みなさまのおかげで、作品集制作決定ラインの50万円を達成することができました!(2017.10.22)
ご支援下さった方々、宣伝に協力して頂いた方々、関わって下さったみなさま有難うございます。作品集をより良いものにするため、11/30まで引き続き活動させて頂きますので、ご協力よろしくお願い致します。
アートブックの印刷には高いコストがかかり、最も影響があるのがページ数です。
今回のクラウドファンディングによって集まった金額によっては、作品集のページを増やし、点数やデザインに余裕を持たせることができます。具体的には現在予定している40P〜から、80万、100万と集まれば、80Pくらいの作品集にボリュームアップできます!作品集のページ増という第二目標に向かって、11/30まで盛り上げて行きたいです。
作品集の実制作に関しても、活動報告で経過報告して行きますので、是非とも、ご支援のほどよろしくお願い致します!!
こんにちは。写真家の川合穂波です。プロジェクトページを観覧頂き有難うございます。
私は学生時代から写真作家として活動を開始しました。愛知県豊田市の出身で、親が猟友会員なので幼い頃から慣れ親しんできた狩猟の写真や、摂食障害を患った妹の写真など、身近な家族をテーマにした写真からキャリアをスタートしました。
▼妹をモデルにしたシリーズ
元々一人遊びが得意な子供で、絵を描いたり工作をするのが好きだったので、何かを作ることは私にとって当たり前のことでした。加えて音楽や本が好きで、それらの世界をビジュアルで表現したいと思い、東京藝術大学の先端芸術表現科に入学しました。大学時代はコンセプチュアルアート、インターメディアアートといった領域を専攻しましたが、伝えたいものがしっかり存在していれば、それを表現するメディアが何であっても良いという考え方は、私に合っていたと思います。
それから本格的にプロフェッショナルな写真のテクニックを学ぶため、amanaという広告制作会社にフォトグラファーアシスタントとして入社し、現在は広告を中心としたプロのフォトグラファーとして活動しています。
http://honamik.info
http://amana-photographers.jp/detail/honami_kawai
また学生時代より、平野啓一郎さん主催の飯田橋文学会のお手伝いをしています。
・飯田橋文学会:http://iibungaku.com/
今回制作する作品集は、私の制作活動の約10年間の集大成です。
色々な人に撮りためた作品を見せていく中で、編集されできあがってきた作品集で、内容は写真をメインに、ドローイングなども含みます。
私はこれまで、コンセプト予め設定して撮影したり、またコンセプトを決めず直感的に気持ちの良いビジュアルを作り出したり、どちらも同じく行って来ました。学生時代に撮影していた家族をテーマにした作品や、留学生の友人たちをきっかけに興味を持った韓国の宗教観に関する作品、またamanaに入社して以降に撮影した、絵としての強さを意識しつつ、そこに絵画的な要素や物語を取り入れた作品たち。その他様々なものを撮影してきました。
▼韓国で撮影したシリーズ
今年アシスタントからフォトグラファーになり、下積み生活に区切りをつけて、一度やってみたいことは何でもやってみようと思いました。学生時代よりも積極的に作品展示や、賞への応募、ワークショップやブックレビューへの参加を意識的に行いました。今までは作品を発表する形式としてプリントの展示を行ってきましたが、以前から挑戦したかったのが、自分の作品集を編集する作業でした。
約10年間撮りためた作品を振り返り再構築することに着手しはじめたとき、私自身の作品に一貫し重要視している要素とは何なのだろうかと考えました。
その一つがシンボルです。
私は大学院時代に一度家族をテーマとした作品から離れ、シンボルに関しての研究を行っていました。
私は昔から日常的に撮影をするタイプではなく、興味を引かれる対象を発見したときに、そこばかりを撮影しているのです。大学院時代に仲良しの留学生の友人たちを訪ねて、韓国に10日間ほど滞在することが何度かあったのですが、そこでは教会についている十字架のライトばかりを撮影していました。これが前述の、韓国の宗教観に関する作品になりました。
人はそれぞれ好きなシンボルがあり、それは国籍や信仰を超えたものです。例えば円や十字架やハート形、またはバラの花やウサギは私の作品に頻出しますが、それは感覚的な好みでもあり、また歴史の中では様々な意味を持ったシンボルとして捉えられてきました。
