「組み立てる」ことの魅力をー
プロモデラー北澤志朗・カーモデル作品集制作プロジェクト

デジタル社会の今こそ伝えたいもの

実行委員の岩瀬です。
ご覧いただきありがとうございます。

またご支援いただいた皆様、感謝いたします。おかげさまでご支援も目標金額の50パーセントに達しました。

静岡での展示会を終え、北澤さんのカーモデル 、および写真の展示のご依頼をいただいております。今後、都内を中心に、皆様にご覧いただける機会が増えそうです。

展示会には、もちろん模型製作を趣味にしている方が、北澤さんの組み立てた作品をお手本にしようと多くいらっしゃいます。
同時に、たとえ模型を組み立てることはしなくても、工芸品を鑑賞するように、気軽にその作品を見ていただける展示があってもいいと考えてきました。作っても鑑賞しても楽しいのがプラモデルです。

現在、多様化するホビー業界で、ゲームやデジタル機器が全盛の中、カープラモデルへの注目度は決して高いものとは言えません。
しかしその中で、日本の模型メーカーは質の高い魅力的な商品を発表し続け、北澤さんを始めモデラーの方々が日々その技術を磨き組み立て続けてきました。完成作品の数々は、いつのまにか、とてつもない美しさを備え、美術品の域に達しています。展示を見て、北澤さんの作品が一般で市販されているプラモデルであることを疑う方もいるほどです。

写真は私が最初に撮影したフェラーリ250GTO。もちろん作品集にも収録されます。北澤さんはボディの塗装に、3段階の下地処理からベースの白を塗り、濃度の異なる赤を3回塗り重ね、その上にコーティングを3回に分けて吹いています。10段階にも及ぶ塗装工程を得て、息をのむレッドが立ち上がるのです。

カーモデルなんてたかがホビーじゃないか、と思われる方もいるかと思います。しかしそこにものづくりの地道な継続と、人を感動させる魅力があるのなら、多くの人に伝えるべきだと思っています。

引き続き、皆様のご支援、ご協力の程、どうぞよろしくおねがいいたします!

2018/05/24 14:10