クラウドファンディングなんてこじゃれた横文字表記より、勧進、勧進と本当は言いたい気分です。東大寺を復興した重源上人は全国を行脚し東大寺を復興しました。東大寺復興と比べることもできないほど、小さな金額のクラファンですが、予想していた大変さの事柄以上もっともっと大変でした。後半戦を迎うにあたって相当知恵を絞らないとやり通せないと自覚しています。
当初の予想では、クラファンは始まる前が大変であって、始まれば、覚悟して待つものだろうと思っていましたら、そこはもう全くの誤算で、毎日毎日営業の日々です。電話とパソコン、手紙、FAXです。リターン商品のことばかり考えていましたが、リターン商品を作っている暇がないのです。ミニミニミニ選挙戦です。正直まさかの展開でした。
私はHPは、かろうじてリニューアルしましたが、眼がよく見えないので、亭主とwebデザイナーにまかせっぱなしで、新しいHPがどんな画面になっているかもわかりません。自分のクラファンサイトも見たことはありません。当然snsは全くできません。その割にクラファンに手を出すという愚行を決行しています。親しい人にはSNSに載せて下さいとお願いしている次第です。
正直に書くとこのクラファンの目標金額は252万ですが、これはただの印刷代にサイトの手数料が盛り込まれた金額で私のお財布には入りません。更にいうとクラファン商品を作る経費、本のデザイン代、郵送代など既に200万かかっていますので、最低500万集まらないと赤字です。始めから500万を設定金額にしてもクラファンで集まった金額が252万円に達しなかった場合は、全て流れてしまい私には大きな借金のみが残るだけですので、上毛新聞社に支払う金額のみを目標金額としました。私にとっては大博打です。
それでもこの本は作りたかったのです。今まで作家を続けてきた経験則としていいものを作れば時間はかかっても必ず導かれることがわかっていますから何とかアイデアさえ浮かべば、突破できると信じています。
そこでまず、この本つくりに関わった社寺などの関係者の方々に応援をお願いしました。。次に母校の高崎女子高校の校長先生と同窓会長に手紙を出してご協力を仰ぎました。下仁田役場の町長にもご挨拶にいきました。県内の美術館にも書籍販売のご協力を仰ぎました。NHK前橋支局にも宣伝に行きました。高崎商科大学特任教授の熊倉浩靖先生に書評をお願いしました。さあ、これから後半どう戦うかです。
ここにきて彫刻界大勧進職に「リターン商品はおかた茶屋の食事券かお土産ものにすれば楽だったんじゃないか。」と指摘されました。更に「ここいらでもう少しイベントなりしないと数字は上がらないよ。」とも御指南を頂きました。そうなんだよね＾！私はまだまだ頭が固い、大勧進職の言う通りです。ちなみにおかた茶屋は私の実家の飲食店です。この何気ない言葉は非常に重いと感じます。
おかた茶屋の商品券をリターン商品にするということは、リターン商品を作る手間がなくなるだけでなく、コロナ禍の営業の応援、美術に興味がない人も参加できるというすそ野の広いクラファンになることを秘めていました。第一もうすぐ下仁田葱の季節です。しまった、、しまった！！！私は大馬鹿でした。慌てて、クラファン担当者に追加のリターン商品をお願いしましたが、それは無理でした。そういえば最初にリターン商品の変更、追加はだめですと、きっちり約束していましたね。思い出しました。
そこで無い知恵を絞りまして、上毛新聞のハレブタイサイトに全く迷惑をかけず、このブログを読んだ方にだけの投げ銭企画を考えました。といっても初めてこのHPにたどり着き、このブログまで読み込む可能性は極めて低い、あなたと私が縁あってつながる特別企画です。全くの責任は取りません。あくまで投げ銭とお考え下さい。
ねぎは下仁田―おじいの本人が作っています。念のため、コメント欄におかた茶屋商品券望むとか下仁田葱と書いて下さるとありがたいです。なぜならリターン商品は姉ちゃんがやってくれているので、おかた茶屋を仕切っている姉ちゃんとしては、責任を持って対応すると思います。誰かこの商品買ってくださらないでしょうか、ちょっと楽しみです。繰り返しますがこのハレブタイサイトは一切責任はありません。購入ではなくあくまで私への投げ銭です。今まで数人投げ銭をして下さった方が現実にいますが、その方のお気持ちはそのまま素直に頂いたままにします。ご協力感謝です。後はイベントをどうするか、、もう少し頭をひねります。
しみじみ思ったことは、人に応援していただくありがたさです。人生後半社会貢献に励みたいと思います。皆さん引き続きよろしくお願いします。
