今回は、茶畑でよく見かける「扇風機?」の正体・役割、
そして「土の様子」に加えて、
みなさまの「茶畑の現状」 をお伝えします。
●「扇風機?」の正体
現在は収穫に向けて茶葉が育つのを待っている状態ですが、
チャノキは低温に弱いことが広く知られております。
気温が0℃以下になると葉が渇変しはじめ、
更にそれ以下で葉や枝が死滅する恐れがあるため、
高い柱上に温度センサー付き大型扇風機(防霜ファン)を設置。
この「扇風機」が、夜間に地表近くの冷たい空気を逃がすことで
寒害や凍霜害を防止する効果をもたらします。
新芽の生育を妨げないためにも重要な役割を果たしており、
みなさまの茶畑にもこちらの「扇風機」が設置されております。
●「土の様子」
通常はうねとうねの間の土で人が歩いたり
機械が通るので硬くなりがちですが、
冬場からしっかりと整備を続けた結果、
手にとっていただければわかるように
これだけ「柔らかく」状態になってます。
そのやわらかさによって根が下に伸びやすく
養分を吸いやすい土となっており、
春に向けてたっぷりと栄養を据えることが可能となり、
結果 しっかりとした味わいを有した茶葉へと生育していきます。
●「茶畑の現状」
こちらは先週の状態ではありますが、
遠目から一見するとこれまでの様子と代わり映えしませんが
拡大すれば個々の葉&芽がかなり伸びており、
例年よりも若干早めに収穫が始まるのではないかと
予想されております。
なお、近辺の「放棄茶畑」はこの通り、
あっという間に大きく生い茂っており、
同じ茶畑とは思えないような状態になっています。
次回、引き続き「茶畑の現状」に加えて
「新茶情報」など お伝えいたします。
よろしくお願い致します。