被爆3世、26歳の挑戦。
わたしが先生をやめてでも「今」やると決めたこと。
〜《被爆の継承》のための本づくり〜

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※このプロジェクトは、「誰にでもできる被爆の継承」をテーマにした書籍をつくるクラウドファンディングです。完成した書籍を先行してお届けするプランをご用意しましたので、ぜひご支援、拡散の程、よろしくお願いいたします。
※第一目標は50万円。支援募集の締め切りは9月13日(木)23:59です。
※お支払い方法は、【クレジットカード】【コンビニ後払い】【銀行振込み】からお選びいただけます。


 

初めまして。
私の名前は松永瑠衣子と申します。

長崎で生まれ育ち、昨年度末まで4年間小学校の先生をしていました。故郷長崎は、海と山に囲まれ、自然が豊かです。歴史は深く、伝統文化を大切に守り抜く素敵な街です。

 

長崎の街には、決して忘れてはならない記憶があります。

1945年8月9日の11時2分。
一発の原子爆弾が投下されました。

一瞬にしてい7万人以上の命が奪われ、今なお多くの方が放射線の影響による後遺症に苦しんでいます。

祖母は「被爆者」であり、孫にあたる私は被爆3世です。


長崎の学校は、夏季休暇中の毎年8月9日を登校日としています。


原爆の残酷さや悲惨さと向き合い、被爆地から平和の尊さを発信しよう、戦争のない世界を実現しようと再確認するためです。

しかし私自身、毎年この日がとても恐ろしかった。

悲惨な原爆講話を聞く理由が分からなかったからです。

 

今度は教える立場となり、
子どもたちに質問しました

「被爆講話を聞くことが嫌だな、怖いな、悲しいな・・・と思ったことのある人はいますか?」

1学年120人の子どものほとんどが手を挙げたのです。

「他県に比べ、盛んとされる平和教育を受けた現代の子どもたちも私と同じ気持ちを抱いていたんだ。」

その頃から「子どもたちはなぜ平和教育をするのか分かってるのだろうか・・・。」と疑問に思い始めたのは。

「平和な世界をつくるため。」

それは誰だって答えることができる模範解答。

では「平和な世界」とは、どんな世界なのか?

どんな世界になったら「平和な世界」と呼べるの?

「被爆講話」を聞くことが、平和の実現につながるのか?

夏の暑い日に、学校に出向いて「悲惨な体験」を話す被爆者の思いを本当に理解できているのだろうか、と。

 

私自身を変えた女性の言葉。

 

16歳の時、私はある語り部さんの講話を「手の届く距離」で直接語り掛けていただきました。

「妹は原爆で失った家族を思い、死ぬ勇気を選びました。でも私は死ぬ勇気を選ぶ勇気がなかった。」

わたしは今まで流したことのない涙が溢れ

目の前にいる女性が、実際に体験したことなんだ。

被爆者は特別じゃない。

私たちと同じように、青春があった。
友達がいて、家族がいた。
当たり前の日常を生きていた。

初めてそう感じたのです。

学生時代には一度も抱いたことのない感情でした。

語り部さんは手を握りしめて こう声を掛けてくださった。

 

「 平和のバトンを あなたに 」

 

わたしはこの言葉で被爆3世であることを再認識しました。

 

悩んでいたときに出合った映画

「被爆体験」を語り継ぐのも《被爆の継承》です。
私は、自身が10年前に体験したように、戦争を知らない世代でも心に響く伝え方があるはず.. と考えていました。

戦争や被爆の体験を"聞きたくない怖い話"で終わらせないように、もっと伝え方を見つけたい..

そう悩んでいたときに「この世界の片隅に」という映画に出合いました。


©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 

戦争体験者にも、私たちとなんら変わらない「ありふれた日常」があった。そこに落とされたのが原子爆弾..。

映画では、当時の暮らしが細かく、リアリティーを伴って描かれていた。何を食べて、どのように遊んでいたか。戦争体験者の「日常」を知ることは、彼らをより身近に感じる手助けとなる。当時の生活を、現在の日常と重ねることで、彼らの心に寄り添うことができる。戦争体験者の「思い」を継承することができるのではないかと思ったのです。
 

