・ポスター
・ポストカード(6種類全て)
・前売りチケット 2枚
・パンフレット(オフィシャルフォトブック)*プロジェクト限定カバー
 【限定カバーへのお名前掲載】
・エンドロールへのお名前掲載
・オンライントークショーご招待
  詳細日時、参加方法は追ってご案内させていただきます

50,000円  台本&額装写真プラン <限定30個>

・監督、出演者からのお礼メール
・ポストカード(6種類全て)
・ポスター
・前売りチケット 2枚
・パンフレット(オフィシャルフォトブック)*プロジェクト限定カバー
 【限定カバーへのお名前掲載 & 三吉さん・阿部さんサイン入り】
・オンライントークショーご招待
  詳細日時、参加方法は追ってご案内させていただきます
・エンドロールへのお名前掲載
・台本プレゼント 【三吉さん、阿部さん サイン入り】
・額装写真【三吉さん、阿部さんサイン入り】
  A2サイズ、デザインは選択不可です。

70,000円  メイキング映像&小物プラン <小物各1名×5点 限定5個>

・監督、出演者からのお礼メール
・ポストカード(6種類全て)
・ポスター
・前売りチケット 2枚
・パンフレット(オフィシャルフォトブック)*プロジェクト限定カバー
 【限定カバーへのお名前掲載 & 三吉さん・阿部さんサイン入り】
・オンライントークショーご招待
  詳細日時、参加方法は追ってご案内させていただきます
・エンドロールへのお名前掲載
・台本プレゼント 【三吉さん、阿部さん サイン入り】
・額装写真【三吉さん、阿部さん サイン入り】
  A2サイズ、デザインは選択不可です。
・スペシャルメイキング映像 【メッセージ入り】
・劇中で使用した小物(A)プレゼント (5種類から1種類選択)各1つ

 

100,000円  スペシャルプラン <小物各1名×5点 限定5個>

・監督、出演者からのお礼メール
・ポストカード(6種類全て)
・ポスター
・前売りチケット 2枚
・パンフレット(オフィシャルフォトブック)*プロジェクト限定カバー
 【限定カバーへのお名前掲載 & 三吉さん・阿部さんサイン入り】
・オンライントークショーご招待
  詳細日時、参加方法は追ってご案内させていただきます
・エンドロールへのお名前掲載
・台本プレゼント 【三吉さん、阿部さん サイン入り】
・額装写真 5種類 【三吉さん、阿部さん サイン入り】
  A2サイズ、デザインは選択不可です。
・スペシャルメイキング映像 【メッセージ入り】
・劇中で使用した小物(B)プレゼント (5種類から1種類選択)各1つ

*エンドロール、パンフレット(オフィシャルフォトブック)へのお名前掲載はローマ字表記のみとなります。
*オンライントークショーの詳細日時・参加方法は未定です。決まり次第、ご連絡させていただきます。

 

パンフレット(オフィシャルフォトブック) イメージ画像

ポストカード イメージ画像(6種類・リターン選択画面にてお選びいただけます)

ポスター イメージ画像


Daughters セット使用小物 

A1 小春の部屋のライト



A2 彩乃の部屋のベットライト



A3 アンティークドライヤー



A4 小春の部屋の気球のオブジェ



A5 リビングの絵画



B1 リビングの照明



B2 小春の部屋のマガジンラック



B3 ダイニングの絵画



B4 リビングの照明



B5 彩乃の部屋のヴィンテージトランク



 

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