かごしま探究プロジェクトは、地域企業が学校に入り、中学生と一緒に
「地域をより良くするには?」を半年間かけてSTEP15で探究していくプロジェクト。
正解を教える授業じゃなく、問いを立て、広げ、迷い、形にする過程を、企業も生徒も並走してつくっています。
今日はSTEP14の声をもとにしたエピソードを紹介します。
STEP14は、発表とかごたんカップへの選考を迎える“ひとつの区切り”の時間。
でもこの日は、「終わった」よりも「次に向かう」気持ちが強く残る時間になりました。
かごたんのSTEP14は、
生徒がここまで考えてきた企画を発表し、
教師・企業・運営が一緒に向き合い、問い直し、選び、
つないでいく大事なステップです。
正解のない問いに向き合うからこそ、大人も揺れながら伴走してきました。
企業の方が教室に入ると、生徒の空気が変わる。
「探究モードに入る」という言葉を、何度も聞くことができました。
精一杯考え、質問を浴び、最後まで走り切った発表のあと、
生徒たちの表情は、普段とはまったく違う「やりきった顔」に変わっていました。
ガッツポーズをして「やった!」と喜ぶ姿。
「もう一回やりたい」と口にする姿。
そして、帰り道で出てきた言葉は——「悔しい」。
それは、選ばれなかった悔しさではなく、
「もっとできたかもしれない」という、自分たちに向いた悔しさ。
その「悔しい」が、次に向かう気持ちとして立ち上がっていたことが、
このSTEP14の何よりの成果だったように思います。
この学校での発表は下級生にも波及し、
「やりたい」という声が一年生からも上がりました。
また、選ぶ側に立った大人たちからも、
評価や選考の難しさ、葛藤、そして多くの学びが共有されました。
STEP14はゴールではなく、通過点。
選ばれたチームのブラッシュアップ、企業との継続的なやり取り、
そして「答えのないところで、人と一緒に考え続ける」姿勢を、
この先の学びや社会へと繋いでいきます。
やりきった。
そして、まだ終わらせない。
そんな空気が、確かに教室に残ったSTEP14でした。