みなさまこんにちわ。連休いかがお過ごしでしょうか?
もうすっかり春ですね。昨日は東京では春一番が吹きました。今回のクラウドファンディングもこの追い風に乗って、達成できればと思っています。
https://greenfunding.jp/lab/projects/3512
さてタイトルにも書いたのですが、今回TAGIRI LIFE vol.2をリターンとしてお届けすることになりました。現在絶賛制作中で、各コンテンツを担当がそれぞれ追い込んでいるところです。今回の表紙ですが、実はもうほぼ出来ていて(そこだけ!)、今回ご覧いただこうかと思います。
今回の表紙はアートディレクターでもあり絵描きでもある「山田祐基くん」にお願いをしました。Surferでもある彼の感性が爆発した表紙です。
山田くんに表紙の絵のことについて話を聞いてみました。
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今年の目標はチューブに入ることです。
波のトンネルのチューブ。
僕のサーフィンライフは、
半ば強制的に始まりました。
ある日、先輩に呼ばれて
パソコンの画面を見せられると、そこには中古サーフボードの決済画面。
「押すか押さないかはお前次第だけどな。」
その場で「購入」ボタンを押しました。
サーフボードを買ってしまったので、仕方なく海に通いました。
はじめてのサーフィンは、というと、最高でした。
海の上でしか見れない景色があることを知りました。
一瞬一瞬変化する水の表情に、虜になりました。
そして、波と呼吸があったとき、
波とひとつになって音もなく滑る瞬間を味わいました。
こんなにサーフィンに魅了されるなんて、先輩も思ってもみなかったようです。
今では海のすぐそばに住んでいて、自分でもびっくり。
いい波に乗れたとき、
音がなくなり、
波のしぶきがスローモーションで見え、
心が驚くほど静かなのに、
驚くほどタギっています。
喜びが溢れて思わず笑ってしまうことも。
その究極が、波のチューブなのかなーと、
まだチューブに入っていない僕は想像しています。
こないだ、初めてチューブに入りました。
と言っても、ギリギリまでしゃがんで、
やっと入れる激ミニチューブ。
それでもイメージしていたチューブの世界を少し垣間見れました。
波の斜面が巻き上がって
トンネルになっていく瞬間。
一瞬一瞬変化する波の斜面に
自分のいる位置を常に合わせて。
チューブに入った瞬間、
完全に音がなくなりました。
ヒュッと、音がなくなる音が聞こえました。
真空のような完全に異世界。
出口だけが白く光っていました。
小さい頃、森のトンネルを平泳ぎで飛ぶ夢を良く見ていました。
思い出したのは、そんな
森のトンネル
海の中から見た太陽
そして、もしかしたら
産道から生まれてくるときに見た景色。
まだ見ぬ先の光、
のような。
カンマさんは
「チューブの中は胎内。
チューブから出るときは、
もう一度産まれる感覚」
と言っていました。
僕の激ミニチューブは、
途中でつぶれてしまい
最後まで抜けることはできませんでした。
でも、次は抜けれそう。
海から上がると、
浜にアワビの貝殻が落ちていました。
アワビの貝殻には
さっき見た波のチューブが
そのまま写し出されていて、
急いで帰って絵を描きました。
入っていってるのか、
出てきてるのか。
Ride into することが、
ぎゅっと凝縮する小さな動きが、
逆回転になってはじけるような、
生まれた波が世界に渡っていくような、
そんな想いを込めて描きました。
ふと目を凝らすと、
貝殻の中にも、
葉っぱの中にも、
一枚の絵の中にも、
そして、
人の縁や、
一日の流れにも、
色んなところに波が現れてきます。
この波乗りという冒険はまだまだ続きそうです。
Ride into the dream.
VAN de COSMICA
アートディレクター・絵描き
山田祐基
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この顔つきでTAGIRI LIFE vol.2は支援したいただいたみなさまの元へ参ります。
是非ご支援をお待ちしています。もちろん一般発売前にお届けいたします!
TAGIRI LIFE vol.1とのセットもご用意しています。是非是非よろしくお願いいたします。
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