僕の手元には、劇中映画「しずかな卒業式」の脚本があります。
今週の稽古に向けて(小さい脳みそながら)最大限の想像力を働かせて一つのセリフ、一行のト書き(状況などを説明する文章)を読み込んでいます。
それを何度も繰り返していくと、たった一つのセリフでも登場人物の人間関係がくっきりと見えてきて、一行しかなかったト書きからたくさんの設定が読み取れる気がしてきます。そんな風に思わせてくれるのはやはり脚本の力です。すごいです。
ちなみに、「三稿」と書かれたその脚本にはまだラストシーンが描かれていませんが、
田口監督が「ラストシーンで言いたいセリフがあったら連絡ください。」と仰っていたので、
「これだ!」と思うセリフを先日監督にメールしました。
劇中映画「しずかな卒業式」は、河中君と上條さん、千々岩君をメインキャストに置き、超個性的な先生たちががっちりと脇を固める構成になっていて、その見どころは何と言っても、12人の俳優たちによる命を懸けた演技バトルです。
もちろん本当に命を懸けるわけではありませんが、「なんで俺が主役じゃないんだッ!!主役は俺だ!」「一番目立ってやる!」という強い気持ちと気迫で、ワンカットワンカットに爪痕を残せるように精一杯お芝居をします。
おそらく撮影現場が修羅場になるのは間違いないと思いますので、言葉どおりの「演技バトル」をどうぞご期待ください!!
最後にこの場を借りて、クラウドファンディングにご支援してくださった方々に心より御礼を申し上げます。
クラウドファンディングにご支援してくださった方々はもちろんのこと、このサイトをご覧くださっている方やtwitterで「いいね」や「RT」をしてくださったり、コメントまでくださったりと、本当に多くの人に助けられて支えられてここまで来ることができました。
本当にありがとうございます。また、俳優仲間や諸先輩方に実生活でお会いした時に、「12人のイカれたワークショップ」の事に言及してくださることも多々あり、多くの人に作品が届いているのがとても嬉しいです。
クラウドファンディングの残り期間もわずかになりましたが、
私たちの映画作りはまだまだこれからです。
これからもっともっと面白くなる「12人のイカれたワークショップ」を何卒よろしくお願いいたします。