町中で見掛けるLEDの表示板。近年はフルカラー対応だったり、明るくて煌びやかだったり、様々な商品を見掛けるようになりましたね。
しかし、LED表示板は高額で、大きくて、設置に工事が必要。
角度を変えたかったり、映す番組を変更したくても、なかなか思うようにはいきません。
そんな悩みに、私達はムーバルサイネを提案いたします。
ムーバルサイネは、弊社独自開発のLEDドライバ回路LMCを使用した、ポータブルLEDサインボードです。
およそ40x24x5cmの筐体に、フルカラーLED表示器と制御マイコンを搭載し、カメラのスタンドに装着してどこでもサイネージを使うことができます。
コネクタはカメラの1/4インチアダプタと互換性があり、市販されているカメラスタンドの多くを利用することができます。
注:すべてのカメラスタンドの接続を保障するものではありません
ムーバルサイネは、屋外からでも視認できる、高輝度なフルカラーLEDを使用しています。
文字を表示する場合、おおよそフォントサイズ28ptの文字を無理なく表示できます。(使用するフォントによって異なります)
画面の表示速度は最大秒間60フレームで、テレビに負けない滑らかさ。
バッテリーの持続時間は、市販の20000mAhのモバイルバッテリーで、およそ10時間。内蔵バッテリーを併用すれば、電源を落とさないままバッテリーを次々交換することができます。
使用できるフォントは、WindowsからTrueTypeフォントを書き込むことで追加できます。
注:動画は文字に比べて鮮明度に劣るため、利用する場合ムーバルサイネの屋内設置を推奨します
ムーバルサイネは、たとえばこのような用途にお勧めします。
店の紹介、イベントブースの告知に。 営業時間や本日のおすすめなど、日ごと、時間ごとに内容を変更できます。 |
道案内や最後尾案内など。 電源不要で視認性が高いため、人を誘導するのに向いています。 |
イベント会場などで卓上に。 配電が必要ないため気軽に設置し、場所を調整できます。 |
店舗の窓から外に向けての宣伝に。 動画表示機能をもっとも美しく利用できます。 |
ムーバルサイネは、WindowsPCおよびAndroidスマートフォンから操作することができます。
操作用のアプリはムーバルサイネサポートサイトから(AndroidアプリはGoogle Play Storeから)ダウンロードすることができます。
Windows用アプリ「NeCoWin」とAndroid用アプリ「NeCoAn」は、それぞれ機能が異なります。
なお、NeCoWinとNeCoAnは、ともに無償で提供しております。
ムーバルサイネは、高性能なマイコン「Raspberry Pi 3」上で、LinuxOSを使用して動作しています。
このため、RaspberryPiでできる範囲で、自由なカスタマイズを行うことができます。
なお、LEDマトリクスに表示する内容については、スクリプトでほぼ全ての機能を操作することができます。
注:消費電力が大きなモジュール、および負荷の大きなアプリケーションは、RaspberryPiの動作を不安定化させるおそれがあり、個別のサポートはできかねます。ご了承ください
型式 | LMS-P6 | |
画面解像度 | 64x32ドットフルカラー 6mmピッチ | |
サイズ | 392x240x53mm |
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制御ドライバ | LMC-04 | |
最大消費電力 | 5V 2A |
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使用マイコン | Raspberry Pi 3 Model B+ | |
重量 | 2.5kg |
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オプション(別売り) | 一脚、三脚スタンド |
Q. | 電流制限はどのような仕組みになっている? | |
A. | LEDに表示する映像はその内容によって消費電力が大きく異なります。(例えば洋画の一場面と、白い大きな文字をスクロールさせるのでは、後者の方がより消費電力が大きくなります) これにより、瞬間的に消費電力が電源の供給能力の限界を超えて、マイコンなどに供給する電力が不安定になり、RaspberryPiがダウンしてしまうことがあります。 これを防止するため、LMCポータブルサインボードに使用されているLED表示回路『LMC-04』は、送り込まれてくる映像を都度評価し、一定以上の電力が消費されそうになると、自動的に表示する映像の輝度を落とす仕組みになっています。 電力抑制の閾値は『NeCoWin』でRaspberryPi上に設定することができます。電源の供給電力に余裕があれば、この閾値を限界まで高く設定することもできます。 LMCポータブルサインボードでは、バッテリー切替回路とモバイルバッテリーの供給限界から、電流制限の閾値を『24』に設定しています。これは最大消費電力の24/256にあたります。 |
Q. | 明るさはどのくらい? | |
A. | 『NeCoWin』で輝度を調整することができますが、モバイルバッテリーで運用する場合、LEDの全力発光の24/256を上限としています。(先述の電流制限の仕組みについても併せてご覧下さい) この設定値を調整することで、最大およそ1000mcdで発光させることができます。 これは直射日光下では視認が困難ですが、日陰などに設置していれば真夏の屋外でも視認が可能な値です。 深夜に運用する場合、輝度設定を落とすことをお勧めします。 |
Q. | 対応するモバイルバッテリーは? | |
