日本でヨガがブームになった当初は、ニューヨークやハリウッドのセレブが好む、かっこよくオシャレなボディエクササイズ、ストレスケアとしての側面もある、ゆっくりした動きのダイエット法という形で受け入れられました。
著名人が熱心に取り組んでいる姿が様々な雑誌で取り上げられると、多くの女性がヨガにハマり始め、あっという間に広まっていきました。
それと共に、様々なスタイルのヨガも現れましたが、その殆どがアーサナ(ポーズ)の種類や方法が違うもので、ボディエクササイズ、身体を使ったヨガの範疇を超えるものではありませんでした。
一方、欧米ではヨガの広まりと共に、そうしたポーズや動きを重視するボディエクササイズとしてのヨガだけではなく、本来のヨガにも注目が集まり始めています。
ヨガにおいて、アーサナ(ポーズ)はあくまで心身の不調を整え深い瞑想を行うための準備に過ぎず、その本当の姿は心の動きを統御し、覚醒し、自分の本質(真我)へと至るための修行法です。それらには心と意識の扱い方、呼吸法や瞑想法など多岐にわたる技法や哲学を含んでいます。
このような身体の動きを伴わないヨガは「ネクスト・ヨガ」と呼ばれ、不安や恐れを鎮め感情をコントロールする方法として広まり始めています。
世界的な不況や、テクノロジーの進化などによって、様々なストレスを抱えるようになった現代人にとって、『iRest®ヨガ・ニドラ』のようなセルフケアの方法は、多くの人が必要としています。
特にアメリカでは、慢性的な痛みから睡眠障害、PTSD、うつ病などへの効果が科学的に証明されており、ヨガの世界だけでなく、新しい心理療法として、医療機関などでも正式に採用されています。
経済的に低迷し、予測不能な災害も多く発生する日本において「ネクスト・ヨガ」は、うつやトラウマを癒やし、心身の健康を取り戻すための新しいスタンダードとなるのではないでしょうか?