写真家 川合穂波 初作品集「Symbolisme」制作プロジェクト
象徴が紡ぐ物語

POLA TALKER'S MUSEUM

みなさま

 

こんばんは。

今回の活動報告は、現在二子玉川の蔦屋家電で開催されている、

POLA TALKER'S MUSEUMに関してです。

この企画は化粧品メーカーのPOLAさんと、蔦屋家電さんのコラボ企画です。

http://www.pola.co.jp/special/pola_talkersmuseum/

 

ちなみに同じCCCグループであるGREEN FUNDINGさんで

今回のプロジェクトをさせて頂いてるのは偶然なのですが、

何か運命を感じます!笑

二子玉川 蔦屋家電

私はよく二子玉川に買い物に行くので、蔦屋家電さんは大好きです!

ここで展示するお話を頂いたときは、本当に嬉しかったです。

こちらが展示会場です。蔦屋家電の二階のイベントスペースです。

駅から来ると奥の方にあります。

私の作品は受付の横にあります。

受付ではARを体験するためのiPadを貸して貰えます。

受付横にはPOLAさんの企業文化誌 WE/が置いてあります。

今回の展示のテーマである「ひらめき」はWE/とも連動しています。

私は二枚の作品を制作しました。それぞれ

「写真と絵画について 光」

「写真と絵画について 色」

というタイトルです。それぞれiPadをかざすと、

展示されている写真が絵に変化する作品です。

私は普段写真を撮影するとき、先にスケッチをします。頭の中に浮かんだ絵をスケッチしてそこから写真を作っていくのですが、今回の作品では、その写真をまた手描きで絵に起こしました。更に絵は複写されてARで表示されますので、絵の物質感は失われています。

カメラ・オブスクラが絵を描くための装置として活用されるようになったのは15世紀頃に遡り、絵画に写真の技術が利用されてきました。現代では写真をプロジェクションして描くスーパーリアリズム絵画や、またCGイラストレーションでも写真を加工した背景などが一般的に使用されています。

一方で写真もレタッチとして写真に対して手を入れるのは普通のことで、更に画像加工アプリの発展により誰でも簡単に写真を操作することができます。

急速に絵画と写真の境界線が曖昧になってきていると感じます。私自身もどちらもビジュアル表現として、そこまでそれらを区別して考えていません。絵画と写真を互いに利用して良いビジュアルを作りたいと考えているので、むしろ面白いことだと思っています。

今回の二枚の作品は、それぞれ写真の特性と絵画の特性を意識して制作しました。タイトル通り「色」では、絵画が白い支持体の上に色を乗せていって出来ていくことと、背景や衣装にも絵を使用しました。「光」では、写真が暗闇の中から光によって浮かび上がり像を結ぶこと、絞り羽根によってできる光条や、スローシャッターを利用して動きを表現できる写真の特性を意識しました。

是非作品に近づいて、ディティールを見て頂きたいです。

私の作品が展示されている前期は11/13までです。

よろしくお願いします。

観に行かれた際には、ご報告いただけると嬉しいです😄

2017/10/25 21:44