A. | 出力電流が2A以上、できれば3A以上であるものが望ましいです。 また、通常のモバイルバッテリーは、充電目的に使用するため電力消費が低いと固有の時間でスリープ状態に突入します。これを回避するには一定以上の負荷を掛け続けなくてはなりませんが、スリープ状態となる閾値はモバイルバッテリーの製品ごとに異なります。 ムーバルサイネで映像を表示している限りはスリープ状態に突入することはありませんが、画面を暗転状態で長時間放置した場合、バッテリーの種類とRaspberryPiの状態によってはスリープ状態になる可能性があります。 弊社では運用実績のあるものとして、アンカー・ジャパン株式会社のPowerCoreII シリーズを推奨しています。 |
弊社が独自に開発したLMCは、RaspberryPiでHUB75インターフェースのLEDマトリクスを接続し、秒間60フレーム、24bitRGB相当(注1)のフルカラー表示を行うLEDドライバボードです。
RaspberryPi上で動作する「コマンドサーバ」から文字表示や動画表示、各種機能の制御を行っていますが、たとえばPythonやRubyなどのスクリプトで直接LMCのLEDに画像を入力し、表示させることもできます。
LMCを複数使用し、RaspberryPi同士をイーサネットで接続することによって、LMCのLEDマトリクスを複数連携させ、大型のLEDモニタとして使用することができます。
その際でも、制御にはNeCoWin、NeCoAnを、ムーバルサイネと同様のインターフェイスで利用可能。
ブラックボックスをできるかぎり少なく。ポータブルと据え置き、両方のサイネージを純国産のインターフェイスで操作できる。Linuxとスクリプト言語の知識があれば、どこまでも独自に拡張することができる。
そんなスクリプトとマイコンとサイネージの架け橋となるもの、それがLMCなのです。
注:13bitPWMによる色制御
ムーバルサイネを早期支援者の方々に特別価格でご提供するほか、自作派の方々向けに、ムーバルサイネに使用されている制御ボードを対応LEDマトリクスとセットで提供いたします。
ムーバルサイネ本体となります。電源を投入しただけで映像が表示され、NeCoWinやNeCoAnによる制御が可能です。
有線接続用にACアダプタ(5V 4A)を添付いたしますが、ポータブル運用のためのバッテリーは別途ご用意ください。
内訳: LMS-P6 ムーバルサイネ x 1 |
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通常価格 |
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3個限定 20% OFF ¥84,680 | |
5個限定 15% OFF ¥89,960 | |
20個限定 10% OFF ¥95,260 |
LMCの基板と、それによって駆動するドットピッチ6mmのLEDマトリクスのセットです。
ムーバルサイネに使用されているものと同等のもの(二枚使用で同じ解像度)を提供させていただきます。
LMCに添付のmicroSDカードをRaspberryPi3に装着して電源を投入することで、文字スクロールや画像の表示を行うことができます。
内訳: LED制御ボード LMC-04-P6 + 対応LEDマトリクスP6 (フルカラー ピッチ:6mm ドット:32x32 スキャンレート:8) |
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通常価格 |
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3個限定 20% OFF ¥24,200 | |
5個限定 15% OFF ¥25,700 | |
15個限定 10% OFF ¥27,220 |
LMC基板と、それによって駆動するドットピッチ10mmのLEDマトリクスのセットです。解像度がP6の半分となりますが、輝度についてはおよそ2倍となります。
ただし消費電力が大きくなるため、バッテリー駆動での利用はお勧めできません。
LMCに添付のmicroSDカードをRaspberryPi3に装着して電源を投入することで、文字スクロールや画像の表示を行うことができます。
内訳: LED制御ボード LMC-04-P10 + 対応LEDマトリクスP10 (フルカラー ピッチ:10mm ドット:32x16 スキャンレート:4) |
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通常価格 |
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3個限定 20% OFF ¥24,200 | |
5個限定 15% OFF ¥25,700 | |
15個限定 10% OFF ¥27,220 |
ムーバルサイネの紹介を、最後までご覧いただいた皆様へ。まことにありがとうございます。
共和システム株式会社は、広島で電子機械の設計、開発、試作、対応ソフトウェアの開発までを、一貫して行う企業です。
創業は1970年に遡り、自治体の電気通信機器の点検とメンテナンスを主として請け負う傍ら、FA向けソフトウェアと、それに必要な電子機械の独自開発を行って参りました。
LMCは、LED表示回路開発の過程で誕生し、モバイルバッテリーの急激な進化によって、ポータブルLEDサイネージというスタイルが誕生しました。
『世の中の技術的課題の半分は、エネルギーによって解決する』と言われますが、ポータブルデバイスの世界は、今後のUSB Type-Cの普及とバッテリーの進化によって更なる広がりを見せることでしょう。
ムーバルサイネに限らず、私達は開発能力を持つ地方企業として、新たな価値の創造に努めます。