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【不完全燃焼の連載『祈りのかたち』を書籍化】視覚障がい者にも読める本「LOW VISION BOOK」を広めたい

応援メッセージ①

 三輪途道さんがこの度「祈りのかたち」という書籍を発刊するとお聞きしました。

 私が三輪さんを知ったのは平成20年9月30日上毛新聞社発行の「上州風」に掲載された4ページに亘る「榛名神社随神像」についてのエッセーでした。

 そこには随神像に対する芸術家としての見解はもとより、文化財の保存についての熱い思いが込められておりました。榛名神社の6棟の社殿は平成17年12月に国指定重要文化財となりましたが、三輪さんがご指摘のとおり早急に保存修理に入る必要がある建物でした。平成26年より6棟の現状と保存修理のための調査が行われ、平成29年より国祖社・額殿の保存修理工事が始まり、今年中に完成予定です。 そして双龍門、本殿、神楽殿と4棟の建物が順次令和7年12月までに完成いたします。

 残念ながら随神門の保存修理はその後となります。指定文化財でない随神像の修理はこれ以上傷む前に修理しようという事になり、本年10月12日より門から搬出され、修理を行い令和5年3月下旬に帰社することになりました。

 三輪さんの随神像に対する思いが修理を行うべきとの機運を醸成させた事は間違いありません。

 この度の書籍が視力の弱い人にも読めるよう工夫された本であると聞き、そうした方々にも県内の文化財に触れる一助となることをご期待申し上げます。

令和3年9月20日   榛名神社 宮司 佐藤眞一

○榛名神社公式サイト | 榛名神社へようこそ
http://www.haruna.or.jp/

2021/09/22 09:16