ウルトラマンシリーズを手がける監督・田口清隆 書き下ろし!
映画『12人のイカれたワークショップ』製作プロジェクト

キャストからのメッセージ/河中奎人『その中を10分程で2キロ弱走りました。全身疲れ切っていましたが、それ以上に演技ができる喜びとワクワクが上回っていました』

初めまして! 河中奎人(かわなかふみと)です。23歳です。

生まれは鳥取県の小さな町生まれで大学生活のため京都に上京してきましたが、幼い頃からの役者という夢を環境のせいにしてなかなか行動に移せませんでした。そんな僕ですが、約1年前に行った海外留学で「自由に自分のやりたいことをして生きる人生が最高だなぁ。」と思い、帰国後すぐに就職活動をせずに演技活動を始めました。

しかし、思うようにうまく前に進めずに焦りを感じていた時にこの素敵な機会に出会う事ができました。僕は12人の中で一番経験が浅くて下手くそですが、それでも僕の姿から何かを感じ取ってもらえていただいたら幸いです。

自分の演技が映像化されるのが『イカワク』が初めてで、いわゆるデビュー作品となるので僕個人の意気込みは最高潮ですが、支援していただく方々のお力添えがあっての映像化なので、そこは絶対に忘れずに支援してよかった。と思っていただけるような作品にしたいです。

 

そのためには共演者全員のやる気、元気を底上げするのが一番の経験薄の僕の役目ではないかと思っています。12人が一丸となってすごい作品にしていきます。正直に完成後はどんな作品になるか良い意味で予想がつかない作品なので、完成の際には皆さまと一緒にびっくりできる事ができたらいいなと思います。

 

 

 「君は一番経験が浅いから選んでみたんだよ。だから君にはあえて詰めるから。」

 

これがワークショップを受ける直前の面談で田口監督に言われた一言でした。人生初めてのワークショップで急に言われたこの言葉。正直僕にはプレッシャーでした。それと同時に逆にギャフンと言わせるぞ!という気持ちで挑んだ1日目・・・やはりとても詰められました(笑)。皆さんはスッと撮影が進んでいく中、僕だけ何度もリテイクをされました。田口監督はだんだん鬼のようになっていきましたがその指示は全て的確で僕を成長させてくださっていると分かり、応えようと務めました。

 

何とか終えた1日目、全身筋肉痛とガスガスな声で迎えた2日目、今日こそギャフンと言わせるぞ!と思い、朝はワークショップ前にランニングをしました。演技部屋がある前の道路では近所のお祭りをしていましたが、その中を10分程で2キロ弱走りました。全身疲れ切っていましたが、それ以上に演技ができる喜びとワクワクが上回っていました。

 

2日目はアップのおかげか力が抜けて演技する事ができ、田口監督からのダメ出しも1日目に比べて格段に減り、最終的にはお褒めの言葉までいただけました。打ち上げの際には「確かに君は経験が浅いけどその中でも魅力的に見えたから選んだんだよ。これからも期待してるよ。」とお言葉をいただけました。この2日間は自分の役者人生を歩む中で必須の2日間で、絶対に忘れてはいけない経験でした。

 

 

 まずこんなにも長くて稚拙な文章を読んでいただきましてありがとうございます。今回このような機会に選ばれて、しかも映像化になるのは正直まだ実感というか現実味が湧かないのですが、僕の役者の初作品として爪痕を残せるような作品にしていきます。この映画の見所は、12人一人一人の個性や演技指導を通しての成長、演技の変化など様々な見所がありますので是非楽しんで見てください。欲を言えば、僕の成長も合わせて見ていただけたら幸いです。

 僕は将来絶対に様々な映像や舞台で活躍する役者になります!どうぞこれからもよろしくお願いします。

2018/10/30 14:46