大切な人の人生を、一冊の本に。
『想いを伝えるギフト』プロジェクト。

"自分の人生を本に残す習慣ができればいいですね。"(柴田 萌さん)

こんばんは。another life.運営事務局の島田です。

another life.にて取材させて頂いた、柴田 萌さん(株式会社リリムジカ)から、応援メッセージを頂きました!

インタビューを受けると、自分の過去の体験に対して、読んだ人がいろんなことを感じてくれるのが面白いですね。

当時の自分は無我夢中で何も考えていないのですが、人に聞かれることで改めて考えるきっかけになりますね。過去の中に「そういえばそうだったんだな」とか、「他の人はこう思うんだな」という発見があります。大きな出来事ではなくても、日常にあった過去の些細な出来事に対してもそう思います。

自分のことを語るのが好きな人は多いと思います。特に、高齢者の方は人生で積み上げてきたものの重みがある分、話したいという気持ちは強いんじゃないかと思います。

(『想いを伝えるギフト』は)私は家族の人生を残したいですね。両親と母方の祖母の話を、自分で聞いてみたいです。

家族の昔の話って、時々聞いたりしますが、断片的なんです。例えば、小学校に上がった時に、「私の時はこうだったよ」とか、関連するシチュエーションがあれば思い出して話してくれますが、人生をひと続きで聞くことってなかなかありません。時系列で過去の出来事を並べてみると、知らないところが分かると思います。

介護業界で重宝されるサービスだと思います。今、様々な要因から認知症の方が増えていますが、そういう方々がどういう人生を送ってきたのかって、介護をする上ですごく重要なんですよね。その方との会話や、その方に合った介護を提供するのに大事なんです。

意外と家族に聞いても知らないことが多いですし、本に残っていたら、その人の人生を知るためのヒントになると思います。自分の人生を本に残す人が増えて、介護施設に入所する時に、その本を持ってきてもらえたらすごくいいですね。

高齢化社会が進む中で、お年寄りを社会資源、人材として活躍しようという活動が広まっています。生活する中で必要なことを、それぞれのことについてプロフェッショナルのお年寄りに頼むんです。介護とは本来お世話することではなく自立支援をすることです。歳を重ねても誰かの役に立てることは生きるモチベーションに直結します。その人がどんなことに対してプロフェッショナルかを知るのに、良いと思います。

若い時から、定期的に自分の人生を本に残す習慣ができればいいですね。

柴田さん、ありがとうございます!高齢化社会だからこそ、お互いのことをよく知って、お互いに役に立って生きていく。そんな生き方のお手伝いができれば、すごく嬉しいです。

引き続き応援よろしくお願いいたします!

2016/03/23 21:24