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私たちの醤油屋の歴史 その2

「醤油を飲んでしまった夫」タケシゲ醤油の住田良幸です。
のこりあと3日・・・最後まで頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
一人でも多くの皆様に知って頂きたいから・・・ぜひ周りにもこの取組みを伝えてもらえると嬉しいです!!


さて、前回の続きを書きます。

私たちの醤油屋はご先祖様の時代に「五福醤油」「ヤマタ醤油」「石堂醤油」…等、色々屋号が変わっているようです。
先日も、TVに出演させて頂いた時に、それを見られた方が「五福醤油はなくなったものと思っていました!」と、とても喜んでお店に来てくださいました。

その方曰く、(五福醤油は)他では真似できない味なんだそうです。
手前味噌ですが、確かにそうかもしれません。
なぜなら、全国品評会でかなりの好成績を収めた実績があるからです。

記録として残っているだけでも上図のとおり。
また、右の表彰楯はそれ以前の品評会の時に授与されたものものです。古い時代なので文字が右から左に書かれていますね。
 

意外な日本初も・・・!?

実は「日本初」もあります。
左の従業員さんが手にしているもの分かりますか?
「瓶詰め醤油」です。
これまでは右のような樽からの量り売りでしたが、五代目・奥村次吉が日本で初めて瓶詰めにして販売を始めたそうです。


博多の町のど真ん中に・・・

これも懐かしい風景ですね。
これは、「博多町家ふるさと館」に展示されている、昭和初期の頃の風景を忠実に再現した模型です。現在の福岡市博多区の「呉服町交差点」付近だそうです。写真の真ん中に「五福醤油」の文字が見えますか?左の建物が輸入車で有名な「ヤナセ」さんです。
目の前を路面電車が走り、当時はこの辺りが商業の中心地だったようです。

そんな「呉服町」にあったことと、古代中国の書物『書経』にある「五福」にちなんで「五福醤油」と名付けたそうです。

2019/10/07 17:22