ウルトラマンシリーズを手がける監督・田口清隆 書き下ろし!
映画『12人のイカれたワークショップ』製作プロジェクト

キャストからのメッセージ/中野杏莉『超スピードで決定したのが「推しメンを超能力で倒せるプラン」になったわけです。このとき、「ただの思いつき」がカタチになるスピード感に驚きました。』                 

芝居に目覚めた一番古い記憶は保育園の発表会。

「白雪姫」のリンゴ売りのおばあさんを演じた時です。

白雪姫に毒入りリンゴを食べさせ、「うまくいったぞ・・・イーッヒッヒッヒ!」と高笑いしたとき、私の役者人生が始まりました。

昔はアイドルになりたかったんですよ。松田聖子さんや松浦亜弥さんみたいな。

だから若いころは「かわいくキラキラなワタシ!エヘッ☆」で芝居してたんです。

だけど、そうすると「ビジュアル担当なんだから芝居なんかしなくていい、期待してない」みたいなこと言われて。

「んだとぉ!?こちとら役者じゃい!!」

って思ったとき、

「アレ?役者だよワタシ」って。

そっか、アイドルじゃなくて役者として評価されたいんだって気づいちゃって。

それからはもう、何年もかけて、練り込んで醸して、たまには腐敗しながら、なりふり構わず、とにかく全部出す!

欲も、嫉妬も、業も、汗も、涙も、よだれも、出るものはなんでもかんでも全部出す!

・・・ってやってたら、こんなイカレた役者になりまして、今に至ります。

 

 まず、月並みですが、ご支援くださった皆様が「あの作品は自分が世に出したんだ!」と胸を張って、自慢していただけるような作品にしたいと思います。

また、ご支援くださった皆様も「イカれた仲間の一員」ということをある種の優越感にも感じていただけるような・・・。

12人の演者+田口監督のなかで、「推しメン」を探して頂くのも楽しいかもしれない。

推しメンを選んで応援して下さった方にすら「マジでイカれてるっ!」と思っていただけるような、更なるイカれたリターンも企画もしてみたいですね!

悪巧みをするとしたら・・・ちびっこにマネしてもらえるなにか・・・。いつの世も、こどもがマネできることって、時代を動かす気がするんです。きっと親御さんは「やめなさいっ!!!」って激怒するんでしょうけど、笑

 

…と、今回の企画に向けて、このような思いを提出したところ、すぐさま島野プロデューサーから「みんなで考えよう!」と通達があり、「これでいこう!」と、超スピードで決定したのが「推しメンを超能力で倒せるプラン」になったわけです。

このとき、「ただの思いつき」がカタチになるスピード感に驚きました。

それ以上に、ヒトとヒトが繋がれば、突拍子もない思い付きでも、こんな風に皆様と共有できる目標にできてしまうことを実感しました。そしてなにより、このイカれた作品は、企画者とご支援くださる皆様によって育てられるものになったことで、クラウドファウンディングの真価を感じました。

 

リターンを思い付いたときの願い通り、ちびっこの間で「超能力で倒すごっこ」が流行ったら、これはもう「次世代のイカれた仲間」誕生ですよ!

次世代を生み出すことができるかどうか、作品の成功と成長を、ご支援くださる皆様と一緒に見届けたいです!

 

(田口監督のワークショップは)なにしろ、能力の限界を探る感じですよね。

どこもかしこも可動域ってものを無視して動かす。

肉体的な部分だけでなく、精神的な部分も。

そして、「自主規制」なんて表現の自由を奪うような、無粋なルールはなんにもナシ!

そんな自由でめちゃくちゃでぶっとんだ、でも、これ以上ないくらい「自分自身」を表現できる場です。

もちろん、安全にはすごく気を使ってくださっていて、そういう面ではワークショップとはいえ、この場は「プロの現場だな」とも思います。

表現することにすべてをかける、それは安全と信頼があるからこそなんだと、このワークショップで体感しました。

それに、なんといっても【超能力】が使えるようになるっていうのが素晴らしい。

その超能力の犠牲者になるのもおもしろい。

抑圧からの万能感が、とても快感になるワークショップです。

 

まだ何も始まっていないのか、すでに終焉に向かって始まってしまったのか・・・。

恐ろしすぎて、楽しみすぎて、変な物質が脳内に出続けているこの感じを、応援してくださる皆様と共有したいです!

この作品に関わってくださった皆様が幸せにイカれることを目指して!!

応援をよろしくお願いします!

2018/10/29 18:37