「組み立てる」ことの魅力をー
プロモデラー北澤志朗・カーモデル作品集制作プロジェクト

【残り1日! 目標金額まであと僅か!】カーモデルで世界を拡げること

ご覧いただきありがとうございます。
今日までご支援、ご協力いた抱いている皆様、心より感謝いたします。

クラウドファンディング、期間も残すところあと1日になりました。
皆様のご協力により、達成金額まで残りわずかです!

さて、サッカーW杯で世界中が盛り上がっています。競技の面白さと同時に、サッカーを通じて様々な国の文化や風土が共有され、理解や交流が深まる素晴らしい期間です。

モデルフィニッシャー・北澤志郎さんがこれまで組み立ててきたカーモデルは1000台以上。当然、様々な国の車が組み立てられてきました。
それぞれの国に、その車が誕生する歴史があり、背景があります。北澤さんはそれを丁寧に模型に染み込ませていきます。

例えば、フランスのこの一台。北澤さんが展示会用に書いてくださった解説文です。

シトローエン2CV

 ベーシックカーは生まれ故郷のお国柄をはっきり映し出すと言われる。フランス生まれのこのクルマを見るに、そのテーゼは正しいと言わざるを得ない。

「車輪の付いたこうもり傘」をコンセプトに作り出されたシトローエン2CVは、自動車の歴史上最も簡素な実用車だ。必要最低限のパワーしか発揮しない小さなエンジンを、トタン板を組み合わせたようなシンプルな造形の車体に搭載し、大人4人が快適に移動できるキャビンを支えるサスペンションもユニークで合理的だ。虚飾を廃し、目的に特化した実用品としての自動車の真の姿がそこにある。

 一方で、山岳道路を多く持つ国ならでは、フランスの人々はクルマを速く走らせることも大好きだ。2CVは足が良いので、コーナーではひっくり返りそうに傾くが、本当にひっくり返ったりは決してしない。そして作りが簡素な分、体感速度は速い。

 自動車模型を通して、私たちは遠い異国に思いを馳せることが出来る。それは模型作りの醍醐味のひとつである。(北澤志朗)

小さなスペースで行われる、カーモデルを「組み立てる」という楽しみは、私たちの世界を拡げる可能性を秘めています。
北澤さんは、それを毎日、プロとして私達に教えてくれています。

期間も残りわずかですが、皆様のご支援、ご協力、どうぞよろしくお願いいたします!

(photo:岩瀬 慶)

2018/06/29 13:58