私にとっては自然のことでしたが、掘り下げてみると意外とこのような見方で編集した写真の作品集はあまりないような感じがしました。シンボル研究を行ってきてから私が制作時に参考にしている、ジャン・シュヴァリエ、アラン・ゲールブラン共著「世界シンボル大事典」をガイドにし、自身のビジュアル表現とシンボル、モチーフに関しての考察を編集しました。写真、またドローイングから浮かび上がってくるシンボルと、それが紡ぐ物語を感じて頂きたいと考えて1冊の作品に仕上げました。
これを雑誌「IMA」のSTEP OUT!というポートフォリオレビューに出し、色々なジャンルのプロの方たちに見て頂きました。貴重なアドバイスや嬉しいお言葉を頂き、写真集の難しさと面白さに興奮を感じました。そこから写真集やZINEを作る側からの視点に立って、イベントなどに参加し、今年の10月5日~8日に開催されるTHE TOKYO ART BOOK FAIR 2017(http://tokyoartbookfair.com/)への出展も決めました。それらのご縁から図書印刷株式会社様をご紹介頂き、印刷に関してご相談もさせて貰いながら、今回のクラウドファンディングのお話にも進んでいきました。
▼今年のKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭に参加した際の展示風景
現在、二子玉川の蔦屋家電にて、水谷吉法さんと清水はるみさんと私の3人の作品が展示されています。
※ "Beauty Cultivation"をスローガンにポーラと蔦屋家電のコラボでお届けするアート&テクノロジーイベント:http://www.pola.co.jp/special/pola_talkersmuseum/
この作品集の発行目標は2018年の2月末~3月です。
3月に東京都池上Panta Rhei Craft&Arts(http://pantarhei-craft-arts.com/ )にて私の初個展の開催を予定しております。個展の内容はこの作品集と同じ「Symbolisme」ですが、作品を見せる形として展示と本ではまた違ったアプローチが必要になり、そこが面白さだと考えています。なので折角同時期に個展と作品集発行の機会を頂きましたので、それぞれのタイミングを合わせて制作したいと考えました。展示で私の作品を見て頂き、また本の形式で見ていただくことで、それぞれの作品の感じ方を楽しんで頂けるのではないかと思います。
特にビジュアル表現に関しては、今やネットで数えきれない数を観覧できる時代ですが、それでもやはり本という物質になって見て頂くこと、皆さんの手元に置いて頂けることは特別なことだと思います。私も本やCDは未だに現物を持っていたい派で、部屋にぎゅうぎゅうにそれらを抱えています。紙の手触りやページの順番一つでも、デジタルで見るのとは別の没入感があります。
また今回クラウドファンディングのお話を頂き、正直私がこのような形で活動をすることに対して、最初は心の準備ができていませんでした。ですがこれから長く表現者として生きて行きたい、その覚悟をしっかり決めて、多くの人に自分を知って頂くのに良い機会だと思いました。皆さんとこのクラウドファンディングを通して出会いたいですし、既に私のことをご存知の方にも、作品をもっと知ってもらいたいです。同じ感覚の人を見つけたときの喜び、人と出会えて話す楽しさを作品を通して感じ、作品集制作を通じてコミュニケーションしたいです。
ご支援頂いた支援金は、主に作品集の印刷費、クラウドファンディング利用手数料、リターン制作費に使用させて頂きます。フルカラーで紙や印刷に拘った写真集を制作するには、想定しているページ(50~80P)でも100万円以上はかかるのですが、このクラウドファンディングはオールオアナッシング形式であり、目標を達成できなければ全てのご支援金は皆さまに戻ることになっています。なのでまず目指すべきラインとして50万円を設定しました。更にご支援して頂けますと、ページ数や掲載カット数のアップ、またデザイナーさんにデザインを発注でき、装丁にかける金額も増えればデザインの自由度も増します。それによって作品集はより良いものになりますので、皆様のご支援・ご協力をよろしくお願い致します。
佐藤時啓さん
(美術家・写真家・東京藝術大学美術学部教授)
川合穂波さんは、私の研究室の学生だった。卒業してもずっと写真を続けていて、プロフェッショナルな写真家になった。彼女は入学する前の高校時代のポートフォリオからそのセンスは際立っていた。今回これまで続けていた自身のテーマを振り返って作品をまとめようとしている。改めて彼女の作品を見ると、ズッと大学生の頃から暖め続けているテーマを骨格にして、その感覚に形を与え続けている事がよく分かる。