映画「この世界の片隅に」を制作した片渕監督に会いに

日本アカデミー賞を受賞したアニメ映画「この世界の片隅に」の監督、片渕須直さんに会いに行きました。

「僕は戦争を生き抜いた人たちと『同じ気持ち』を探したんだ。戦争体験者と私たちの『違い』ばかりを探すから、他人事になってしまうのかなって。

質素なご飯でも、ちゃぶ台囲んで家族と一緒に食べていた。質素な服でも、工夫してお洒落していた。」


私たちは、戦争体験者を『特別な存在』だと思い込み、遠ざけていたのではないか。

「『かわいそう』だけではない」

戦時中のすべてが悲しいことや辛いこと、きついことばっかりではない。確かに「幸せ」は、たくさんあった。

監督は「広島の原爆資料館の近くから、ビー玉や人形、お箸などいろんなものが見つかったんです。そこには確かに生の営みがあった。」と続けました。

僕はね、資料館近くの商店をできるだけ正確に再現したんです。聞き込みをして、当時お店を構えていた人たちの似顔絵を募って、映画に反映させた。爆弾が落ちるまで、その人たちは生きてたんだって。」

 

戦時下にもあった「幸せ」を空襲が襲い、 原爆が落とされたんだって。

監督の目に涙がたまっていた。

 

「わたしの祖母家族は、戦時下でかまぼこやさんを営んでいました。監督が思い描いてくださった商店。そこに生きてた人間の一人で、私はその一人の人生を物語にしたかったんだろうなと思いました。」

監督は頷き、「教えてください。かまぼこやさんの物語。僕もあなたの本が欲しいです。」とおっしゃりました。

 

「ありきたりな日常」にこそ本当の価値があることを、気づかせてくれました。

 

 

そして後日、ツイッターに私のことを書いてくれました。

 

 

 

日本の西の片隅にいる私のことも見つけて応援してくださる片渕監督。

「監督の映画だからこそ惹きつけられるんだなぁ。」と優しさに感銘を受けました。

 

なぜ今、仕事をやめて取り組むのか

心を動かされた「語り部」さんとの出会いから10年。

当時、談笑し合った被爆者の多くがもうこの世にいない。

10年後、どれだけの方が体験を話すことができるのか。

だからこそ、「今」やらなければ一生後悔すると思ったんです。

 

全く異なる2人の女性をモデルに 物語を書こうと決めた

私の人生を変えてくれた被爆者で語り部の女性と、自分に命を繋いでくれた被爆者の祖母。2人は血の繋がりもなく、生まれた場所も家族の形、生き様も性格も違う。

しかし、2人は1945年8月9日の同じ体験によって苦しみ続けてきた。

一人は「語り部」として原爆の恐ろしさや悲惨さを伝え、戦争のない世の中をつくろうと訴え続けた。

もう一人は差別を恐れ、商売人として家族を守るために被爆者であることを隠してきた。

この2人をモデルに物語を書こうと決意しました。

 

目指すのは「誰にでもできる継承」
そのきっかけになる本を

制作する本は、被爆者の特別な体験談という話ではなく、困難に見舞われながら何気ない人生をたくましくいきた二人の「女性」の物語です。

「今」を生きる私たちの命は、先祖がありふれた日常を「喜び」や「幸せ」と噛み締めて戦争を生き抜いたからこそある。

そのことを知るきっかけにできればと思っています。

誰でも身近な戦争体験者の声に耳を傾けることができる。そう感じ取ってもらえる作品を目指します。

 

この活動のテーマにしているのは「誰にでもできる継承」です。

 

最後に

被災地である広島や長崎だけが「平和」について考えればいいのだろうか。

原爆だけが戦争じゃない。

5月25日だって、6月23日だって、7月7日だって、誰かが 剣を振りかざし、どこかで弾丸が飛び交い、空襲警報が鳴り、爆弾が落とされて、尊い命が奪われていた。

語り部さんがおっしゃってました。

過去に目を瞑るものは、未来に対して盲目である。

史実を「知り」、主体的に「受け止め」、二度と戦争が起こらないための方法を「考え」、「行動」する。

どんな小さなアクションでもいい。

あなたの住むその街にも 戦争体験者は いる。

10年後、もし「戦争当時の話を聞いてみよう!」と思っても、話を聞きたい人はもうこの世にはいないかもしれない。

 

だからこそ 今 「ありふれた日常」の中からどうして戦火に見舞われたのか。その時代を生きた人の人生を知りたい。

戦争体験者の「願い」はたった一つ。
二度と後世に戦争を体験させないこと」です。

彼らは重い腰を上げて、老体に鞭打ちながら私たちの未来のために思い出したくない被爆講話をしてくれている。

このプロジェクトを通して、その夢を実現する第一歩を踏み出したいです。

 

集まった支援の使い道

50万円集まったら、取材費、講演会などのイベント資金、県外での活動の渡航・滞在費などに使わせていただきます。

100万円集まったら、講演会などにカメラマン、記者に同行してもらい、活動報告と動画配信などを行います。

200万円集まったら、活動に高校、大学生を同行させたいです。多くの若者に思いを共有できればと思います。

現在は主催者である私の貯金で、全ての活動を賄っておりますが限界があります。

活動は今年だけではなく、できるだけ続けていきたい。

多くの賛同をいただき、この活動の幅を広げていきたいです。

戦争体験者の思いを語り継ぐ。長崎から世界へ。

よろしくお願いします!!!

