〜『ゼロからつくる』UPQ 家電開発プロジェクト〜
ひとり呑みをちょっと贅沢に
「REIKUN-Dome」

「REIKUN-Dome」を囲んで、平成最後のものづくり談義 ①:後編

こんばんは!UPQの中澤です。

もう金曜日...!(これから息子を保育園に迎えにいきます)

本日は、シグニティさんでの談義、後編をお届けしたいと思います。
前編はこちら


コンビニで購入した「生ハム」と「枝豆」と
発表会でも好評だった異色の「バームクーヘン」。

 

「なぜビールがない!」と嘆く声もありながら(笑)...
さっそくREIKUN-Dome始動。

ファーーーーン(ファンが回る音....)

 

「中澤さぁ、ファンの音LEDの明滅のタイミングに意味はあるの?」と元上司。

よく見ている!!
ファンの回転速度が途中で変わったこと、
同時にLEDの明滅の仕方が変わったことを気づかれました。

 


プロトタイプの「REIKUN-Dome」では、本体のスイッチを入れて、
Smoke CUBEに点火しているタイミングは、火が点きやすいようにファン強め
煙を溜めるタイミングでは、煙が滞留するようにやや弱めに回しています。

煙を溜めるタイミングに強くファンを回しすぎると、
お皿やテーブル、ガラスドームに空気と煙が跳ね返って
煙が溜まりにくくなってしまうのです。

3Dプリンターでつくった試作時代から、
何度も調整して掴んだ「風量」です。

 

 

待ち時間....

「キャンプで焚き火を眺めるときの気分になるね。」

「あとは、待ち時間も目で見て愉しむアイテムだよね。
 仕様としての意味があるのはわかったから、
 ファンの音、LEDの光にも気を使って作れるといいね。」
 

 

ファンの音、LEDのタイミング1つにも、こだわりを込める。

それがカタログに書かれてセールストークにならなかったとしても、
長く使ってもらったときにきっと気づいてもらえるから。


予算が..工数が...という上司たちと戦いながら(笑)、
エンジニアのみんなと毎晩終電まで粘り、
細かなところまで配慮を!という想いをこめて、
携帯電話を開発していた日々を思い出しました。

(写真はCA007 カシオ製 2011年モデル)

 

調理器具としての性能とインテリアとしての佇まいの両立。
大量生産品なのだけれど、長く愛着をもってもらえるように、
REIKUN-Domeを仕上げていきたいと思います。

シグニティの皆様、お忙しい中に本当に、ありがとうございました。

 


次回の談義は、
私も一緒に働いていたCerevo社出身の2人が創業したハードウェアスタートアップ、
Javasparrow株式会社さんです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

みなさまよい週末をお過ごしください。

 

 

2019/01/25 18:38