様々なシンボルは当初は直感的に選び取られたものかも知れないが、言語を仲介することによってより拡がりを持つようになった。参照されている「世界シンボル大辞典」が興味深い。シンボルに気が付き、シンボルの意味を参照することによって、さらに新たな言葉を生み出し、インスパイアーされてイメージに転換されている。その関係性には、すでにストレートなシンボル性から、より創造性を伴ったメタファーへの転換がメビウスの帯のようになされているとも思える。写真集が出るのが待ちきれない。
佐藤時啓
太田睦子さん
(雑誌IMA編集長)
最初、川合さんの作品を見た時、不思議な魅力を備えた写真ではあ
しばらくして、もう一度写真を見せてもらった時には、撮りためた
それは大きな飛躍の第一歩だったと思う。
彼女が手作りの写真集と一緒にとりだしたのが『世界シンボル大辞
シンボルが暗示するもの意味と人の深層に潜む無意識との間に、
そこからの展開はこのサイトの通り。
ポートフォリオレビューに参加し、
太田睦子
yansuKIMさん
(フォトグラファー)
僕の元職場の先輩である川合さん。 僕は写真の評論家では無いので難しいことはわからないけれど、 見た瞬間の心がざわつくけれど神聖な何かを感じる独特の世界感が 「川合さんの作品」だと思っている。 彼女はいわゆる広告写真の世界で彼女はプロになった。 そこには知識や技術を持つ人はたくさんいるけれど、 「世界観」を持つ人はどれくらいいるんだろう。 職人としても作家としても活躍できる人はどれくらいいるんだろう。 その両立することは難しいことは、少なからず感じ取っている。 だけど川合さんはその両方を持つフォトグラファーだと思う。 これはその第一歩。頑張って欲しいです!
yansuKIM
・ポストカード3種+直筆お礼メッセージ
・完成した作品集1冊(サイン入り)
※クラウドファンディング終了後の販売価格は4000円以上を予定しております。
・完成した作品集1冊(サイン入り)
・作品集、作品展でのクレジットにお名前掲載
・ポストカード3種+直筆お礼メッセージ
・オリジナルグッズセット(トートバッグ、ステッカー、メモ帳)
※グッズは今回のクラウドファンディングオリジナルで制作致します。
・完成した作品集3冊(サイン入り)
・作品集、作品展でのクレジットにお名前掲載
・ポストカード3種+直筆お礼メッセージ 3セット
※プレゼントや自宅用オフィス用店舗用などにいかがでしょうか。
・川合穂波が、あなたのポートレートを撮影します。
・完成した作品集1冊
┗ サイン入り
・作品集、作品展でのクレジットにお名前掲載
┗ ペンネームでも可
・ポストカード3種+直筆お礼メッセージ
※プロのフォトグラファーで著名人の撮影経験もある川合穂波があなた(ご家族やペット等も可)を撮影します。撮影のシチュエーションなどはある程度お任せ頂きますが、ぴったりのポートレートをご提案します。プロフィール写真などにいかがでしょうか。撮影は1Day以内で最大5点納品、日程や交通費は別途ご相談。
・選べるプリント 最大A3サイズ
┗ 仕様など相談、額付きの場合は別途額代+送料
・完成した作品集1冊
┗ サイン入り
・作品集、作品展でのクレジットにお名前掲載
┗ ペンネームでも可
・ポストカード3種+直筆お礼メッセージ
※3月の個展でもそこで展示されたプリントは購入できますが、クラウドファンディングではお得な価格でご用意します。カットも作品集よりお選び頂けます。
・完成した作品集10冊
┗ サイン入り
・作品集、作品展でのクレジットにお名前掲載
・オリジナルトートバッグ 10枚
※再販売可能な布教セット。ギャラリーショップ様・アート系書店様・イベント等に。
・川合穂波が、あなたと一緒に作品撮影をします。
・完成した作品集1冊
┗ サイン入り
・作品集、作品展でのクレジットにお名前掲載
・ポストカード3種+直筆お礼メッセージ
・オリジナルグッズセット
┗ トートバッグ、ステッカー、メモ帳
※プロとして多様な撮影に対応してきた川合穂波があなたの作品を撮影します。クリエイターの方の作品や、ミュージシャンやパフォーマンスアーティスト、俳優、モデルの方など。人物や動物でも商品でも可能です。交通費などの諸経費は別途ご相談。ポートレート撮影プランとの違いは納品点数が最大20点、撮影内容も更に幅広くご相談に乗ります。