 

※この活動には片渕監督も、映画「この世界の片隅に」も一切関与しておりません。片渕監督が個人的にエールを送ってくださいました。そのお言葉に背中を押してもらえました。心から感謝しております。

 

 

リターン

お気軽ご支援プラン   ¥1,000〜

1,000円以上で自由にご支援金額を設定可能です。全員にステッカープレゼント!



メイキング動画+ポストカード    ¥3,000

書籍制作のメイキング動画+ポストカード



被爆講話を聞いてみよう@長崎    ¥3,000 
限定10名

被爆講話を聞いてみよう @長崎 (予定:田中安次郎さん/城臺美彌子さん/下平作江さん/山川剛さん。この中からお一方を予定。)日程は、9,10月の土日祝を予定しています。



書籍+オリジナルしおり    ¥4,000

完成した書籍1冊+オリジナルしおり1点(「ペコロスの母に会いに行く」などで知られる長崎ご出身の漫画家・岡野雄一さん画ver./happeace ver. どちらか1つ選択)


漫画家・岡野雄一さん画ver. のオリジナルしおり


happeace project ver.のオリジナルしおり

 

書籍+映画上映会+講演会参加 ¥6,000 
限定人数  @長崎 70名 @東京 40名

  !! 得々セット !!  映画「アトムとピース」上映会 + 講演会 + 完成した書籍1冊 
以下、どちらか一つ選択可能。
このプランの申込みは開催2日前までとなります。
 ┗ @長崎   8/28 (火) 18:30~  四角大輔 × 松永瑠衣子(会場:長崎総合科学大学)
 ┗ @東京 8/31 (金) 18:00~  四角大輔 × 菅本香菜 × 松永瑠衣子(会場:アーバンリゾート代官山
* わたし松永瑠衣子が出演した映画「アトムとピース」とは? >>

 

寄贈サポート  ¥8,000

自分用1冊(ブックカバー1点付き)+図書館等に1冊寄贈するペイフォワードプラン 



昔の暮らしをインタビューしてみよう@長崎    ¥10,000 
限定10名

一緒に昔の暮らしをインタビューしてみよう @長崎。インタビュー先は、書籍に登場する2人の女性のうちのモデルの1人、下平作江さんを予定しています。開催は申込者様10名でではなく、少人数で行う予定です。日程は、9,10月の土日祝を予定しています。

 

お得な10冊セット    ¥30,000

お得な10冊セット! 〜この本をきっかけに考える人を増やしたい〜 

 

長崎わくわく観光ツアー    ¥100,000 
限定10組(1組最大5名まで)

〝わたしがガッツリ案内します〟
長崎わくわく観光ツアー 
長崎生まれ長崎育ち長崎LOVEなわたくし松永瑠衣子が観光都市ながさきの魅力を120%お伝えします!!ガイドブックには乗っていないマニアックで美味しい場所まで!日程は、10月の基本 土日で、応相談。3,7,8,9日は長崎くんちがあるのでオススメです!(*ツアー内容はご要望により選択できます。*ご案内は1日の予定です。*長崎までの交通費/宿泊費は別途ご負担下さい。*1組最大5名様までですが、それ以上の人数をご希望の方は、別途ご相談下さい。個別お問い合わせフォーム>>

<ツアー例>
✳平和学習体験ツアー
 ┗ 原爆資料館、浦上天主堂、平和公園を中心としたツアー
✳長崎まちなか探索ツアー
 ┗ 眼鏡橋、中華街、グラバー邸など歴史深い異文化交流のまち、長崎中心部を巡るツアー

 

※複数のリターンをご希望の場合(たとえば、被爆講話を聞く+書籍+しおり)、該当するプランを複数ご支援頂くかたちになります。まとめてのご支援は出来ないため、お手数ですが、2回支援操作頂けますと幸いです。何卒よろしくお願い致します。

ご支援方法のご説明 >

コンビニ後払い(Paidy)によるご支援が出来ない場合、お問合せください >>

プロジェクトに関するお問い合わせ >>

 

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